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マンスリーサポーター総計
【活動のご報告】~部外研修(能楽(三役)研修)~
日ごろより国立劇場養成所をご支援くださり、誠にありがとうございます。
国立劇場各館で行われている伝承者養成事業について、皆様にもっと知っていただけますよう、日々の研修の様子などをご紹介してまいります。
今回は、能楽(三役)研修の部外研修についてお届けいたします。
~部外研修~
国立劇場養成所の部外研修では、芸能にとって重要な題材となった町を訪れ、そこで営まれてきた文化や生活への理解を深めています。
10月、11期・12期能楽(三役)研修生は、部外研修として愛知・岐阜の伝統芸能所縁の場所を訪れました。
まずは岡崎市の徳川家菩提寺の大樹寺。
能楽の恩人でもある家康公が桶狭間の戦いの後、再起を期したという歴史的に重要な場所です。
研修生達は歴代将軍等身大の位牌などを見学しました。
大樹寺から岡崎城までを直線で結んだ約3kmはビスタラインと呼ばれているそうです。
今でもその直線の途中に大きな建物はなく遠望できるのは、岡崎の人々が両方の史跡を大切にしている証拠です。
続いて一行が向かったのは、徳川家康生誕の地・岡崎城。
岡崎城には二の丸能楽堂があります。
平成元年開場の本格的な能舞台を見学しました。
ここの大きな特徴は、すり鉢状の観客席と4つの蟇股にある葵の御紋!
立派な楽屋にも興味津々です。
せっかくお城に来たので天守にも登城。
岡崎の歴史も勉強します。家康公像の頭を撫でると出世できる⁉という都市伝説があるそうです。そして時報を告げるからくり時計から「翁」人形が登場してビックリ!
岡崎から岐阜に移動して、初日のメインイベント「長良川の鵜飼」を見学しました。
ここの鵜匠は宮内庁式部職6家6人の世襲で1300年の歴史を伝えています。
11期の2人は、後日の青翔会で能「鵜飼」に出演したため、見学も一層真剣でした。
水面の鵜が篝火に映し出されて迫力満点!
二日目は能「養老」でも知られる養老の滝へと向かいました。
孝行な息子が年老いた親に捧げた滝の水は霊水で親は若返るという伝説の滝です。
名瀑のあまりの清々しさに研修生達は感動、名水を使った養老サイダーを飲んでちょっぴり若返ったかのようでした。
伝説の孝行な息子(源丞内)の墓所がある養老寺にも立ち寄りました。
いずれ能「養老」に出演することもあるだろうと研修生達はお墓と不動明王堂に手を合わせていました。
岐阜から愛知へ再度移動して最後の目的地、熱田神宮を参拝しました。
能「草薙」や「小鍛冶」でも語られる草薙の剣がご神体の大社です。
稀曲「源太夫」の神が祀られている摂社にも参拝しました。
そして沢山の刀剣が鑑賞できる博物館では、本物の日本刀を持つ体験も。
熱田神宮のすぐ近くには能「景清」の主人公悪七兵衛景清を祀った景清社があります。
盲目の景清だけに眼病封じにご利益があるそう。
能「景清」に出演するのは相当先のことですが、研修生達はここでも神妙に手を合わせていました。
2日間の部外研修はこれにて終了。新幹線に乗って無事に帰京しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今後とも、国立劇場養成所にご支援・ご声援をよろしくお願い申し上げます。
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国立劇場養成課の公式X(旧Twitter)(@kokuritsu_yosei)・Instagram(@kokuritsu_yosei22)・
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