「キハ183系」保存へ資金集め

と題して、北海道新聞 2018年1月8日朝刊に掲載されました。

 

1面ダイジェストには、「キハ183カレンダー」表紙と同じ、新旧塗装キハ183の生田原駅での「特急オホーツク」の離合風景写真もカラーで使っていただきました。

 

北海道新聞 2018年1月8日朝刊
北海道新聞 2018年1月8日朝刊

 

第3社会面では、3段ほどの紙幅を使って、

「キハ183系 安平で保存を」「鉄道愛好家ら 寄付呼びかけ」

とご紹介いただいております。

 

キハ183系 安平で保存を 鉄道愛好家ら 寄付呼び掛け

 

 道内初の特急用ディーゼル車として旧国鉄が開発した「キハ183系」の初期型の先頭車両を保存しようと、道内の鉄道愛好家らでつくる「北海道鉄道観光資源研究会」(永山茂代表)が資金集めを始めた。必要額が集まれば、ベージュ地に赤を配した旧国鉄の「特急色」に塗り直し、2019年4月にもオープンする胆振管内安平町の道の駅に展示する。

 

道内初の特急用ディーゼル車

 キハ183系の初期型は1981年から道内で特急列車の花形として、札幌と釧路を結ぶ「おおぞら」などに使用された。現在、定期運行はなく、石北線を走る「オホーツク」の代替車両などに使われている。キハ183系の後期型車両を使う「北斗」(札幌—函館間)が今年3月のダイヤ改正で違う形式の「スーパー北斗」にすべて切り替われば、後期型の「オホーツク」の代替車両などに回され、現存する5両の初期型は順次解体される見通しだ。

 これに危機感を持つ同研究会のメンバーは、JR北海道から有償譲渡の承諾を得た上で、1日からインターネットで車両保存に必要な小口の資金を募る「クラウドファンディング」(CF)を始めた。目標額の610万円を塗装費や運搬費に充てる。期限とする3月30日までに目標に届いた場合は2両目の取得も目指し、最終的に1100万円集める方向だ。

 保存先とする安平町は、かつて追分地区が夕張などから石炭を運ぶ基地「追分機関区」として栄え、最盛期に車両50台以上、機関区を含む職員数は千人を超える「鉄道のマチ」だった。同町に新設される道の駅には「D51 320」などが移設される計画で、これらとともにキハ183系の保存展示が実現すれば「北海道の鉄道遺産を伝える絶好の場所になる」(同研究会)という。

 資金提供者にはキハ183系の写真集など関連グッズのほか、安平町特産のメロンやチーズなども贈る。永山代表は「キハ183系の初期型は北海道固有の特急車両で、後世に残すべき鉄道遺産。少しでも協力してほしい」と呼びかけている。

 CFのアドレスは https://readyfor.jp/projects/kiha183ozora

狩勝峠を走る「特急おおぞら」
1980年代に撮影された根室線の狩勝峠付近を走るキハ183系初期型車両の特急「おおぞら」(北海道鉄道観光資源研究会提供)