血小板

　お盆休み明けの本日、県外の大きな動物病院へ行く。

　血液検査の結果、再び血小板が大々幅に下がっていた。

　正常値に戻ることなく、正常値から大々幅減と大幅減を行ったり来たりしている。

　また、腎臓の値も悪い状態をキープし続け、元に戻らない。

　腫瘍は無くなっているため、抗がん剤の副作用で骨髄細胞が傷つき、腎臓に負荷がかかっているのは間違いないが、この状態はこの状態で命の危険があるため、対処しなければならない。

　来週もこの値であれば、別の薬の投与が必要となり、10万円ほどかかると言われた。

　以前の副作用の少ない抗がん剤ではこれらの副作用は出なかったが、その場合小鉄はほとんど食べなくなる。

　今は抗がん剤の合間に食欲の回復期がある。

　小鉄は、偏食で少食だが、食べるのが好きな子だ。

　小鉄のことを考えれば、以前の食欲がほとんど無くなる抗がん剤に戻すよりも、10万円かけて補ったほうがいいと思う。

　ただ、肉体的にダメージを蓄積し続けないか心配だ。

　抗がん剤を止める選択肢もあるが、それは進行の早い癌の場合、再発リスクが非常に高くなるため、どうしても治療は続けたい。

　せっかく奇跡ともいえる寛解期に入るまで小鉄が頑張ったのだから、何とかしたい。