祖国の医療を支えるために。在日ミャンマー人医学生へ奨学金支援を。

祖国の医療を支えるために。在日ミャンマー人医学生へ奨学金支援を。

支援総額

2,152,000

目標金額 2,000,000円

支援者
106人
募集終了日
2021年6月30日

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2021年06月23日 10:56

【残り7日】ミャンマーの今:医療事情

いつも応援ありがとうございます、国際医療連携機構です。

クラウドファンディングの挑戦も残り7日となりました。現状96%まで達成し、80名の方々よりご支援いただいております。本当に応援ありがとうございます!

私たちのクラウドファンディングの目的には新たにご支援くださる賛同者の方を100名集めたいということもあります。

組織としてSNSなどに疎く取り組みの拡散が進んでおりません。どうかこの取り組みをSNSなどを通じ広く拡散いただければ本当に助けになります。

重ねてよろしくお願い申し上げます。

 

 

今日はミャンマーの現在の医療事情について、現地からいただいた情報からお伝えしていきます。

 

*****

 

人口の大半がミャンマーの農村部に住んでいるため、プライマリーヘルスケアカバレッジは、医療システムの主要な基盤として機能しています。

1962年以来独裁政権に苦しんできた発展途上国としては、インフラ、そしてシステムの損害は根深いのです。2011年、軍は権力を放棄し、国は半民主主義体制へ移行しましたが、農村部に住む人々は長いトンネルの終わりに一瞬の光を垣間見ただけでした。


なぜなら40年に及ぶ腐敗した軍事政権は国の医療システムを機能不全に陥らせてきたからです。半民主主義時代になっても独裁政権時代の混乱を整理し、立て直すことに国は苦労してきました。医療制度の活性化、教育の刷新とインフラの更新もその一部でした。

 

苦労して咲くはずだった蕾は2021年2月に起きた軍事クーデターによってすべて摘まれてしまいました。軍事クーデター後、農村部の医療提供者は医者、看護師、検査技師、医療技術者、助産師、薬剤師から施設管理者までがCDMを行うことで独裁政権に反対の意思を表しています。

 

さらに、軍事政権はクーデター以来、武装民族グループと複数の紛争に直面しています。
軍と武装民族グループとの闘いは少数民族の地域の多くで国内に避難民を生み出しています。避難民の多くは早急な医療と生き残るための様々なサポートを必要としています。いくつかの慈善団体や国際非営利団体(NGO)が人道的支援をおこなっていますが、軍事政権は人道的支援に関わっているグループや人々を取り締まるために違法な逮捕を行い、残忍に痛めつけ、拷問して射殺を行っています。その結果、患者搬送や輸血者の確保などの医療サプライチェーンの混乱を引き起こしています。また国内においてのNGO医療従事者ができる仕事の範囲は大幅に制限されています。

 

上記の混乱すべてにより元々負荷のかかっていたミャンマーの医療はより不自由になりました。現在、国営の第2次、第3次病院のキャパシティーはすでに限界をこえています。


人々の健康を支える能力を持ち合わせているかどうかを考えるととても不安が残ります。

 

国営第3次病院の多くはCDMに参加しているスタッフがいるために手術要員が足りず手術を行うことができません。しかしながらヤンゴン総合病院(YGH)<国内最大の第3次病院>では救急の窓口は開設しています。医師や医療関係者にとって患者を見過ごすことは大きな葛藤があります。そのため病院は少ないスタッフでなんとか運営を続けるためにベッド数を減らし、複数の病棟を一つのユニットにしています。国内2番目に大きい第3次病院のマンダレー総合病院(MGH)でも同じことが起きています。

 

国営病院の費用は安価で医療の質は高く多くのミャンマー人の健康を担ってきました。現在は軍に監視され占拠されている状況です。

CDM活動を行う医療従事者は公共や慈善団体が運営するクリニックを通して医療を無償提供しようとしています。
しかし、軍は慈善団体や地域で運営されているクリニックを破壊して規制しています。


現在、患者のケアに当たろうとしている医師、看護師は自分の生命と安全の危機に陥っています。CDM活動をするにあたり、そのほとんどは家族から離され、家をなくし、軍の厳罰から逃れるために隠れています。

 

軍事クーデターに対し、芽生え始めたばかりの民主主義を守るためこぶしを振り上げた行為は正しいことと信じています。しかしながらその行為によって行動を制限されることになり多くの医療従事者は深い葛藤を抱えています。

 

現在の混乱に加えて、もう一つの差し迫った懸念事項はCOVID-19です。
軍事クーデター以前にNLD党(民主派政権)は政府を率いて医療従事者を含めた重要な人々に対して優先順位をつけてワクチン接種を計画していました。
政府は2021年4月から5月に、人口の40%に対してワクチン接種を行う予定でした。


ミャンマーにおいては比較的早くワクチン接種について協議がなされ2021年1月にはワクチン(インド経由)も確保できていました。
第1グループは1回目のワクチン接種を終えていました。2回目の接種を行う前に、クーデターとなったためワクチン接種活動は流れました。

 

NLD政府によりインドから輸入されたワクチンは没収され、最優先でワクチン接種を受けられるようになったのは軍人とその家族でした。

2021年2月1日以降COVID-19の感染を確かめる検査は1件も行われていません。

 

ミャンマーの国立病院で診察を待つ患者さんの光景

今はこのような光景も見られません

 

残り期間も僅かになりましたが、最後まで達成に向けて頑張っていきます。

引き続き応援をよろしくお願いいたします。

リターン

3,000


alt

3千円ご支援

・感謝のメール

申込数
54
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


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1万円ご支援

・感謝のメール
・活動報告書

申込数
36
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

3,000


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3千円ご支援

・感謝のメール

申込数
54
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


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1万円ご支援

・感謝のメール
・活動報告書

申込数
36
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月
1 ~ 1/ 8

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