- 支援総額
- 2,905,000円
- 目標金額
- 2,500,000円
- 支援者数
- 231人
- 残り日数
- 終了しました
このプロジェクトは
2017年6月30日(金)23:00 に成立しました。
プロジェクト概要
みなさんからの多くの応援・ご支援を頂き、無事250万円という目標を達成することができました。これで、もうひとつのW杯出場を目指し、アジア予選に出場することができます。本当にありがとうございます。
突然アジア予選が行われることが決まり、参加が危ぶまれるという衝撃を受けてから約7か月。現在は多くの方の応援で、そのハードルを越えられたことに、改めていい意味での衝撃を受けています。選手、スタッフ、関係者一同、今回応援いただいた皆さんには感謝をしてもしきれません。
残りの掲載期間が5日間残っているため、新たに350万円という次の目標を掲げさせていただきたいと考えております。今回ご支援いただいた250万円という資金で、選手の負担を大きく軽減することができました。しかし、次の目標である350万円まで集まれば、1人あたりの負担額を10万円以下にすることができます。正直に言えば、できる限り 0 に近づけたいという思いはあります!
これだけのご支援をいただきながら、重ねてのお願いで恐縮ではございますが、より良いカタチで選手と一緒に大会にのぞみ、もうひとつのW杯への出場、そして、世界一へ!と最高の結果で恩返しできればと考えております。どうか、6月30日22時59分の最後の瞬間まで、応援よろしくお願いします。
(2017/6/26_追記)
2018年スウェーデンで開催される”もうひとつのW杯”。5,000人の知的障がい者の夢を背負い、頂点を目指してアジア予選に出場したい。
みなさん、はじめまして。私は日本知的障がい者サッカー連盟(通称:JFFID)の斎藤紘一と申します。私たちは全国にいる知的障がいを持つ子どもや青年がサッカーを通じて夢や目標を持ち、より楽しい日常を送ることができるような普及活動や技術向上のための強化活動を行っています。
来年2018年には、”もうひとつのW杯”と呼ばれる知的障がい者サッカーの世界一を決める大会が開催されます。その大会で世界一を目指すべく私たちは練習を重ねてきたのですが、今大会から「アジア予選」が行われることになり、その遠征費が足りないという状況に追い込まれています。
本大会への遠征費はあらかじめ準備を進めているものの、急きょ決まったアジア予選の遠征費までをまかなうことはとても困難。前回大会4位という成績を超え、世界の頂点を目指すべく頑張ってきた選手には過酷すぎる現実です。
世界の頂点を目指すための、挑戦の切符を得るべく、アジア予選にでる機会を選手たちに与えてくれないでしょうか。一緒に世界一への道を歩んでいただけないでしょうか。
(写真:JFFID)
知的障がい者サッカーはFIFAと同じルールで世界と戦う!
知的障がいサッカーとは、知的障がい(知能指数_IQが70ないし75未満)を持った方がプレーするサッカーで、基本的なルールはFIFAのサッカールールと同じ。国際大会は45分ハーフで行われます。そして、今回私たちが目指している”もうひとつのW杯”とは、国際知的障がい者スポーツ連盟(INAS)が主催する世界一を決める大会で、94年にオランダで初めて開催され、02年からはFIFAワールドカップの直後に、同じ国で開催されます。
基本的なルールをFIFAのサッカーと合わせているのは、知的障がいを持たれている方々は、運動能力が劣るということはないからです。そのプレーを初めて見た方はきっと驚かれるでしょう。それほどの能力を持っているにもかかわらず、周囲からの反応や、サッカーをする環境、プレーするために必要なお金といった面から、苦労しながらどうにかサッカーを続けている人が5,000人もいるのが知的障がいサッカーなのです。
※2018年のFIFAワールドカップ開催国はロシアですが、「もうひとつのワールドカップ」はロシアの都合もあり、スウェーデンでの開催となります。
▶2014年ブラジル大会のドキュメンタリー映像もぜひご覧ください !
