これからも患者さんと一緒に活動を。勤務犬3代目育成プロジェクト

これからも患者さんと一緒に活動を。勤務犬3代目育成プロジェクト

寄付総額

5,099,000

目標金額 4,000,000円

寄付者
325人
募集終了日
2022年5月31日

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プロジェクト本文

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-第一目標達成のお礼とネクストゴールについて-

 

皆さまからのご支援をいただき、第一目標の400万円を達成することができました。本当にありがとうございます。

 

応援コメントには、ミカの時からずっと見守って下さっていた方や、実際にミカやモリスが介入した患者様など、温かく思いが溢れるメッセージを沢山いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

第一目標としては、最終的に勤務犬となる1頭に掛かる費用(飼育費・獣医療費、訓練&評価に掛かる人件費・交通費)として400万円をお願いさせて頂きました。候補犬4頭のうち、勤務犬にならない犬たちも、それぞれの個性を活かして活躍できる場を見極めるために掛かる費用の一部として500万円をネクストゴールに設定させて下さい。引き続き皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

 

2022年5月16日 社会福祉法人 日本介助犬協会

 

 

 

聖マリアンナ医科大学病院には

勤務犬がいます。

 

真っ白のふわふわの毛。

クリクリした目で見つめてくれる。

スタンダードプードルのモリス。

 

 ハンドラーである看護師とともに

闘病意欲の向上、リハビリのサポート、

疼痛の軽減、情緒的安定など

補助療法のパートナーとして3年間、
モリスは活躍してきました。

 

今年モリスが引退するにあたって、

3代目勤務犬の育成を開始しました。

 

これからも患者さんに寄り添えるように

育成にお力をお貸しください。 

 

2代目勤務犬モリス

 

 

皆さまの温かいご支援ありがとうございます。勤務犬モリス介入時の様子や勤務犬がどうして誕生したのかなど、聖マリアンナ医科大学病院スタッフからの現場の空気感が伝わるメッセージや、ギフトの詳細など、新着情報でご紹介しています。候補犬4頭の紹介なども順次していきますので引き続き応援をよろしくお願いいたします。

代理支援について(インターネットでのご支援が難しい方へ)もこちらでご説明しています。

 

 

 日本介助犬協会について

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。社会福祉法人日本介助犬協会です。

 

私たちは、手足に障がいを持ち、自立や社会参加に支障がある障がい者の方を、介助犬を通して支援をする介助犬訓練事業を行っております。

 

また、人と犬をつなぐ「Dog Intervention(犬による介入)」の取り組みとして、動物介在活動・動物介在療法、虐待や性被害を受けた子ども達に寄り添う付添犬、そして、発達障がいや知的障がいなど様々な障がいを抱える方のご家族へ犬を譲渡する「WithYouプロジェクト」などの取り組みを行っています。

 


 

 2代目勤務犬、モリスの活動とは?

 

聖マリアンナ医科大学病院では、2015年4月に初代勤務犬ミカがハンドラーである医師・看護師と共に活動を開始しました。ミカの引退に合わせて、2019年2月に2代目のモリスと看護師のハンドラー2名に引き継がれ、週2日患者さんに寄り添ってきました。
 

この2年間は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、思うように活動ができない期間もありましたが、そんな時でも患者さんを笑顔にし、そんな時だからこそ病院スタッフの方々にもほっと肩の力が抜けるような時間を与えることができました。 
 

 

初代勤務犬ミカの時から関係を継続している患者さんもいらっしゃいます。

 

10年以上の闘病歴の中で入退院を繰り返す中で乗り越えてきた、発声も難しいとき、身体の苦痛や呼吸苦をともなうとき、入院治療が思うように進まないとき、食事も取れないとき、眠れないとき。様々な苦痛と闘う入院生活のなかで、彼女はいつも動物介在療法を楽しみにして下さっています。
 
