日本国内に180万人以上いると見られている外国にルーツを持つ子どもや若者たち。身近な存在になりつつある一方で、残念ながらまだまだ誤解や偏見も少なくありません。そもそも「外国にルーツを持つ子ども」自体を知らない方も少なくない現状。

 

子ども達の事、たくさんの方々に知っていただけたらと思い、「3分でわかる」と題して、簡単に、わかりやすい文章で外国にルーツを持つ子ども達のことをまとめました。

 

シリーズでいくつか書いて行きたいと思いますので、ぜひたくさんの方に広めてください!<RT・シェア、転送歓迎>

 

ブラジル、フィリピン、中国やペルー、ネパールなど、たくさんの国にルーツを持つ子ども達が、
日本社会の中でいっしょに暮らしています。

 

 

<『外国にルーツを持つ子ども』ってどんな子ども?>

 

「外国にルーツを持つ子ども」とは、『親のいずれかまたは両方が外国出身者である子ども』のことをあらわす言葉です。国籍は関係なく、外国籍の子どももいれば日本国籍を持つ「ハーフ」や「ダブル」と呼ばれる子どももいます。

 

 

<呼び方いろいろ>

 

「外国にルーツを持つ子ども」という呼び方のほかにも、「外国につながりを持つ子ども」だったり「外国につながる子ども」だったり、「渡日(とにち)児童生徒」や「ミックスルーツ」など、様々な呼ばれ方をすることがあります。

 

 

<日本で生まれ育った子どもも>

 

外国にルーツを持つ子どもの中には日本で生まれ、日本で育ち一度も自分のルーツのある国に行った事がない外国籍の子どももいれば、10代になって初めて日本へやってきた、という日本国籍の子どももいます。

 

 

<言葉もいろいろ>

 

外国にルーツを持っているからと言って、必ずしも「外国語(その子どもにとっての母語)」が話せるとは限りません。日本で生まれ育ち、日本語が唯一のい言葉である子どももいれば、日本語も母語も同じくらい運用できるという子どももいます。逆に、日本語も母語もどちらも中途半端な状態に陥ってしまう子どももいますし、日本語がわからず、日本の学校で大変な思いをする子どももいます。

 

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/04/__icsFiles/afieldfile/2015/06/26/1357044_01_1.pdf
より抜粋。いろんな母語の子ども達が、全国各地に。

 

 

<外国にルーツを持つ子どもが多い地域>

 

外国にルーツを持つ子ども達は全国に暮らしていますが、特に愛知県、静岡県、神奈川県、東京都、大阪府などに多く住んでいます。ある地域には、その学校の生徒のほとんどが外国にルーツを持っている、というような学校も。このような外国にルーツを持つ子どもや外国人が多く暮らす地域は「外国人集住地域(がいこくじん しゅうじゅう ちいき)」と呼ばれています。こうした自治体同士が集まって、多文化共生の課題について話し合ったり、政府に働きかけを行ったりする「外国人集住都市会議」と呼ばれる取り組みが行われています。

 

 

<外国にルーツを持つ子どもが少ししかいない地域>

 

外国にルーツを持つ子ども達がたくさん住んでいる地域がある一方で、外国にルーツを持つ子ども達の半分以上は、地域にそうした子ども達がゼロではないけれど、ほとんどいない「外国人散在(さんざい)」と呼ばれる地域に住んでいます。

 

こうした外国人散在地域では、その学校に、外国にルーツを持つ子どもはその子1人だけ、ということも珍しくありませんし、そうした子ども達を支えることのできる人材(外国語ができたり、日本語の教え方を知っているなど)もあまり多くはありません。

 

外国から日本にやってきて、日本語がわからないままで何のサポートもなく、学校の勉強についていけなかったり、友達と日本語で会話できず、ひとりぼっちになってしまうという事も、残念ながらおきてしまいます。

 

 

<もしあなたが・・・>

 

ある日突然、子どものあなたが、お父さんやお母さんから「外国の学校に行く事になった」と言われ、日本の友達とは別れ外国へ行き、あらたに転校した先の学校で、友達が話していることも先生が話していることも、黒板に書かれている文字も何もかもがわからないとしたら、どうでしょうか?

 

そして自分で通える場所には、その国の言葉を教えてくれる場所も無く、学校でも誰も何も教えてくれないとしたら?

 

毎日安心して学校に通う事ができるでしょうか?

 

そんな日々を、この日本で送っている子ども達が少なくとも、3万7000人以上いることがわかっています。

 

もし、身近なところに外国にルーツを持つ子どもや家族がいたら、言葉がわからなかったとしても、「ようこそ」の気持ちを込めて、手を差し伸べてあげてください。日本語がわからない子どもの不安は大きなものですが、その不安以上に、周りの大人や友達の「あたたかさ」を感じられたら・・・きっと、安心して過ごすことができるようになるはずです。

 

 

 

 

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