国内初!"今"起きる可能性のある副作用チェックシステムを構築

国内初!"今"起きる可能性のある副作用チェックシステムを構築

支援総額

3,175,000

目標金額 2,500,000円

支援者
165人
募集終了日
2019年12月20日

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プロジェクト本文

 

私たちが開発を進めている、副作用チェック業務システム「コロコロプロジェクト」。

 

添付文書だけでは見えてこない、注意すべき副作用の初期症状や症状の出るタイミング、飲み合わせなどを薬剤師が瞬時にデータベースに照らし合わせ、患者さんに対してスムーズに提案ができるシステムです。

 

現在試作段階ですが、完成させるためにはもっと多くの副作用データの蓄積と開発環境が必要です。

 

試作段階の参考画面

 

その開発費用と副作用データを集めるために、このクラウドファンディングに挑戦させていただきます。

 

薬剤師のみなさんのご協力なしにはこのシステムは完成できません。副作用のデータを集めを一緒に担っていただき、副作用を事前に予測することのできる未来をつくっていきたいのです。

 

どうかお力をお貸しいただけないでしょうか。

 

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NPOメンバー

 

 

「患者さんを副作用から守ろう!」が合言葉。

所属や業態の枠を超えて集まりました。

 

ページをご覧いただきありがとうございます。NPO法人どんぐり未来塾、佐藤ユリと申します。

 

NPO法人どんぐり未来塾は「患者さんを副作用から守ろう!」を合言葉に、宮城県仙台市で薬剤師が中心となり、副作用機序別分類や薬物動態を副作用チェックに使えるよう広める活動をしています。

 

2011年に発足し、現在22名の薬剤師が中心となって、地元東北に留まらず全国で薬物動態・副作用機序別分類について、勉強会や研修会を実施しています。

 

薬剤師を対象とした研修だけでなく、一般向け市民講座も開催しています。

 

 

真摯に患者さんと向き合う薬剤師。

彼らが効率的に副作用をチェックできるシステムを。

 

患者さんを副作用から守ることは、薬剤師の重要な役割の一つです。

 

安心して薬を服用してもらうためには、患者さんのわずかな変化や違和感を見逃さず、患者さん個々に起きる副作用を予測し、副作用をモニタリング、副作用発現や重症化を予防するために医師への処方提案が必要になります。

 

そのためには、患者さんに今起きている症状を冷静に判断することが必要になりますが、その症状が薬によるものなのかを判断するのは非常に困難です。

 

また、患者さんに対して、注意すべき副作用の初期症状を、何をどの程度伝えるのかのジャッジを瞬時に行うにも技術と経験が必要です。

 

ただでさえ忙しい業務の中、個々の薬剤師が学んだ副作用の分類を患者さんを目の前に実践するのは容易ではありません。

 

現在、どんなタイミングで・どんな症状が起きうるかを調べる手段は、薬に付随する添付文書しかありません。

 

しかし、それでは情報が足りないと感じる薬剤師の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

日々の業務で行う副作用チェックを、より体系的・効率的に行えないか。

収集した副作用情報を蓄積し、薬剤師業務に利用できないか。

薬剤師の手助けをしたい。

 

そう考えて私たちが現在作っているのが、副作用チェック業務システム「コロコロプロジェクト」(通称コロプロ:collect origin record of patient real condition)です。

 

このシステムは、あらかじめ機序別分類されている医薬品の副作用情報を網羅したデータベースに、患者さんに今起こっている症状を重ね合わせ、「薬を飲み始めてからどんなタイミングでどんな症状が出やすいか」「一緒に飲んでいる薬が多い人は、どの薬とどの薬を一緒に飲んでいると症状が出やすいか」など、患者さんに対してスムーズに提案ができるシステムです。

 

現在試作段階ですが、11薬局において859名分のデータの登録に至っています。

 

 

副作用チェック業務システム、「コロプロ」とは。

 

コロプロの流れを、少しご説明いたします。

 

