暮らしやすい社会を願って

　絵本、鋭意制作中です。

　裏表紙にも情報を入れたいと思い、主人公の住んでいるお部屋の間取り図と最寄駅からの時間数、それに家賃まで入れた不動産情報を入れることにしました。

　ところで、知的障害のある人のじぶん暮らし、不動産探しは、なかなか大変です。

　それでも、実は世の中はほんの少しずつ寛容になってきているような気もしているのです。

　20年前は、「障がいがある」「収入がない」ことで貸してもらえないことが当たり前だったそうです。

　娘が賃貸を探し始めた7年前も、はっきり断られないまでも、まだ不動産屋さんの中には「障がいがある」＝火事など危ないことが起きそうという認識で貸してもらいにくかったという感触がありました。うちは理解ある友人の不動産屋さんにお願いして貸してもらえるマンションに出会いましたが。

　そして、それから3年。引っ越すことになったら、地元の不動産屋さんに「障がいがあってもなくても本人の収入が家賃より高ければ本人の契約でOKです」とはっきり言われました。残念ながら収入が届かなかったので、結局親の名前で借りましたが、少しずつ社会は変わってきているんだな〜と感じました。

　少しずつ、少しずつ！いつか誰もが暮らしやすい地域が実現しますように！