群馬ハッキョチャリティ・金剛山歌劇団群馬公演を成功させたい！

　私たちのクラウドファンディングプロジェクトをご支援、応援してくださる皆様に心よりお礼申し上げます。

　朝鮮学校は運営が厳しい中でも様々な方々のご支援によって支えられています。

　本プロジェクトを通じて、朝鮮学校の様子を一人でも多くの方々にお伝えできればとの思いから、こちらの「新着情報」のページでは「ウリハッキョを支える人たち」と題して日常の心温まるエピソードをご紹介させていただきます。

※私たちは朝鮮学校を親しみを込めてウリハッキョと呼びます。ウリハッキョとは私たちの学校という意味の朝鮮語です。

 

　

「お弁当に込められた思い」

 

　リヒャンさんはウリハッキョに子供を送る保護者の一人です。

さて、毎朝リヒャンさん宅のテーブルには子供たちの昼食となる色とりどりのお弁当が並びますが、週に一度だけ、テーブルに置き切れない程の沢山のお弁当が用意されます。

　   

実はリヒャンさん、週に一度、先生たちにも手作りのお弁当を差し入れているのです。

 

 

 

　朝鮮学校の給食は週に一度だけです。（それも保護者会や保護者OB有志たちの手により賄われています。）

　ですので、先生たちも昼食を自分たちで用意しなければならない為、多忙な先生たちのお弁当は簡素なものになりがちです。

　また、決して多くない給料に追い討ちをかけるようなコロナによる財政難は先生たちの経済的な負担を大きくしました。

　体力のいる教育の現場でせめてお昼だけでもお腹いっぱい食べてもらいたい…。コロナに負けず子供たちと真剣に向き合う先生たちを支えてあげたい…。

そんな思いからリヒャンさんは自分の得意な料理の腕を活かしてお弁当を作ることに決めたのです。

 

　リヒャンさんは「お弁当を喜んでくださる先生たちの笑顔が本当に嬉しかった。『明日お弁当作りますよ。』と職員室に電話を入れると、先生達がガッツポーズをすると聞いて、作り続けたいなと思いました。私は私が出来る事をしているだけなんです。子供達がウリハッキョが大好きなのは、全力で向き合ってくれる先生達のおかげですから！」と言います。

 

 

 

　朝鮮学校は本当にたくさんの方々の様々な支援によって支えられています。

雨が漏れば大工道具を持って駆けつけてくれる人、遠出する時にバスを運転してくれる人…。

　どんなに環境が厳しくても皆が自分に出来ることをして学校を支え、それを見た子供たちが社会に羽ばたいていく。

　カリキュラムには載っていませんが、リヒャンさんたちの様な方々の姿は子供たちの心を栄養いっぱいに育ててくれる、大切な「お弁当」なのではないでしょうか。