11日間にわたる激しい攻撃の応酬が停戦となりました

 

5月10日に始まった、ガザ側からのロケット弾とイスラエル側からのミサイルの応酬は日に日に激化し、人々にとっては恐怖の毎日が続きました。ガザの人びとは陸海空を封鎖されどこにも逃げられないまま毎日無数の空爆を受け、現地からは、「次は自分が死ぬかもしれない」「とにかく祈ってほしい」「足が震えて立てず、手の震えでスマホのボタンすら押せない」といった悲痛な声が連日届きました。

 

現地パートナー団体のアマルさんが送ってくれたガザの街の様子

 

5月21日（現地時間午前2時）に停戦とはなったものの、11日間にわたる攻撃により、イスラエルでは2名の子どもを含む10名が、ガザでは65名の子どもを含む232名が命を落としています。また、ガザの建物やインフラの損害は甚大で、多数の負傷者への対応をするなか、病院も空爆の標的になるなど医療もより逼迫し、あらゆる面でこれまで以上に支援が必要な状況となっています。

 

JVCでは現在、現地のスタッフやパートナー団体など各所と連絡を取って情報収集をしており、必要な支援を届けられるよう準備を進めています。

家族や友人などの大切な人、家や財産、生活をなくしたこと、そして11日間におよぶ恐怖による人々の心の傷は消えることはありません。JVCはそういった人々に寄り添って、一助となれるよう努めていきたいと思います。

 

そして、停戦したからといってこの問題が解決したわけではありません。根本の原因であるイスラエルによるパレスチナの占領と封鎖がなくならない限り、こういった衝突は繰り返され、その度に一般の人びとが犠牲になっていきます。どうぞ、引き続き関心を持ち続けていただけたらと思います。

 

タイムリーにご報告できませんでしたが、以下で情報を更新しております。

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