プロジェクト概要

学校に行けない。文字が読めない。だから、自然に文字が読めるようになる「絵本」を学校に行けない子どもたちに届けたい。


初めまして。シャンティ国際ボランティア会ミャンマー事務所長の中原亜紀と申します。私は2001年からタイのミャンマー(ビルマ)難民キャンプで図書館運営活動を行ってきました。ミャンマーでは経済的な理由から、小学校を卒業できる子どもの数はたった50%ほど。学校に行けないと勉強をすることができず、文字を読むことができない状況が生まれています。そうした子どもたちの知識や豊かな精神を育てるためには、絵本を活用することが非常に有効です。しかしミャンマーでは子ども用の質の良い絵本や児童書は圧倒的に不足しています。


貧困のため学校へ行けない子どもが多いミャンマー国内で、絵本出版を行いたいと考えています。しかしそのためにはどうしても費用が必要です。みなさまのご支援をいただけないでしょうか?
 

(学校の廊下で熱心に子ども新聞を読む子どもたち。)

 

(いまだ紛争の続くカチン州やシャン州などの少数民族の子どもが

逃げてくる尼僧孤児院。柱と屋根だけの簡易的な建物です。)

 

ミャンマーは長年続いた軍事政権から、2011年に文民政権へと舵を切り、現在急速に民主化への道をたどっています。民主化の背景もあり、外国企業の進出や投資が流入していますが、子どもたちをとりまく環境は依然として厳しい状態が続いているのが現状です。


いまだ多くの子どもたちが貧困のため働かなくてはならないため、小学校を卒業できる子どもの数は、はじめから入学していない子どもも含めると全体のたった50%に留まっています。

 

(学校に行かずにゴミ集めをして生活をしている子どもたちもいます。)

 

●なぜ、ミャンマーの子どもたちに絵本が必要なのか?
本を読むこと。それは、食べ物が体の発達に必要なように、心の栄養となり、子どもたちの考える力や生きる力を育みます。たとえ学校へ行けなくても、地域にある図書館や移動図書館車を通じて本を読む機会が増えることで、子どもの健やかな成長に大きな効果がもたらされます。


ミャンマーでは親に捨てられた孤児たち、非人道的な抑圧から逃れるために村を離れ、遠い町の孤児院に預けられる子どもたちがいます。そうした子どもたちにとっても、絵本は心の発育や心のケアを手助けしてくれます。また、学校へ行けず厳しい労働環境で働かざるを得ない子どももたくさんいます。基礎教育を受けられないことで、子どもたちは社会の中でも不利な立場に置かれてしまいます。


そして文字が読めないので本を読みたくても読めないことにつながります。しかし、例え学校へ行けなくとも、絵本を通じて子どもたちは文字を覚え、知識と智恵を習得していくことができるのです。

 

絵本を大人やお兄さんお姉さんに読んでもらえれば、小さな子どもも目を輝かせて全身で聞き入り、絵を指さしてもらうことで、自然と文字を覚えることができます。また、単に知識を習得するだけでなく、子どもたちが将来の夢や希望を持つことにもつながるので、平和な社会づくりの一歩ともなります。

 

(廊下では本棚がなく、ワイヤーや紐に本を吊り下げて保管しています。)

 

●絵本は、紛争の中に生きる子どもたちを豊かに、笑顔にできる
絵本を開いて大人に「おはなし」を読んでもらうと、子どもたちは文字が読めなくても、絵から想像力が膨らんでいきます。子どもたちの頭の中では絵本の中の登場人物が動き、豊かな物語の世界に没頭することができます。


わくわく、どきどき、恐怖、感動… 様々な情緒を体験しながら、安心できる大人や友達と体を寄り添わせることで、子どもの精神面での豊かな発達を促すことにつながります。親に捨てられた孤児、生きるために働かざるを得ない子どもにこそ、少しでも「普通の子ども」になれる時間、笑顔になれる時間、豊かな精神を育てる発達の機会が必要です。私はそういった機会を創りたいと思っています。

といっても、ミャンマーには子どものための絵本がほとんどありません。書店、道端の露店本屋、貸本屋、図書館等、書物に触れる場所はたくさん見つけられますが、そこに置かれているのはほとんどが大人用の書籍です。子ども用は、コミックや子ども新聞程度しかありません。質の良い絵本や児童書は圧倒的に数が少ないのが現状です。

 


(村の学校の本棚。本と呼べるものは、ほとんどが紙をただ束ねただけのようなもののみ。棚は学校の先生たちの手作りです。)

 

(村の図書館に並べられた本。ほとんどがボロボロで、子ども用絵本は見当たりません。)

 

(ミャンマーには読み物が大好きな人々がたくさんいます。町中でも書店や露店本屋を多く見かけます。しかし子どものための絵本はまだまだ不足しているのが現状です。)

 

●絵本コンクールを開催し、良質の絵本を出版したい
そうしたミャンマーの現状を変えていくために、今回のプロジェクトでは、子ども用の絵本をミャンマーに広めていくことを目的にミャンマー作家協会と協力し、絵本コンクールを開催します。

