太陽を宿す日本の染物「太陽の光、染の輝き、人に感謝を」

「250年後も残したい京都の伝統・文化を一緒に守りませんか」プロジェクトを開始してから2日が経ちました。

 

暖かいメッセージ、プロジェクトのシェアへのご協力、ご支援、本当にありがとうございます。このプロジェクトを開始し、皆様の様々なご支援に心が熱くなりますとともに、スタッフ一同、大きなエールをいただいております。

 

ご支援者様には、THE JUNEI HOTELのパートナーの皆様から、京都の文化を肌で感じる、数々の特別な体験をご用意しております。

本日は、THE JUNEI HOTEL 京都のパートナー、芸術の巨匠、染色作家 奥田祐斎氏をご紹介いたします。

 

THE JUNEI HOTEL 京都は、「竹に抱かれ、月光満ちる空間での滞在」をコンセプトとして2020年3月28日にＯＰＥＮしました。

 

自ら光を放つのではなく太陽の光を受けて静かに輝く月。人々が月に心惹かれるのは、人も周りの愛する方々がいるからこそ輝けると感じるから- その輝きのようにお客様をお迎えいしたいという意味が込められています。

 

奥田氏との出会いは、2019年春。月をどのようにしてホテル館内で表現しようか、そう悩み続けた日々の中で出会ったのが、太陽光に当たると色が変化する、夢こうろ染でした。

 

夢こうろ染の源は、日本最高位の染「黄櫨染（こうろぜん）」にあります。
嵯峨天皇以来、天皇が即位礼や儀式で着用される上着の色は黄櫨染（こうろぜん）と定められ、その染色技法は一般に知られることはありませんでした。
その幻の染、「黄櫨染（こうろぜん）」を広隆寺の協力を得て研究し、1990年にその染色技法の謎を解明したのが奥田祐斎氏です。太陽を宿す染は日本独特の技術であり、世界のどこにもない染であります。

 

日本独自の染物である夢こうろ染をホテル館内に備え、「受ける光でこそ輝く月」を表現することで、太陽のようにお客様に輝いていただきたいという願いを込めています。

 

館内の至る所に備えております夢こうろ染は、色や形だけでなく表現方法までにも、奥田祐斎氏の拘りと想いがたくさん込められております。

ご支援者様には、奥田祐斎氏自ら、日本の染物の貴重なお話と工房見学に加え、染物体験をご用意致しました。

 

工房である嵐山祐斎亭は、嵯峨天皇が別荘を築いた地にあり、嵐山祐斎亭から眺める嵐山の景色は、時が止まったように感じるほど、見事な絶景です。

 

日本の染物需要が減り、後継者等不足で更に染物産業が衰退する中、奥田祐斎氏は、日本独自の染物技法を追求し、着物や飾り物だけでなく、カバン、ネクタイ、洋服、アクセサリーまでにも、夢こうろ染の新たな魅力を日々模索し続けていらっしゃいます。

ＪＵＮＥＩと共に、日本の染物を文化を守り、新たな価値の創造を、目指しませんか。

引き続き、メッセージ、シェア、ご支援の程何卒よろしくお願いいたします。