手紡ぎのような柔らかさを。伝統の「ガラ紡」で作る腹巻きパンツ

はじめまして。木玉毛織の木全恵理子です。
現在、ガラ紡の商品開発・販売を担当しております。

 

このページをご覧くださり、ありがとうございます。

 

1984年、ロサンゼルスオリンピック開会式の日に私は産声をあげました。
開会式でロケットマンが着陸したのを見届けて、母は病院へ行ったとか。
そして到着して間もなく、つるっと生まれたと。

 

 

5人兄弟の末っ子の私は、余計な期待を背負わされることなくストレスフリーに育てて頂き(笑)
小学生のころから夢は宝塚、日本画家、デザイナー、料理人、農家、和裁士と、次々に移り変わり…

 

このお仕事を始めたのは11年前。栄養士の専門学校を卒業したものの、進行性の難病を患っていた母の介護のため、就職は諦め、飲食店でアルバイトを2年ほどしていたころ。
社長（父）から「ガラ紡の糸をネットで販売したいんだが、ちょっとやってみてくれんか。」という気軽なオファーを受けることに。

 

そんな訳ではじめのうちは、お手伝い感覚で始めたこの仕事。ネットショップの運営が結構大変と言う事も知らなかったし、もちろん、繊維関係の事は全く知らずのド素人。

高校で少しだけデザインをかじったものの、知識も経験も、同僚も先輩も無い中、母の介護の傍らで細々と、8年間。紆余曲折ありつつも何とか続けてきました。

 

この仕事に携わり日々ガラ紡と向き合ってきて、沢山の方に励まされ、様々なご縁に突き動かされ、色々な方の想いが詰まったこのガラ紡を、残して行くのが私の役目であるという気持ちが日増しに高まってきています。

 

3年前に母が他界し、会社の抱える問題も解決し、ようやく仕事に本腰を入れられる体制が整ったのがまだここ1年の話です。

 

初めは、全くやりたい仕事ではなかった。それほど興味の無かったこと。
母が亡くなった時に、ある方から頂いたお言葉

 

「10年頑張んなさい。10年頑張れば何かしら物になるから。」

 

その言葉の意味がだんだんわかって来ました。いくつもの偶然が、ご縁となり、運命だと実感できるまでに10年。

 

ここから先の10年（あと9年ですが。）運命に導かれて、ガラ紡と共にゆっくり、ゆっくり歩んでいきたいと思います。

 

（※ワッフルマフラー　カーキグリーン　着用）

 

皆さま、応援宜しくお願いします！

http://kitamakeori.co.jp