紅白梅と行く8000km。メルボルンで優生保護法の問題をつぶやく。

紅白梅と行く8000km。メルボルンで優生保護法の問題をつぶやく。
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は11月29日(金)午後11:00までです。

支援総額

50,000

目標金額 60,000円

83%
支援者
11人
残り
54日
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は11月29日(金)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

▼自己紹介 津軽紅白梅に雪の会です 

「きっかけは法律と家族史にまつわる衝撃でした。」私は2013年頃から優生保護法に関心を寄せるようになりました。優生保護法の運用と家族史が関係していると知り、衝撃を受けたことがきっかけでした。たくさんの出来事を経て、2022年10月に「津軽紅白梅に雪の会」として小さな活動をひとりで始めました。

2022年10月撮影 紅白梅と弘前公園から望む岩木山(弘前市)

 

2023年6月撮影 紅白梅と大手門広場(弘前市)

 

  【これまでの活動】

  • 仙台や東京での裁判の傍聴や報告集会の参加
  • 学習会での小さな話題提供
  • 全国集会の際の優生連への微々たる協賛
  • 津軽の風景と紅白梅の撮影記録
  • 上記の活動に関連するSNSでの情報発信

 

【これからの活動予定】

  • 2024年11月にオーストラリアのメルボルンで開催される国際会議にて 日本の優生保護法の問題について報告します。紅白梅とともに津軽からメルボルンまで約8000㎞の道のりを移動します。
  • 渡航の前後に小さな対話の企画の開催→今回のプロジェクト。クラウドファンディングで皆様にご支援をお願いしたい部分です。

 主催者から届いた参加決定を知らせるメール

「第10回健康とメンタルヘルスに関する国際ソーシャルワーク会議(ICSWHMHMelb2024)」  

 

▼「小さな対話ができたらいいな」

 2024年4月頃、その夏に最高裁での判決が出された後の日本国内を想像すると落ち着かない気持ちになりました。対話の土壌が耕されないままの世間からの忘却や、再び多様な声が埋もれてしまうことがよぎりました。そして小さな抵抗の手段として、海を越えて日本の現状を伝えに行こうと動き始めました。5月の最高裁判所での傍聴を経て、6月にオーストラリアからの「審査を通過しました」の連絡を受け渡航の準備を開始。

 

しかし、その途中で「小さな対話ができたら…」とも思うようになりました。「アジアの端っこからやってきた私の声に、南半球の端っこで誰かが耳を傾けてくれるのか?」 不安もあります。一方で「私以外の声も一緒に連れていきたい」、 そして「果たして誰が耳を傾けてくれたのか…報告したい」と考えるようになりました。  

 

▼プロジェクトの内容 

渡航の前と後に小さな対話の企画を開催します。

いずれも会場は青森県の弘前駅周辺となります。

 

 

2024年10月26日(土)15:00~17:00

「旅の前。おやつの時間に小さな対話 パート1」

  • 今回のメルボルンでの報告内容の模擬発表「Did you know there was a Eugenic Protection Law in Japan? I want to hear your thought」 (日本に優生保護法の問題があったことを知っていますか?あなたの声を聞かせてください)
  • 4日間の会議の開催内容(プログラム※)についてのご紹介
  • 情報保障ってなんのこと?
  • 参加者からの問いとつぶやきタイム&小さな対話
  • 津軽紅白梅に雪の会の関連資料の展示(ポスター・紅白梅・書籍など)

 

2025年1月25日(土)15:00~17:00 

「報告会 おやつの時間に小さな対話 パート2」

  • 旅の報告、事前にいただいた問いやつぶやきへの現地での反応
  • 4日間の会議のダイジェスト報告&改めて情報保障のこと
  • 関連資料の展示(準備中)  

 

全2回に共通のご案内

  • 定員:10名程度・関心をお持ちの方はどなたでも。対話はほぼ日本語です。医療福祉関係者に限らない多様な方々、どちらかだけのご参加も大歓迎。
  • 会場:coffee shop禅 ZEN 青森県弘前市大字大町一丁目6番地4 会場へのお問い合わせはご遠慮ください。駐車場は近隣の有料駐車場をご利用ください。
  • 申込方法:各回ごとに開催前日(10/25もしくは1/24)までに申込フォームから申し込みください。
  • 会場での飲み物代は参加者負担となります(千円程度)。
  • 参加費無料。クラウドファンディングReady forでのご支援の検討をお願いします。

