日本語がしゃべれず、ひとりぼっちの子どもにオンライン授業を!

日本語がしゃべれず、ひとりぼっちの子どもにオンライン授業を!

支援総額

2,666,000

目標金額 2,500,000円

支援者
277人
募集終了日
2016年7月29日

    https://readyfor.jp/projects/kodomo_nihongo?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2016年06月27日 12:50

3分でわかる―外国にルーツを持つ子どもと言葉

3分でわかる外国にルーツを持つ子どもシリーズの第2弾は、「外国にルーツを持つ子どもと言葉」。外国にルーツを持つ子どもたちは日本語を母語としない子どもも多く、日本国内で成長するにあたって、母語と日本語の発達それぞれに課題を抱えやすい存在です。

 

現場では日本でのキャリアを考えるプログラムも

 

<日本語がわからないにもいろいろ>

 

ひとくちに「日本語がわからない」と言っても、その中身はいろいろ。来日直後で簡単なあいさつやひらがな、カタカナの読み書きもわからない、日本語が「ゼロ」の段階の子どももいれば、生活に必要な会話はできるようになったけれど、学校の勉強を理解したり、抽象的なことを考えたりするときに必要な「学習言語」と呼ばれるレベルの日本語がわからないと言った段階の子どももいます。

 

また、日本で生まれ育っても、家庭や周囲の環境などによっては、この学習言語と呼ばれる段階の日本語がなかなか身につかないこともあります。ペラペラと日本語を話しているからと言って、日本語ネイティブと同じくらいの運用力を持っているとは限りません。

 

 

<日本語支援の有無は地域や自治体間格差が大きい>

 

文科省の調査によると、公立の学校で日本語の支援を受けることができているのは、日本語がわからない子ども(37,000人)のうちの80%で、残る20%には何の支援もありません。

 

そして「支援がある」とされている80%の子どもたちにも、どのような内容の支援(日本語教育なのか、通訳が入るのか、など)が、どの程度の量提供されているかは自治体によってバラバラです。中には、1年以上もの間支援が受けられる自治体もあれば、10時間未満というケースもあり、「日本のどこに暮らすか」で、明暗が分かれてしまいます。

 

また、NPOやボランティアによる支援の有無も地域によって差があり、特に前回ご紹介した「外国人散在地域(がいこくじん さんざいちいき)」では、学校での支援も、民間の支援もない(またはアクセスできない)という状況も。

 

日本政府も、日本語を母語としない子どもたちの増加を受けて、公立学校での日本語教育を整備しようという方針を立てたばかりですが、それが日本中の自治体に広まるまでには、まだ長い時間が必要だと見られています。

 

 

<母語の発達が重要なカギを握っている>

 

子どもたちがどうやって2つ以上の言葉を身に着けることができるか、には現時点では「これ」と言った正解が出されていません。ただ、これまでに400名以上の日本語を母語としない子どもたちと出会ってきて実感するのは、「母語」の安定した発達が、結果として母語でない言葉(日本語)の発達に良い影響をもたらす場合が圧倒的に多い、ということです。

 

もちろん、いわゆる「母語」でない日本語のみで育っても、日本語ネイティブの家庭と変わらないくらい、日本語の力が高い子どももいますが、私が出会った限りではそうした子どもたちはごく少数です。

 

 

<母語の力を、家庭だけで守るのはなかなか大変>

 

外国にルーツを持つ子どもたちの中には、母語に触れる機会は家の中だけで、一歩外に出れば日本語だけ、という環境で育つ子どもたちが少なくありません。また、外国人の親御さんが。わが子に日本語で苦労させたくない、という願いから家の中でも日本語を使う場合もあります。

 

特に年齢の低い子どもたちの母語は失われやすく、家の中でどんなに母語で会話をしていても、忘れてしまったり、会話はできるけど読み書きは苦手という状況も珍しくありません。

 

