プロジェクト概要

◆◇2両目の保存(セカンドゴール)達成も目指しています!◇◆

 

 

皆様のご支援のおかげで、開始からわずか1ヶ月弱で、一つ目の目標を達成することができました。これで、道の駅「あびらD51ステーション」にキハ183を「1両」設置することができます。

 

多くの応援コメントをいただき、この車両が、たくさんの人がそれぞれの思い出を重ねている大切なものなのだということを改めて噛み締めています。

 

ただ、今回のプロジェクト、ここでは終われません。

 

というのも、道の駅では、訪れる方々に気軽に車両と触れ合っていただくため、屋外の展示を予定しております。「キハ183の姿を多くの人に、広く伝えてゆく」という意味では大変大事なことだと考えていますが、車両はどうしても雨風雪にさらされてしまいます。

 

そこで、この貴重な鉄道文化遺産を、「その姿のまま保存し、後世に長く残していく」ため、2両目の保存を計画しています。

 

北海道にキハ183の試作車がやってきた時に撮影された、試運転のもの
(1979年 函館本線 野幌駅)

 

2両目は、「安平町(追分)鉄道資料館」に、1両目と同じく国鉄特急色に復元した上で屋内保存したい(車両は、車掌室が残っているキハ183-220を予定)と考えています。

 

1100万円があれば、2両を購入・塗装・輸送のために最低限必要な費用をまかなうことができます。第一目標額の達成は、あくまでひとつの折り返し点と考えています。

 

なんとしても、2両目の保存まで実現したい! どうか引き続きの応援をよろしくお願いいたします。

安平町鉄道資料館への保存が決まるまでのエピソード(新着情報に飛びます)

(2/14追記)

 

 

 

 

39年前、颯爽と登場した「特急おおぞら」の車両を覚えていますか?
「スラントノーズ型」キハ183。子ども心にそれは、憧れの存在でした。

 

デビュー当時はクリームと赤のツートンカラー。そして、国鉄時代の伝統である、逆三角形の「特急シンボルマーク」。函館発・釧路行きの「特急おおぞら」は、新しく開業する石勝線とともに、北海道の鉄道体系の「新時代幕開けの象徴」でした。

 

キハ183系が描かれた石勝線開通時のポスター

 

しかしその車両が、もうすぐ1両残らず姿を消そうとしています。博物館にも残らず、1両も保存予定がない……。それは、あまりにも寂しく、あまりにもったいないことではありませんか。

 

そんな切なる思いで立ち上げたのが、今回のプロジェクトです。このクラウドファンディングが成功すれば、キハ183は、鉄道の町・北海道安平町(あびらちょう=国鉄現役SL最後の「追分機関区」があった)の、道の駅に展示させていただけることになりました。

 

ただ、資金が集まり切らなければ、計画は夢と消えます。

 

まさしく北海道の一時代を築いた特急「スラントノーズ型」キハ183。引退後は、北海道鉄道の歴史を伝えるために活用したい。みなさまの思いを、託していただけませんでしょうか。

 

現在のグレーと紫色のキハ183系と、クリームと赤の「国鉄特急色」に復刻されたキハ183系

 

青春の旅の記憶。進学の記憶。就職・転勤の記憶。家族の記憶ーー。
39年もの長きにわたり、私たちの思い出とともに活躍してくれました。

 

キハ183系気動車(初期型)、試作車が登場したのは1979年。ちょうど経済安定期。それまで使用されてきた全国共通仕様のキハ80系気動車に代わり、華やかに登場しました。

 

当時の国鉄マンの誇りとも呼べる「特急シンボルマーク」と「国鉄特急色」を身にまとった、まさに「北海道の鉄道の英雄」たる車両だったのです。

 

逆三角形の「特急シンボルマーク」を掲げ、クリームと赤の「国鉄特急色」を纏ったキハ183系

 

 逆三角形の「特急シンボルマーク」

 

キハ183は、このマークを正面に掲げて登場した、最後の世代の車両でした。これは、1958年登場の特急「こだま」に採用されて以来、脈々と引き継がれた由緒正しい「特別急行列車」の誇りです。

 

 「クリーム4号」と「赤2号」のツートンカラー

 