「第10回健康とメンタルヘルスに関する国際ソーシャルワーク会議(ICSWHMHMelb2024)」  

プログラムは大きく33のテーマに分類にされています。 テーマは子どもから高齢者に渡る幅広い世代の今。 カラダやメンタルの病気や障がい以外にも虐待、各種依存症、貧困、過疎地、 多様なマイノリティへの支援の実際や、紛争による難民への介入、尊厳死にまつわる対話について、 福祉、教育、医療、司法、行政、NGOなど多様な現場からの実践のトレンド&悩みの報告で構成されています。 (ただいまタイトル和訳作業を継続中)。 

 

▼プロジェクトを立ち上げた背景

「紅白梅と一緒に海を渡ってみたい」

2024年5月最高裁判所の外観

整理券配布の列に並ぶ前に撮影

 

2024年7月3日に「優生保護法は憲法違反だった」という最高裁判所の判決は出ました。しかし雪国の小さな都市の住民として、ソーシャルワーカーとして、「困りごとが言いやすい」「違いを認め合う」社会には時間がかかることもまた強く感じています。判決のニュースをきっかけに「そういう法律があったのか」と知った方も多いのではないでしょうか。

 

2021年から優生保護法の裁判を見守る中で「まわりと違うこと」に手探りしながら声を上げてきた人たちを目の当たりにしました。その姿を見て、時間はかかりましたが私も自分の関心やうしろめたさを周りに話せるようになりました。それは私の勇気ではなく、「自分で声を上げる人」「耳を傾けてくれてくれた人」がいたからです。

  

▼たくさんの方々との出会い

優生手術被害者とともに歩むみやぎの会さん

2021年8月のオンライン学習会に参加

研究者・活動家・原告・支援団体の方々の声を初めて耳にする。活動に浸透する情報保障(手話通訳・要約筆記・資料のルビ・オンライン活用によるハイブリット開催)の徹底に驚かされる。

 

 

 ②原告や優生連のみなさん

2022年6月 初めての仙台地裁・高裁へ

入廷行動・報告集会も参加させてもらう

 

初めて手にした優生保護法裁判の傍聴券

抽選の結果が出るまではとても緊張。法廷で原告が自身の手術の体験を語る姿に衝撃を受ける。

 

傍聴後の報告集会で東京の原告から手渡された紅白梅

「私が受け取っていいのか?」

 

 

 

③作家 五十嵐大さん

2023年4月刊行 五十嵐大さん著

「聴こえない母に訊きにいく」(柏書房)

 

 

加害者側の子孫として家族史を語り、取材を受けることを決断

お互い違う立場だが複雑な思いを吐露

撮影ページ 本文180~181頁

 

※掲載している名称は五十嵐大さんより掲載許諾を得ています。今回のチャレンジへのご理解に改めてお礼申し上げます。

 

 

 

④ソーシャルワーカーの恩師の方々

2023年11月 愛媛県松山市へ

日本精神保健福祉士協会学術集会に参加

 

優生保護法の問題に向き合うきっかけとなった

専門職としてスーパービジョン※を受けた経験を報告

 

※スーパービジョンとは、対話を軸として専門職としての気づきを得て成長を支える過程と仕組みのこと。

※日本精神保健福祉士協会ならびに協会が加盟する日本ソーシャルワーカー連盟は優生保護法の問題に対する反省と責務を含む声明を出しています。

※この他の方々との出会いは少しずつ紹介をしてゆきます。

 

▼津軽紅白梅に雪の会のあゆみ

2022年6月に仙台での裁判傍聴後の報告集会で、東京の原告から紅白の梅の作品を手渡されました。「私が受け取っていいのか?」「どうしたらいいのか?」という思いもあり、しばらくは棚にしまっておく時間が続きました。

 

その後、たくさんの方々とのご縁により、少しずつ優生保護法の問題に向き合えるようになっていきました。 2022年10月に優生連の初めての大集会が東京で開催される日に、 「津軽紅白梅に雪の会」としてSNSの活動をスタートさせました。 会の名前の由来はもちろん、受け取った紅白梅が雪深い津軽にあること。 そして日本一の桜の名所弘前公園を有する津軽地域にも、数は少ないけれど雪に負けない梅の木があることに着想を得ました。 会という名前ですが、周りに伝え方がわからないまま、これまでひとりで活動を続けてきてしまいました。そして今、少し時間はかかりましたが、紅白梅をお守りに海を越えること、さらに地元での対話の企画に挑戦しようと思えるようになりました。

2024年撮影 近所の公園の紅白梅 

(津軽では例年4月中旬頃に桜と時期を同じく開花します)

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

「地方や雪国でのイベント開催における情報保障の行方は?」

自宅から車で約40分 沖揚平付近より

厳冬期に八甲田が姿を見せることは珍しい

 

誤解を恐れずに言えば、今回のプロジェクトは「誰もが参加しやすい」ものではありません。雪国の冬のイベント開催には社会資源の確保や予算の面で情報保障にたくさんの課題を抱えています。