ステップ1  ▶︎ チェックシートの記入

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずチェックシートを使って患者さんからの副作用情報の収集を行います。副作用の有無を聞き取るための症状チェックシートを使用し、来局時に書き込んでもらうことで、症状の聞き取りをスムーズに行うことができます。

 

<患者さん向けチェックチート>

チェックシートはイラスト入りで症状の表現も分かりやすくなっており、気になる症状を〇で囲みます。

 

<薬剤師用チェックシート>

 

 

ステップ2  ▶︎ 薬剤師による詳細のヒアリング

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その後、薬剤師が詳細情報を聞き取り、別紙の症状別のシートに記載します。その情報をデータとして入力し、データベースに蓄積していきます。薬剤師が直接、患者さんに口頭で聞き取ると薬剤師のバイアスがかかりやすくなります。

 

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例えば糖尿病の患者さんに対し、「低血糖が起きていないか」といった一般的な副作用情報に繋げてしまいがちですが、患者さんが今感じている症状をそのまま伝えてもらうことで、軽視しがちな症状や副作用がより明らかになります。

 

実際、口頭での聞き取りでは、症状の変化について特になしの回答が多いが、患者さんによる記述式にすると400人中172人が何らかの症状があると回答しています。

 

通常、薬剤師から「何かお変わりはありませんか?」と聞いても、ほとんどの患者さんは「変わりはありません。」と答える方が圧倒的に多いですが、チェックシートを用いることで、患者さん自身が症状を振り返るようなきっかけになり、副作用の疑いを見逃さずに済んでいるのです。

 

現在はNPO会員の11薬局において、859名分のデータが収集されていますが、実際に、うち327名から何らかの症状の訴えがありました。

 

 

ステップ3  ▶︎データ出力、患者さんに注意喚起

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

データ入力で蓄積した症状発現件数と、副作用機序別分類データベースを活用した結果を出力すると、服用薬、服用期間、症状から、副作用の可能性を推測することができます。

 

 

 

実際にこのシステムを導入する薬局ではこんなことがありました。

 

整形外科から鎮痛薬が3種類、内科から胃腸薬と肝機能の薬が処方されている患者さんに症状チェックシートに記入してもらったところ、体のほてりと頭痛に◯がつけられていました。

 

話を聞くと最近、血圧も上がってきているとのこと。

 

データベースに、ほてり・頭痛を入力してみると、鎮痛剤の作用機序で血圧上昇が起こる可能性がわかり、患者さんにお話をした上で、医師にも症状と薬剤の作用機序を報告したところ、次回の処方でロキソプロフェンを減量することにつながったというような声も出ております。

 

また、糖尿病の患者さんには低血糖については必ず確認していますが、意外と訴えが多かったのは、薬の薬理作用からくる便秘や胃腸障害の症状でした。

A薬局 薬剤師

 

 

今の課題は、症状データの収集。

より精度の高いシステムを使っていただくために。

 

このシステムを薬剤師がさらに使いやすく、そして意義のあるものにしていくためには、データベースの充実を図ることが課題です。

 

症状データの蓄積によって、個々の患者さんの状況を分析しながら、起きる可能性のある副作用予測だけでなく、充実した副作用情報の提供を行うことができます。

 

現在、コロプロのデータはどんぐり未来塾のメンバーや関係者が持ち寄って作られたものが中心で、病床件数としては800件程度とまだ十分ではありません。

 

有益なシステムとするためには相当量のデータが必要ですが、会員のみでは集めるデータ量に限界があるのが正直なところです。

 

そこで、このクラウドファンディングに挑戦し、現場で働く薬剤師をはじめコロプロを多くの方に知っていただき、皆さんと一緒にコロプロを育てていきたいと考えています。

 

そして増えたデータを管理する上で欠かせないのは、その量に耐えうるサーバーです。また、現在の簡易的なサイトを改良し、薬剤師が楽にデータを登録・出力できる状況に作り上げる必要性もあります。

 

このような変更を施すことで、多くの薬剤師が簡単に症状データを登録しやくすなり、多くの情報が蓄えられるようになり、より信頼性のある情報を皆さんに発信できるようになるのです。