さらに、いわゆる伝統の「国鉄特急色」最後の世代の車両でもありました。国鉄車両の塗色は厳密に色彩が定義され、まさに日本全国どこでも「特別急行列車」の代名詞として、多くの人々の目に焼き付いてきました。クリームと赤のこのカラーリングは非常に優れていて、春夏秋冬、北海道の四季のなかに溶け込みながらも埋没しない。バランスの取れた美しい配色でした。

 

 独特のフォルム「スラントノーズ型」

 

角ばった独特のデザインも特徴でした。「力強さ」を形にしたようなシャープなフォルム。乗車人員を削って確保された大きな機器室。国鉄時代の設計思想を引き継ぎながらも、厳しい気象条件に耐え得る「北海道仕様」の特急の新しいスタンダードを目指した車両でした。

 

……そんなスラントノーズ型キハ183は、1987年の国鉄民営化(JR発足)後も、「北海道の気動車特急といえばキハ183系」という一つの時代を築きました。

 

新製後、石勝線開業に向けて試運転を繰り返すキハ183系の試作車。(撮影:上田哲郎)

 

しかしその後、ステンレス車体のキハ281系特急「スーパー北斗」、キハ283系特急「スーパーおおぞら」などが登場し、徐々に主役の座を譲われていきます。重量感のある鋼体の「スラントノーズ型」のキハ183系は老朽化によって腐食が進み、機械部品も入手しづらくなってきたことから、キハ261系に置き替わることになり、今や先頭車両は5両を残すのみとなりました。

 

残る「スラントノーズ型」キハ183の先頭車両は、5両のうち3両が、ライトグレーと薄紫色の特急「オホーツク」「大雪」として、札幌〜旭川〜網走を中心に最後の活躍をしています。2両は特急「旭山動物園号」仕様となって、「ホッキョクグマ」と「キリン」が大きく描かれています。

 

しかしこの5両すべて、今年廃止が決定しています。

しかも保存予定の車両は、今のところ1両もありません。 

 

特急旭山動物園号

 

このまま黙って消えてゆくのを見ていられない。
でも、最大の課題は保存場所ーー。

 

しかし、「スラントノーズ型」のキハ183をすべて失ってしまったら、まさに北海道の鉄道文化の危機ではないか。なんとか、引退後の人生を演出させることはできないだろうか?

 

そんな思いで、北海道鉄道観光資源研究会は立ち上がりました。考えたのは、鉄道遺産を「地域の賑わいや、旅の味わいを感じることができる」方法で活用できないかということでした。

 

例えば、2015年に惜しまれながら引退した、北海道の国鉄電車のパイオニア「赤い電車・711系」2両は、岩見沢郊外のファームレストラン「大地のテラス」に移設され、岩見沢赤電保存会が継続的にメンテナンスをしつつ、地域の活性化に大きな力を発揮しています。このようなことが、キハ183を活用してできるのではないかと発想したのです。

 

2019年春開業予定の道の駅「あびらD51ステーション」は、親子で遊ぶためのスペースも充実する予定。
D51 320とともに、幅広い年代に向けた北海道の鉄道文化を継承する施設になります。

 

しかし、計画は困難を極めました。まず肝心なのは、車両を受け入れてくれる候補地を見つけること。企画書を作り、可能性を探って、沿線の自治体といくつも交渉してきましたが、どれも条件が合わず不調に。一方で、車両廃車の手続き日程を考慮すると、刻一刻と決断の期限が迫ってきていました。

 

焦りが募る中、2017年10月14日「鉄道の日」。安平町の「D51 320」の公開日に、イベントの場で、「安平町追分SL保存協力会」の工藤隆男事務局長に声をかけました。思いがけず、そこから話が広がり、翌月には安平町役場を訪問。すると、「もし、本当にキハ183系を安平町にいただけるのであれば、2019年春に完成予定の道の駅に、展示しませんか?」とお声がけをいただいたのです。

 

 

道の駅には、もともと、安平町の鉄道資料館に保存してある「スハ45旧型客車」が移設される予定でしたが、それはそのまま資料館に置いておき、代わりにキハ183系を置かせていただるという、願ってもないお話でした。

 

安平町は、日本最後の国鉄SLが現役引退した「追分機関区」があった場所です。かつては鉄道員が人口の多くを占め、「鉄道の町」として栄えました。「キハ183系は、鉄道の町の歴史を象徴する車両として、安平町にこそ残しておくべきだ」。町がその価値を認めて、受け入れを決めていただきました。

 

 

 

デビュー時のツートンカラーに塗り直して、ゆかりの地に運びたい。
必要な資金は車両の購入費用と輸送費用。

 