サッカーがしたいだけなのに。障がいに対する周囲の反応に耐えられず、大好きなサッカーを一度は諦めました。
知的障がい者にとって、サッカーを続けることは簡単なことではありません。
辛い練習は苦にならない、でも「障がい者は消えろ」という心ない言葉に傷つき大好きなサッカーを辞めかけた選手。
ずっと練習を見ていてくれた指導者が急に転勤となり、障がい者を指導する後継者がいないためサッカーが続けられなくなった選手。
さまざまな事情や過去を抱えながらも、なんとかサッカーを続け、身体も心も強く厳しい練習に耐えてきた選手が集まっているのが、日本代表の約20名選手たち。最終選出に向けて、今日もトレーニングに励んでいます。
3大会連続で出場してきた”もうひとつのW杯”。2014年にブラジル大会では、ついに4位という成績をおさめました。2018年スウェーデンで行われるのが、彼らの雪辱の場であり、夢を叶える場なのです。

(写真:JFFID)
全国5,000人の知的障がいを持つサッカー選手の夢。”もうひとつのW杯”を目指して!
日本全国には5,000人を超える知的障がいのサッカー選手がいます。この数字は、視覚障害や聴覚障害、電動車椅子など知的障害を除く障がい者サッカー6競技の合計選手数よりも多い数字です。他の障がい者スポーツと比べても圧倒的に多いだけでなく、連盟組織が立ち上がっていない県もあり、活動の拡大とともにその数も増えていくでしょう。
しかし、まだ認知度は低く、競技環境には恵まれていません。学校では、健常者と一緒にサッカーをするのが難しいうえ、全ての特別支援学校にサッカー部があるわけではありません。社会人になっても活動拠点が限られており、サッカーをしたくても、できない人が多くいるのが現状です。
活動の場があったとしても、練習・遠征・合宿などは、選手一人で参加できるとは限りません。活動面、生活面のサポートが必要になるため、人の数やかかるお金も健常者がスポーツをやるのに比べて、多くの方が必要になってくるのです。

(写真:JFFID)
突然点灯した”もうひとつのW杯”への黄色信号。チャレンジすら許されないのか。
2016年11月。突然の決定に大きな戸惑いを隠せませんでした。それは、”もうひとつのW杯”へ出場するためには、アジア予選へ出場し、勝ち抜かなければならなくなったという連絡です。
もちろん、頂点を目指し頑張ってきた選手の力を合わせれば「勝ち抜くこと」は難しくないでしょう。それよりも、タイで行われることになったアジア選手権への遠征費をどうするのか、という問題の方が重くのしかかっています。
日本代表の遠征費は、これまでも苦労の連続でした。数年かけて多くの方からご支援をいただいたり、国の助成金を得たり、選手自身が自己負担したりと。しかし、今回の決定はあまりに急で、資金の準備が全然できません。ナショナルチームでありながら、ほぼ自費の参加。選手によっては自己資金が足りず、参加すらできないこともあるかもしれません。
頂点へ挑戦すらできないかも知れない。しかも急な決定による資金的な理由によって。そんな悲しいことだけは避けたい。どうか皆さん、背中を押してあげていただけないでしょうか。

(写真:JFFID)
頂点を目指し戦い続ける選手を紹介します。
2018年”もうひとつのW杯”はスウェーデンで開催されます(FIFAワールドカップはロシアですが、今回は国の事情で同国開催ではありません)。世界の頂点を目指すチームのコンセプトは「攻守の主体性とバランスを重視した【全員攻撃・全員守備】の90分間ハードワークサッカー」です。
3大会連続出場の後、昨年遂に4位という結果をひっさげて、5,000人の代表として頂点を目指す選手の世界で戦い、世界を目指し続ける選手の声を紹介させていただきます。日本代表経験者が語る日本代表とは?