 

 

副作用の予測ができる未来。

それに向かって私たちは走りづつけます。

 

私たちは、今後より多くの薬局にデータの登録を働きかけ、患者さんの副作用チェックに活かせるようデータベースの充実を進めていきたいと考えています。

 

目標は、2021年5月に登録薬局1000店舗、40,000件のデータ登録。そして入力したデータをPMDAへの副作用情報報告に繋げたり、処方医への服薬情報提供に活用できるシステム作成なども検討しています。

 

このクラウドファンディングが成功し、充実したコロプロのシステムを皆さんにリリースできれば、夢の「副作用の予測」もそう遠くはないかもしれません。

 

ある薬が、どの性別の・どの年齢の人が・どんな期間・どんな薬と一緒に服用しているかで、起きる副作用が違ってくるはずです。

 

それら全ての状況を集約したシステムをつくりあげることができれば、その示されたデータがどのような理由で起きているのか、起きた場合にどのような対応をするべきかを示すことで、日々薬と関わる薬剤師は先回りして動くことができますし、結果的に患者さんを副作用から守ることに繋がるのです。

 

このコロプラはまだ試作段階です。どうか私たちと一緒に完成させてください。

そして、一緒に副作用を無くすための一歩を歩んでいただけないでしょうか。

 

皆さんのお力なしでは成功しません。どうぞご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

 

応援をどうぞよろしくお願いします!

 

 

NPO法人どんぐり未来塾 メンバーのご紹介

 

●佐藤 ユリ(NPO法人どんぐり未来塾 代表理事)

特定非営利活動法人どんぐり未来塾代表理事。2011年に未来塾の仲間と出会い、2014年に法人化。一番のモットーは「楽しむこと!」

 

コロプロは薬剤師がみんなで協力して、作って行くプロジェクトです。薬剤師がデータを報告しあい、蓄積し、将来、副作用の予測に活用していくものになります。一人でも多くの方のご協力が必要です。どうぞ、よろしくお願いします。

 

●笠原靖幸(NPO法人どんぐり未来塾 理事)

特定非営利活動法人どんぐり未来塾理事。データベース担当。株式会社コスモス薬局薬剤師。

 

クラウドファンディングで資金を調達することで、このコロプロが完成し、沢山登録してもらえれば、これまでに見つけることのできなかったデータが発見できるかもしれません。ぜひ、一緒に患者さんの症状データを集めで、これまでにない副作用予測システムの完成にご協力をお願い致します。

 

●太田貴之(NPO法人どんぐり未来塾 理事/データベース担当)

みどり調剤薬局管理薬剤師。福島県郡山市在住。震災後、仲間の大切さを実感し、どんぐり未来塾の門を叩く。

 

コロプロの活動が、患者さんが今まで気づかなかったような小さな体調変化に気付くきっかけになります。天気予報と似た考え方ですが、様々なデータが集まることにより、年齢・性別・地域性・服用薬剤の組み合わせ等から、今後起こりうる副作用を事前に予測することも可能です。コロプロが完成すれば、患者さんに起こりうる副作用を未然に防ぐことも夢ではありません。

 

※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、こちらの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

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プロフィール

私たちは、「患者さんを副作用から守ろう!」を合言葉に、薬剤師や市民のみなさんへ副作用についての研修会の開催、また副作用のデータベース作成などを行っております。私達どんぐり未来塾のメンバーのほとんどが現役の薬局薬剤師です。自分たちが薬局でどのように副作用確認をしているか、また副作用が起きた症例などを共有、ディスカッションしながら、広める活動をしております。 重篤な副作用の防止だけではなく、薬の影響による便秘やめまいなどで患者さんのQOLが低下しないよう、薬剤師が来局時だけではなく、服薬中もフォローする必要があります。そのフォローに活用できるのが、副作用機序別分類と薬物動態学です。そして、これらを活用していくためには、理論の理解は必要ですが、データベースも必要になってきます。目の前の患者さんに、今、起きる可能性の高い副作用は何かを予測できるようなデータベース完成を目指して頑張っております。