「スラント型」のキハ183は、2018年3月25日の「特急旭山動物園号」ラストランをもって、現役を退くことが発表されています。その後、JR北海道から車両を譲り受け、デビュー時のクリームと赤色のツートンカラーに塗り直したうえで、安平町の道の駅「あびらD51ステーション(2019年春開業予定)」に運びたいと考えています。

 

このクラウドファンディングで皆様からいただいた資金は、車両の購入費用、塗装費用、安平町への移設設置の費用に充てさせていただきます。

 

※目標金額610万円で移設設置できるのは1両のみですが、もしも610万円を超えるご支援をいただけた場合には、2両目の移設費用のためセカンドゴール(1100万円)を目指して参ります。

 

D51  320が移設される予定の道の駅「あびらD51ステーション」完成予想図。
この企画が成功した場合、ここに描かれているスハ45客車の場所にキハ183系を設置します。

 

移設・設置後は、新たに「キハ183・特急おおぞら保存会(仮称)」を立ち上げ、保存はもとより、地域に賑わいを創出するための利活用を進めて参ります。将来的には、車内の見学や、車両を利用したイベントの開催なども実現させて、多くの皆様に安平町追分を訪れていただだくためのきっかけづくりをしていきたいとも考えています。

 

昭和40年代まで活躍していたSLと、その後に活躍してきたキハ183が、ゆかりの地である安平町追分に並ぶーー。

 

そんな懐かしい思い出が蘇る場所、そして鉄道が北海道の発展に果たしてきた役割を未来に伝えていく場所を、つくりたいと思っています。多くの皆様からのご支援をお願い申し上げます。

 

国鉄特急色でリバイバル運転された際、生田原駅で行き違う新旧の特急「オホーツク」。

 

応援メッセージ

 

こんにちは。安平町長の瀧 孝です。安平町では、平成31(2019)年春のオープンを目指して道の駅「あびらD51ステーション」を建設中で、国内屈指の保存状態を誇る蒸気機関車D51 320号機をはじめ、歴史資料の展示・活用による地域活性化を目指しています。

 

今回、安平町追分地区の歴史である「鉄道」の縁から、北海道鉄道観光資源研究会とともに、全車が廃止される特急キハ183系気動車両の保存を目指します。安平町としても、誰でもこの車両を見学できる道の駅での保存に協力させていただくこととなりましたが、資金の確保が課題です。

 

研究会の行動力に感謝するとともに、全国の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

安平町長  瀧 孝

 

 

また、保存や利活用にあたっては、「安平町追分SL保存協力会」と連携しながら進めていく予定です。「安平町追分SL保存協力会」は、長年にわたり、かつて追分機関区に在職していた国鉄OBの皆さんが中心となって、SL「D51 320」の定期メンテナンスを行ってこられました。その結果、「D51 320」は、国内の保存SLとしては有数の美しい状態が保たれています。

 

しかし、「安平町追分SL保存協力会」は、メンバーの多くが高齢となり、中長期的な体制の維持や技術の伝承が大きな課題となっています。今回のキハ183の保存活動は、そうした課題の解決にもつながるはずです。

 

私たち安平町追分SL保存協力会は、鉄道のまち追分のシンボルである蒸気機関車D51 320号機を日本一の車両にしようと42年間磨きをかけ、元国鉄OBで運転、整備等の経験や知識により動く状態で保存し、未来を創る子ども達に残すことを目指し活動しています。


このたび、追分へ保存しようとする特急キハ183系気動車両は、SLが姿を消したあと、昭和56(1981)年に石勝線が開通してから、私たちも運転したゆかりのある車両です。


北海道の鉄道遺産を残し伝えていくためにも、車両運転の経験などで少しでも協力していきたいと考えています。

安平町追分SL保存協力会

 

 

安平町・追分と鉄道のあゆみ

 

 

<報道関係の皆様へ>

プレスリリース文を北海道鉄道観光資源研究会Websiteに掲載しております。

幅広い皆様へのご周知にご協力ください。

 

(2018年1月7日以降、安平町ホームページにこのプロジェクト応援の特設サイトも開設されます。)

 

追分駅に並ぶ国鉄特急色の「スラントノーズ型」と「貫通型」のキハ183系

 

北海道の鉄道の魅力を幅広く伝えていくため、どうかご支援ください。

何卒宜しくお願い申し上げます。


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