彼女にとっての動物介在療法は、症状のある中でも離床(ベッドから起き上がること)を図り、身体機能を少しでも維持向上させるために必要な時間です。 いつもはなかなか気が進まない車いすへの移動も、モリスの訪問時間は、その時間を楽しみにベッドから起き上がり車いすに移動し、呼吸補助の機器を外し酸素チューブに切り替え、モリスの様子やハンドラーとの雑談で声を出して笑ってくれます。モリスの手をずっとずっとなでてモリスからの要求にも応えてくれます。

 

その間は苦痛の訴えもなく常に笑顔で溢れます。 辛い症状の中で治療の一歩を進めるために、勤務犬の訪問時間は自然に治療に向かいたくなり、苦痛を忘れられる、楽しみとなる、とても大切な時間になっていると感じます。
 

 

勤務犬の存在が多くの人の人生に関わり、温かいぬくもりを与え、優しい記憶を残しています。

 

 

 モリスの引退。そして3代目への引き継ぎへ。

 

患者さんにひと時でも笑顔になってもらいたいと願うスタッフの想いが、大学病院という多くのスタッフ・関係者が関わる場所で受け入れられ、ミカからモリスへと受け継がれています。

 

当初よりモリスは2022年度を引退としており、3代目勤務犬の育成が急務となっています。

 

 

私たちの活動の約90%がご寄付によって支えられていますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、これまでの私たちの収入を支えてきた啓発活動や街頭募金などが制限され、例年に比べて1,500万円程の収入が不足している現状があります。
 
また、新型コロナウイルスの影響を最も受けたのは医療関係者の方々ではないかと感じています。関係者の方々の身体的・精神的なご負担はもちろんですが、病院として資金的にも厳しい状況の中、聖マリアンナ医科大学病院と当会の共同事業である「勤務犬」の育成に向けて、皆さまのお力をお貸しいただきたいと思い、クラウドファンディングに挑戦させていただくことになりました。

 

いただいたご寄付は勤務犬3代目育成に掛かる費用(候補犬の導入費・飼育費・獣医療費、訓練&評価に掛かる人件費・交通費を含む)400万円に充てさせていただきます。

 

※本プロジェクトはAll in方式のため、目標金額に達しない場合でも、自己資金で補填するなどし、勤務犬3代目育成は実施いたします。

 

 

 

 3代目勤務犬について

 

犬たちにはそれぞれに個性がありますので、その個性を見極め、勤務犬として活躍できる犬の適性を評価し、訓練を行うことが大切です。候補犬となる犬の親を探し、候補犬が生まれてからは1歳まで育て、1歳になってからは約1年かけて基本訓練や必要な動作の習得、そして様々な場面での評価を行う必要があり、長期間でじっくりとみていきます。現在4頭の候補犬を迎え評価・訓練を開始しています。

 

 

夏頃には、ハンドラー候補者と候補犬との研修を開始し、モリスの活動に同行しながら徐々に候補犬とハンドラーが患者さんの元へ介入、今年度中には新しい勤務犬ペアが誕生できるよう、聖マリアンナ医科大学病院 勤務犬運営委員会の皆さんと共に準備を進めています。

 

3代目勤務犬の育成に向けて、皆さまのご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。
 

 

 

 関係者からのメッセージ

 

長江千愛

聖マリアンナ医科大学病院 勤務犬運営委員会 小児科医長

 

聖マリアンナ医科大学病院では、今日も尻尾をピンと立てたモリスが病院の廊下を当たり前のように歩いている。廊下を通り過ぎる職員や患者さんが笑顔でモリスに挨拶をしてくる。その周りには病院とは思えない優しく穏やかな空気が流れている。その空間が私は大好きである。

 

