付添犬（つきそいけん）派遣も行っています！

ちょうど2年前、新型コロナの感染拡大真っただ中の頃、こども支援センターつなっぐから付添犬派遣の協力要請がありました。

司法の場で、欧米では10年以上も前から辛い経験の証言をしなければならない子どもに犬が寄り添って、その辛い時を乗り切るサポートをしています。

日本では、2014年より児童精神科医、弁護士、獣医師、研究者が中心となり、アメリカのCourthouse Dogs Foundation®（コートハウス・ファシリティ・ドッグの普及啓発を行う組織）と連携し、日本の現状に即した付添犬制度の確立を目指し活動を進めてきた中、支援してきたお子さんが裁判に進む可能性があり、当会にも力を貸して欲しいというものでした。

その時から、現在も継続してつなっぐからの要請を受け、付添犬派遣を行っています。この活動開始にあたっては、クラウドファンディング「虐待や性被害を受けた子ども達へ。司法の場に付き添う犬で安心を」で、多くの皆様にご支援いただきました。そのご支援により昨年度は10回を超える付添犬派遣を行っています。評価・訓練中だったキースは現在付添犬として活躍しており、当時、裁判の場にもお子さんと一緒に同席した付添犬ハッシュは、キースの成長を見届け引退しました。本当にありがとうございました。

勤務犬3代目候補として迎えたウィレムは、勤務犬の候補犬として評価・訓練をしながら、現在付添犬としても活躍しています。もしウィレムが勤務犬としてデビューすることになれば、付添犬としては卒業し、他の候補犬が勤務犬となれば、ウィレムは付添犬としてや、様々なDI活動の場面で活躍することになると思います。ワトソン、ザラ、ブルーナについても、勤務犬なのか、付添犬なのか、もしくは別の場面で活躍するのが向いているのか、それぞれの個性をしっかりと見極めながら評価・訓練を続けていますので、ぜひ見守って下さい。