母語がよくわからなくなると、日本語があまり得意でない外国人保護者と、親子で「深い」会話ができなくなるような場合もあり、親子関係に大きな影響を及ぼします。

 

圧倒的な日本語社会の中で、母語を維持したり、年齢相応に伸ばしていくためには家庭の中だけの取り組みでは不十分になってしまいがちです。これから日本で生まれ育つ、日本語を母語としない子どもたちは増えていくと考えられていて、子どもたちの母語をどう育むか、という点がいっそう重要な課題となりつつあります。

 

 

<根付き、芽吹き、花開くかは日本社会という土次第>

 

外国にルーツを持つ子どもたちが日本語がわからないまま放置されたり、誤った知識や情報によって、母語が適切に育まれなかったりするような状況で成長すると、勉強がわからずに高校進学ができなかったり、高校入学後も日本語での勉強についていけず中退につながり、日雇いのような仕事を転々としたりする以外の選択がなくなってしまうなど、その子どもの人生に大きな影響を及ぼします。

 

しかし、外国にルーツを持つ子どもたちは、適切な日本語教育機会や母語の育成機会、学習機会などが提供されれば、バイリンガル・バイカルチャーの人材(人財)として国内外で活躍することができる可能性を高く持った存在です。

 

その可能性の芽が、日本社会という土に根を張り、力強く成長し、花を開かせることができるかどうか。子どもたちの貴重な時間が過ぎてゆく中で、一日でも早く教育機会を広げる必要性を強く感じています。

リターン

3,000


【子どもたちからのありがとう】

【子どもたちからのありがとう】

子どもからのサンクスメッセージをメールにてお送りします。メッセージが送れるのも、頂いた支援のおかげです。

支援者
142人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年11月

10,000


【卒業式へご招待&カフェ・ドゥ・ジャルダンのカステラ】

【卒業式へご招待&カフェ・ドゥ・ジャルダンのカステラ】

3,000円のリターンに加えて、
①スイーツの名店”カフェ・ドゥ・ジャルダン”
オリジナル「アメリカンカステラ5個入り」をお送りします。私たちのスクールのある福生(ふっさ)で生まれた絶品カステラです。
②7月に行われる子どもたちとの終業式にご招待します。(都内です、交通費はご負担ください)

支援者
88人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年11月

10,000


alt

【ご支援全てNICOプロジェクトのために使わせていただきます】

◇サンクスメッセージをお送りします!

支援者
31人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年11月

30,000


alt

【NICO WEBで、授業参観!】

10,000円のリターンに加えて、
①実際に子どもたちが受けている授業にNICO WEBを通して体験参加できます。
子どもたちの会話練習をサポートしてください。
②復興支援として熊本県内の名産品1点をお送りします。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年11月

30,000


alt

【ご支援全てNICOプロジェクトのために使わせていただきます】

◇サンクスメッセージをお送りします!

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年11月

50,000


alt

【NICO PROJECTアンバサダーパッケージ】

30,000円のリターンに加えて、
①今回の企画資料、そして言語難民に関する現状と課題を、現場のデータや写真と共にまとめた特別リーフレットをご提供します。
②NICO WEBトップページにお名前orバナーを掲載します。

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年11月

50,000


alt

【ご支援全てNICOプロジェクトのために使わせていただきます】

◇サンクスメッセージをお送りします!

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年11月

100,000


alt

【支援者のあなたが記事になる】

50,000円のリターンに加えて、
①このプロジェクト新着情報内で、リターン購入者様または企業様をご紹介します!
②プロジェクト実行者、田中との対談およびその様子を記事化します。
言語難民の子どもたちへの支援実績になります。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年11月

100,000


alt

【ご支援全てNICOプロジェクトのために使わせていただきます】

◇サンクスメッセージをお送りします!

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年11月

記事をシェアして応援する

    https://readyfor.jp/projects/kodomo_nihongo/announcements/40146?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る