名前:徳村雄登 出身:京都府 ポジション:FW(2014年時)

~日本代表に選ばれて~
ぼくは、代表に選ばれたのが今年の2月でした。とつぜん選ばれてとまどいもあり、そのときサッカーをあまりしていなくてほんとにやっていけるのかが不安でした。でも選ばれたからにはやるしかないと思い、じもとへかえって練習をしました。京都のコーチから代表があると言う事を始めてきいたときめざしたり、なりたいと思い、それを目標にがんばりました。そして代表になったときはとてもうれしかったです。親たちもお金のじじょうもある中応援してくれたのでよかったし、そのためにもがんばりたいと思いました。
~代表合宿に参加して~
ぼくは、始めて代表の合宿に参加したのが5月の合宿からでした、始めてあった人ばっかりでコミュニケーションがとれるかが心配でした。でもみんな話しかけてくれてすぐに友達になれたのでよかったです。そして練習に入るといままでニコニコしてた人達の顔が変わりすごいと思いました。ぼくが思っていたかんじとちがってすごいと思いました。周りがしんけんにサッカーしてるのを見ていると自然に自分もしんけんになってました。東京や栃木県さくら市での合宿、そしてすばらしいグランドでできた事はとても感謝しています。代表メンバーとの実力もだんだんはなれていきあせってました。ついていくのが必しでした。きびしいトレーニングもありましたが世界大会のためにとがんばってきました。代表の合宿は楽しくきびしくトレーニングができたのでとても力になってよかったです。
~世界大会に参加して~
ぼくは、始めての世界大会に参加して楽しみでもあり不安もありました。ブラジルに着いた時はやっと来たなってゆう気持でした。ぼくはずっと世界大会の初戦に出る事を目標にやってきたのですが、やはりそんなにあまくはなくベンチスタートでした。でも自分のでばんが来る事をしんじていました。ついにあのピッチに立てると思った時はすごくうれしかったです。そのあとのポーランド戦ドイツ戦にも出場できた事はほんとにうれしかったです。外国人と対戦すると自分の実力やまだまだ足りない事がわかりました。できた事はまず得点をとれた事です。できなかった事は大事な試合で得点がとれなかった事です。そこが自分のかだいでまだまだだと思いました。
~これからの目標~
ぼくは、これからの目標として4年後のロシア大会も目指したいと思います。そのためには京都での毎日の練習を大切にしてもっともっとサッカーを好きになってもっと上手になりたいです。そのためには自分のかだいである体力面やフィジカル面をしっかりときたえ外国人にまけないようにしたいです。
※原文です
合宿の宿舎では悪戦苦闘しながら仕上げていきます。(写真:内田和稔/JFFID)
障がいがあっても夢を叶えることができる!と知的障がいを持つ人々に伝えたい!
2020年に東京パラリンピックの開催が決まりましたが、知的障がい者サッカーはパラリンピック競技でないため、一般の知名度はあまり高くありません。5,000人もの競技人口がいるにもかかわらずです。だからこそ、世界一という結果をもって多くの人に知的障がい者サッカーを知ってほしいと思っています。
そして何よりも、知的障がい者サッカーをやる人、知的障がい者以外にも、障がいがあっても世界を目指せることを知ってほしいと思っています。私たちが結果を残すことで証明することができる。夢や目標を持つことがどんなにすばらしいことかを伝えたい。
そのための一歩。アジア予選を突破して”もうひとつのW杯”の切符をつかみ、世界を目指すチャンスをください。どうか皆さん、私たちの戦いを応援していただけないでしょうか?
◇◆◇ご支援金の使用用途◇◆◇
みなさんから寄せられたご支援は、選手たちのアジア予選(タイ)への渡航費、ならびに現地での滞在費の一部に充てさせていただきます。
団体競技のため、どんなに絞り込んでも約20名の選手・スタッフが必要になり、遠征には1,000万円を超える費用がかかります。国からの補助金やスポンサー様から多額のご支援をいただいた2014年のブラジル大会ですら、選手は30万円の自己負担がかかりました。選手は高校生もいますし、一般的な給与からみたら驚くような金額で働いている社会人選手もいるのです。そこに追加で発生したアジア予選の遠征費。重なる選手の自己負担金を少しでも減らせるよう、参加できなくなってしまう選手がでてこないよう、どうか皆さんご協力お願いします。
※プロジェクトやリターンについての問い合わせ先
特定非営利活動法人 日本知的障害者サッカー連盟
事務局 斎藤紘一
メール:saito@jffid.com
お気軽にお問い合わせください。