 

そして、選出された優秀作品を出版し、公共・村図書館や移動図書館活動を通じて子どもたちに本を届けます。同時にミャンマー人作家・イラストレーターの発掘・育成も目指します。出版は2015年1月を予定しています。

 

以前、私が活動していたタイにあるミャンマー難民キャンプでも、新規の図書館開設を行っていましたが、図書館が新しく開館して半年ほど経った頃、子どもたちの母語の語彙が急激に増えたという報告を、家庭や学校の先生から受けました。子どもは絵本を読んでわからない言葉があると、どういう意味なのかを頻繁に尋ねてくるようになったそうです。

本と出会った子どもたちは、本から単純に「知識」を得るだけではなく、語彙力を高めたり、物事を深く洞察する思考力や想像力を高めることができます。さらに、物語を通して共感性やコミュニケーション能力も学んでいきます。お友達と一緒に本を共有することで、分かち合いの気持ちも芽生えてきます。

教育への機会、外の世界へアクセスする機会が限られた環境下では、「絵本」が人生の糧となる学びを与えてくれる偉大な先生となってくれるのです。
 

(生徒たちに絵本のおはなしをする先生)

 

(絵本を夢中になって読む子どもたち)

 

●みなさまのご協力をよろしくお願いします
この写真のように、絵本を手に取ることができる子どもたちはそう多くはありません。絵本出版のコンクールを通じてミャンマー人作家・イラストレーターの発掘・育成を行い、出版した絵本でミャンマーの子どもたちに学びの機会を提供したい。

 

そして子どもたちが大人になった時に平和な社会をつくってくれる、その礎を創るために、これから活動していきます。ミャンマーの子どもたちに絵本を届けるために、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

 

(BAGOと記載されているのがバゴー管区です。)

 

出版された絵本はシャンティの活動地域であるバゴー地域のピー県、ターラーワディー県の公共・村図書館や移動図書館活動地、また、貧しい子が通う僧院内の寺子屋や、人権弾圧が続くカチン州などから逃げてきた少数民族の子どもの住む孤児院等に幅広く配布します。

 

(絵本が一冊もない民家を使った学校の様子。ここにも絵本を配る予定です。)

 

一連の活動計画は以下の通りです。

【絵本出版】
・絵本コンクールの開催、受賞作品の決定 2014年9月頃 
・受賞作品絵本・図書の印刷 2014年12月頃
・絵本・図書の配布 2015年1月頃
・移動図書館活動

【出版部数】
1タイトル 6,400冊

【協力機関】
情報省出版公社、情報省情報広報局、ミャンマー作家協会

【対象地域・受益者】
ヤンゴン市周辺の作家、イラストレーター、編集者、図書出版企業
全国の390の公共図書館および4,900の村落図書館、孤児院、寺子屋

【予算】
120万円
(絵本出版1タイトル出版6,400冊、移動図書館活動費)


引換券について

今回、ご支援いただいた皆様に、ささやかながら以下のような引換券をご用意しました。

■3,000円
子どもからのお礼状が届きます。
 


 

■10,000円

子どもからのお礼状に加えて
季刊誌「シャンティ」のミャンマー特集号をお送りいたします。

 

 

■20,000円

上記2つに加えて
ミニだるまの起き上がりこぼし(紐付き)

 

 

 

座禅をしすぎたために足がなくなり動けなくなってしまった達磨大師のモチーフ。起き上がりこぼしには、「どれだけ揺らいでも心は平安に保てるように」という意味合いが込められています。愛らしくちょっぴりユーモラスな起き上がりこぼしに、心も和みます。

※写真はイメージです。1点ずつ手作りのため、 表情や形が若干異なります。ご了承ください。 どのような顔のだるまが届くか、どうぞお楽しみに。

※サイズ(紐部分を除いた本体):
 (約)縦45mm x 横35mm x 奥行35mm

 

■50,000円

上記3つに加えて
ミャンマーの風鈴(紐付き)

 

 

お寺では、いつも沢山の風鈴が風に吹かれ、心が澄み渡る清涼な音が鳴り響いています。

 

お手元で鳴らし、ミャンマーのお寺にいるような気分を味わってみませんか。

※写真はイメージです。1点ずつ手作りのため、
 色や形が若干異なる可能性があります。ご了承ください。

※サイズ
1. 紐部分を除いた本体:(約)直径43mm x 高さ64mm
2. 紐長さ:約50mm前後 (紐は取り外し可能です。)

 

■100,000円

上記4つに加えて

出版する絵本にお名前を掲載します。

 

 

本の中にお名前を掲載します。

 

■300,000円

上記5つに加えて、出版する絵本をプレゼントいたします。

 

(この絵本は当団体が他国で印刷したものです。このような絵本をミャンマーでも出版します。)

ミャンマーで、子どもたちが絵本を手にする機会を持ってもらいたいと願っています。

あなたのご支援をお待ちしております。


最新の新着情報