7年間、病院を舞台とした人間にはなし得ない勤務犬の奇跡をたくさん目にしてきた。反応のなかった患者さんが目を開き、言葉を発し、動かなくなった手を必死に動かして勤務犬に触れようとする姿、がんの患者さんが残された日々を大切に過ごせるようになり「ありがとう、幸せでした」と感謝の気持ちを口にしながら亡くなる姿、突然の交通事故で片足を失った青年がかぶっていた布団を自らはいで勤務犬と一緒にリハビリを始める姿、骨髄移植中の子どもたちが吐きながら勤務犬を見て笑顔になる姿、手術室の入室で泣きじゃくるこどもが勤務犬のリードを手にした瞬間、足を一歩踏み出せるようになる姿、その周りにはいつもAATの効果に驚き、涙を流す看護師がいた。病気ばかりを見て病人を見ることを忘れがちになる私たちに、ミカやモリスはいつも医療の原点に戻ることを教えてくれる。患者に寄り添い、患者を思いやる優しさが一番大切であることを思い出させてくれる。たくさんの患者さんがミカやモリスに触れることによって、病気に立ち向かう勇気を、どんなに辛い状況であっても笑顔になることの大切さ、生きているということの実感、自分が必要とされている自己肯定感を感じることができている。

 

先日、闘病中であった初代勤務犬ミカが逝去した。入院中に動物介在療法でミカに救われた多くの子どもたちが、ミカのお見舞いに来てくれた。ミカがくれた優しさや思いやりが子どもたちにも受け継がれていることを感じた瞬間であった。AATは多くの患者さんに病気に立ち向かう勇気と安らぎを、私たち職員にはたくさんの笑顔と優しさを与えてくれる。勤務犬が3代目と続くこと。そしてこのような医療の展開が日本全国に広がってくれることを願ってやまない。

 

 

大泉 奈々

聖マリアンナ医科大学病院 勤務犬運営委員会  看護師/勤務犬ハンドラー

 

誰に対してもフレンドリーでいつも楽しそうに尾をふりながら病院内を歩くモリスの存在は、どんな状況にあっても、患者さまに穏やかで明るい気持ちを取り戻してくれます。緊張や不安の強い状況にあったり、意欲が湧いてこない患者さまであっても、何かよい方向に感情のスイッチを押してくれます。

 

学校で本の読み聞かせをするお仕事をされている患者さまが、脳の疾患で言葉が出づらくなる症状が残り、もとの生活や仕事に大きな不安を抱えておられました。病気で変わってしまった自分を、学校の子どもたちが受け入れてくれるのだろうかと不安な気持ちを吐露された患者さまに、モリスはおなかを広げてみせ、いつも通り撫でてと甘えています。介入2回目ではモリスは尾を振りながら駆け寄り、撫でてと体をあずけたり、膝枕をしてもらいながら気持ちよさそうに寝てしまいます。優しく優しく撫でてくれる患者さまと穏やかな時間を共有しながら、私は「退院がみえても具体的な不安がいろいろと出てきておつらいですよね。」と、看護師として患者さまの気持ちに寄り添います。ハンドラーとしてはモリスがその場を最大限リラックスできるよう環境調整を図ります。私は「こんなに甘えん坊さんで、モリスは本当にお仕事中ですか?と言われることが多いです。でも、いつもどんな状況でも変わらない、それがモリスの強みなんですよね。」とお伝えすると患者さまが、「モリスくんはいつも変わらず、私のところでくつろいでくれる。もしかしたら変わってしまったと思っていたのは自分だけで、きっと子どもたちも変わらず私のことを受け入れてくれる。」そんなメッセージを受け取ったと話され、徐々に表情も明るく気持ちが前を向いているようでした。

 

こころに不安を抱える患者さまに対しては、自分の中にしかない答えを患者さま自身が見つけ出せるように、気持ちに寄り添いながら介入します。勤務犬の、純粋にあなたと一緒に今この瞬間を心地よくいたい、というありのままの姿や、自分に向けられるまなざしから、何かを感じとることを通して、患者さま自身が答えを見つけ出していくのだと実感しています。

 

 

 ギフトのご紹介

 