 

津軽の雪の深さ

(自宅の裏)

 

 

津軽の雪の深さ

(黒石市~八甲田酸ヶ湯までの途中の積雪)

 

未だ、移動に困難を抱える方々の受け入れ、要約筆記や手話通訳の利用、遠隔地向けのオンライン開催等を簡単には準備できない状況です。今回の対話の機会にこれからどのようなあり方が可能なのか、一緒に考えるところから取り組みたいと考えています。

 

最高裁判所の判決が出ましたが、これからが本当の対話の時間と考えています。 今回のクラウドファンディングによるご支援をきっかけに 津軽の紅白梅の傍で小さな対話が生まれることを信じています。決してアクセスしやすいとは言えない場所での対話の企画の開催のため、ご参加が難しい方には、報告書で内容をお伝えできればと思います。

 

みなさまのご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。  

 

【大事なお知らせ】

①プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)によりイベントが開催できなかった場合、プロジェクトを延期します。

②プロジェクト完了日の前に開催する10月26日の企画は自己資金で立て替えて実施し、プロジェクト完了日までの一部支援金は既に支払った費用に補填します。

プロジェクト実行責任者:
照井あき(津軽紅白梅に雪の会)
プロジェクト実施完了日:
2025年1月25日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

津軽紅白梅に雪の会が青森県弘前市内にて2024年10月と2025年1月に対話企画を開催します。資金は会場使用料・機材借用料・運営ボランティアお礼・資料代に利用します。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金で対応します。

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プロフィール

18才まで青森県津軽地方で過ごす。筑波大学体育専門学群健康スポーツマネジメント専攻。全国トップレベルと知らずに入部したテニス部では事務の手ほどきも受ける。野外運動研究室を経て卒業後は国立青少年教育振興機構に就職。北アルプスや能登半島の地形や風土を活用した自然体験活動、ボランティア養成、日韓高校生の交流などに体当たりで伴走。障害者スポーツ団体の宿泊受け入れ、多様な事情にあわせたプログラム作りに右往左往。2010年青森県を拠点に求人開拓、研究機関の事務補佐を経験。教育訓練給付専門実践教育訓練にて精神保健福祉士・社会福祉士を取得。現在はメンタルヘルスソーシャルワーカーのかたわら、2022年10月から「津軽紅白梅に雪の会」として身近な出来事と人権について在野研究をはじめる。所属学会:日本精神保健福祉士協会および戦争と医学医療研究会。

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リターン

500+システム利用料


感謝のメール

感謝のメール

感謝のメールをお送りいたします

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

500+システム利用料


感謝のメールと報告書(500円)

感謝のメールと報告書(500円)

感謝のメールとともに弘前市での対話企画(全2回)とメルボルンでの会議についての報告書を送付します。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

1,000+システム利用料


感謝のメール と報告書(1,000円)

感謝のメール と報告書(1,000円)

感謝のメールとともに弘前市での対話企画(全2回)とメルボルンでの会議についての報告書を送付します。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

3,000+システム利用料


感謝のメールと報告書(3,000円)

感謝のメールと報告書(3,000円)

感謝のメールとともに弘前市での対話企画(全2回)とメルボルンでの会議についての報告書を送付します。

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

10,000+システム利用料


対話の時間(1時間)

対話の時間(1時間)

約1時間の対話でプロジェクトについてお話します。
※日時やオンライン・対面のいずれで行うかは支援者様と要相談となります。団体へのお話も可能です。有効期限は6ヶ月間です。発送完了予定月までに、サービス内容や日程調整の方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。
※感謝のメールと報告書の送付も含みます。

支援者
2人
在庫数
1
発送完了予定月
2025年2月

プロフィール

18才まで青森県津軽地方で過ごす。筑波大学体育専門学群健康スポーツマネジメント専攻。全国トップレベルと知らずに入部したテニス部では事務の手ほどきも受ける。野外運動研究室を経て卒業後は国立青少年教育振興機構に就職。北アルプスや能登半島の地形や風土を活用した自然体験活動、ボランティア養成、日韓高校生の交流などに体当たりで伴走。障害者スポーツ団体の宿泊受け入れ、多様な事情にあわせたプログラム作りに右往左往。2010年青森県を拠点に求人開拓、研究機関の事務補佐を経験。教育訓練給付専門実践教育訓練にて精神保健福祉士・社会福祉士を取得。現在はメンタルヘルスソーシャルワーカーのかたわら、2022年10月から「津軽紅白梅に雪の会」として身近な出来事と人権について在野研究をはじめる。所属学会:日本精神保健福祉士協会および戦争と医学医療研究会。

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