大切にしていること

こんにちは！

今日は「学習支援で大切にしていること」について発信します。

 

学習支援をはじめて、まだ4年目ですが、

学習支援中は、いろいろなことに注意しながら実践していますがその中でもおおきな3つを紹介したいと思います。

 

１つめ【支援者にならないこと】

「あれ？なんか矛盾してない」と思う方もいるかもしれません。

これは、僕たちのNPOの先輩でもあり、いつもお世話になっている方との会話から考えさせられました。

その方は

「自分たちに出来ることは、ほとんどない。しんどいのも頑張ってるのも、その本人。自分たちができることは、ただ寄り添うこと」

始めたころは、「結果を出さないと（成績）、もっと頑張らないと」とガチガチの状態でした。そんな中で、気付きをもらいました。

僕たちは今、支援者らしくない支援をやろうと思っています。

例えば、

「学校の友達に教えてもらうときのように」

「兄弟に勉強を見てもらう時のように」

勉強したい子どもが勉強しやすいような環境を作って、

安心して取り組めるそんな存在になりたいと思っています。

 

２つめ【✖は付けない。嫌いにさせない】

病気や障がいのある子どもの多くは自己肯定感が低い傾向にあります。

最初の面談でも

「自信がない」

「もう勉強しても意味がない」

子どもたちは、自分のおかれた状況の中で苦しんでいます。

小さな1歩（スモールステップ）を積み重ねて自信を取り戻してもらいたいのです。そのために、間違った問題には✖（ばつ）はつけません。本人ができるまで一緒に取り組み、プリントは全部〇だけにします。

そして、勉強が嫌いにならないように、分かって自分の物に出来るまで、諦めずに取り組みます。問題の量やスピードもその日の子どもの状態に合わせます。

子どもたちが、自分で出来た時、問題を解けたとの笑顔は最高なんんです！

 

３つめは「病気や障がいの話はしない」

子ども達の中には告知を受けていない子が多いです。

それは、最初の面談で確認し、親御さんの考えも確認します。

それでも、病気や障がいの話は一切しません。

子どもは病気や障がいで配慮は必要でも、決して特別な存在ではないと思っています。

学校や部活、友達やゲームの話。所謂、［普通の子］と何も変わらないのです。だからこそ、病気や障がいの話はしません。子どもから話して来たらしますので避けていません。

僕たちと子どもの間には病気や障がいの垣根は絶対に作りたくないのです。