聖マリアンナ医科大学病院の本館と別館をつなぐ4階の30m程の渡り廊下に、似顔絵セラピスト村岡ケンイチ氏らによるホスピタルアートが描かれているのをご存じでしょうか。患者さんが癒され前向きな気持ちになれるようにと願いを込めて、聖マリスタッフの方々も加わり描かれたその中に勤務犬のミカとモリスも登場しています。今回は、村岡ケンイチ氏にご協力いただきその素敵な廊下に描かれたミカ&モリスをお届けできることになりました。

 

 


●税制上の優遇措置について

 

当会への寄附及び会費は、特定公益増進法人への寄附金として、所得税・相続税・法人税の税制上の優遇措置があります(所得税法施行令第217条第5号及び法人税法施行令第77条第5号、租税特別措置法施行令第40条の3第5号)。また、神奈川県と愛知県では個人住民税の寄附金税額控除の対象となります。詳しくは、こちらをご覧ください。 

 

●領収書の発行について

 

寄附をされた方には、寄附金受領後、当団体より「寄附領収書」を発行いたします。 

領収書名義:ご寄附のお手続き時に「ギフトお届け先」へご入力いただいた「寄附者情報」の氏名を宛名として作成します。
領収書発送先:ご寄附時にご入力いただいた「寄附者情報」のご住所にお送りします。 

 

寄附の受領日(領収日):2022年7月8日付(READYFORから当団体への入金日)となります。

 

●本プロジェクトのリターンのうち、【HPへのお名前記載】のリターンの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

●ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

 

●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

 

●なお、ご支援後に記載いただいた情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に領収書をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

 

●銀行振込にてご支援いただく際、返金先口座情報をお伺いいたしますが、All-inのため原則返金はいたしません。ただし万が一ページで約束していたプロジェクトを実施できなかった場合や、振込金額が予約金額より超過している、もしくは不足しており追加で振込まれない場合に返金先口座を利用いたします。お手数ですがご入力をお願いいたします。

 

 

プロジェクト実行責任者:
理事長 伊藤 利之(日本介助犬協会)
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

3代目勤務犬の育成費用

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プロフィール

「人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして」をモットーに介助犬を育成・普及する活動を行っています。介助犬とは身体に障害のある人の自立と社会参加を目的に日常生活動作を補助する犬のことです。 犬たちの訓練はその性格や適性をよく見極めることが大切です。介助犬ではなく動物介在活動/動物介在療法に向くと判断した犬たちは、病院で人に寄り添い癒すお仕事等で活躍しています。

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ギフト

3,000+システム利用料


勤務犬育成応援!

勤務犬育成応援!

・お礼メール
・寄附領収書 (希望者のみ)

申込数
173
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月

10,000+システム利用料


ミカ&モリスポストカード

ミカ&モリスポストカード

・犬たちのお礼ハガキ
・勤務犬ポストカード5枚セット(非売品)
・寄附領収書 (希望者のみ)

※勤務犬ポストカードには似顔絵セラピスト村岡ケンイチ氏らにより描かれたホスピタルアートのイラストを使わせて頂いています。

申込数
46
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月

3,000+システム利用料


勤務犬育成応援!

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・お礼メール
・寄附領収書 (希望者のみ)

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2022年7月

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ミカ&モリスポストカード

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・犬たちのお礼ハガキ
・勤務犬ポストカード5枚セット(非売品)
・寄附領収書 (希望者のみ)

※勤務犬ポストカードには似顔絵セラピスト村岡ケンイチ氏らにより描かれたホスピタルアートのイラストを使わせて頂いています。

申込数
46
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月
1 ~ 1/ 13

プロフィール

「人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして」をモットーに介助犬を育成・普及する活動を行っています。介助犬とは身体に障害のある人の自立と社会参加を目的に日常生活動作を補助する犬のことです。 犬たちの訓練はその性格や適性をよく見極めることが大切です。介助犬ではなく動物介在活動/動物介在療法に向くと判断した犬たちは、病院で人に寄り添い癒すお仕事等で活躍しています。

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