今回、「アラビアのロレンス」の上映会をするにあたり、DVDを借りてきて再度観てみました。

 その結果、頭と心の一部をロレンスが占めてしまい、デビッド・リーン監督の「ドクトル・ジバコ」まで借りてきて観るしまつ。(これにはピーター・オトゥールは出ていませんが、アリ役のオマー・シャリフが主演、ファイサル王子役のアレック・ギネスが出ています。)

 

 「アラビアのロレンス」いかにイギリスがオスマントルコを追いやり、その後の中東を支配していこうとしていたのかがわかる上に、あの沙漠のシーンの壮大さ。あれは、ぜひ大きなスクリーンで観たいと思いました。もちろん臭いや風の強さや、照りつける日の光を体感できませんが、それを想像できる映像です。なぜか、場面に漂う臭いを常に想像しながら観ていました。

 

 トークイベントに登壇予定の熊岡路矢さんと、先日お話をする機会があり、熊岡さんはロレンスの苦悩、心の揺れを、たとえばロレンスが軍服を身に付けるのかアラブの衣装を着けるのかでも見えてくるとおっしゃっていました。

 納得。イギリス将校として命を受けて任務に就く傍ら、アラブの人たちと共に戦うことから芽生えたアラブへの想いの狭間で翻弄されたロレンス。彼が味わった苦悩は、とてもやり切れないものであり、そのやりきれなさは、現在を生きる私たちにも痛く伝わってくるものです。

新着情報一覧へ