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リターン

10,000


【おすすめ!】<薬剤師向け】>一緒にサイトを制作+研修会参加

【おすすめ!】<薬剤師向け】>一緒にサイトを制作+研修会参加

▶︎どんぐり未来塾制作、「薬物動態マスター術」の本
▶︎NPOのHPにサポーターとしてお名前を掲載(任意)
▶︎完成したサイトにお名前掲載(任意)
▶︎副作用機序別分類の研修会へご招待(1名様)

※研修会は2020年6月都内を予定しております。クラウドファンディング終了後、詳細が決定しましたらご案内いたします。

支援者
76人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

3,000


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ほんのお気持ち

▶︎お礼のメール

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

5,000


<一般の方向け>オリジナルお薬手帳

<一般の方向け>オリジナルお薬手帳

▶︎オリジナルお薬手帳(1冊)
▶︎副作用のパンフレット
▶︎完成したサイトにお名前掲載(任意)

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

10,000


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<リターン不要の方向け>どんぐり未来塾を応援!副作用を予測する未来に向けて

▶︎お礼のメール

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇処置対象ではありません。

支援者
39人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

30,000


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<リターン不要の方向け>どんぐり未来塾を応援!副作用を予測する未来に向けて

▶︎お礼のメール

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇処置対象ではありません。

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

30,000


<薬局経営者様向け>オリジナルお薬手帳50冊+研修会ご招待

<薬局経営者様向け>オリジナルお薬手帳50冊+研修会ご招待

▶︎オリジナルお薬手帳(50冊)
▶︎NPOのHPにサポーターとしてお名前を掲載(任意)
▶︎完成したサイトにお名前掲載(任意)
▶︎副作用機序別分類の研修会へご招待(3名分)

※研修会は2020年6月都内を予定しております。クラウドファンディング終了後、詳細が決定しましたらご案内いたします。

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

50,000


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<リターン不要の方向け>どんぐり未来塾を応援!副作用を予測する未来に向けて

▶︎お礼のメール

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇処置対象ではありません。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

50,000


<薬局経営者様向け>オリジナルお薬手帳100冊+研修会ご招待

<薬局経営者様向け>オリジナルお薬手帳100冊+研修会ご招待

▶︎オリジナルお薬手帳(100冊)
▶︎NPOのHPにサポーターとして法人名を掲載(任意)
▶︎完成したサイトに法人名を掲載(任意)
▶︎副作用機序別分類の研修会へご招待 (5名様)

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

100,000


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<リターン不要の方向け>どんぐり未来塾を応援!副作用を予測する未来に向けて

▶︎お礼のメール

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇処置対象ではありません。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

100,000


<法人向け>副作用機序別分類の研修会開催

<法人向け>副作用機序別分類の研修会開催

▶︎NPOのHPにサポーターとしてお名前を掲載(任意)
▶︎完成したサイトにお名前掲載(任意)
▶︎副作用機序別分類の研修会開催(30名規模想定)

※研修会の場所・日程はご都合に合わせ設定可能です。クラウドファンディング終了後、ご調整になります。
※会場費、現地までの交通費は別途ご負担いただきます。

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

プロフィール

私たちは、「患者さんを副作用から守ろう!」を合言葉に、薬剤師や市民のみなさんへ副作用についての研修会の開催、また副作用のデータベース作成などを行っております。私達どんぐり未来塾のメンバーのほとんどが現役の薬局薬剤師です。自分たちが薬局でどのように副作用確認をしているか、また副作用が起きた症例などを共有、ディスカッションしながら、広める活動をしております。 重篤な副作用の防止だけではなく、薬の影響による便秘やめまいなどで患者さんのQOLが低下しないよう、薬剤師が来局時だけではなく、服薬中もフォローする必要があります。そのフォローに活用できるのが、副作用機序別分類と薬物動態学です。そして、これらを活用していくためには、理論の理解は必要ですが、データベースも必要になってきます。目の前の患者さんに、今、起きる可能性の高い副作用は何かを予測できるようなデータベース完成を目指して頑張っております。

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