
支援総額
目標金額 1,800,000円
- 支援者
- 157人
- 残り
- 11日
応援コメント


プロジェクト本文
自己紹介
私たちは2011年の東日本大震災、福島原発事故をきっかけに被災者支援活動を始め、2012年にはNPO法人ライフケアとして立ち上げました。正会員数は15名、賛助会員は30名程います。(住所:二本松市松岡93、https://lifecare.jo/)
活動は自然医学、民間療法による毎月の健康相談や手当法の実施、佐渡ヶ島での通年の保養活動(年70日ほど)を中心に行っています。
活動で大切にしていることは、「三度の飯よりミーティング」と称して、朝晩の話し合いを持ち、大人も子ども一緒に話し合って物事を決めることです。震災から12年が経ちましたが、現在も活動は続いています。これまでの参加者延べ数千人になります。
初めは被ばくから身を守ることを中心に置いたのですが、次第に「自然体験」、「薪割り、風呂焚き」のような昔の暮らし体験、農体験が主な活動になり、結果として保養になることを探っています。他には福島県内での避難者との「週末体験活動」、「生活弱者支援」としてのお弁当や物品の配布、県外の人に福島の現状を伝える「スタディツアー」や「歌声サロン」などを実施しています。
活動の特徴は「被災者自身による被災者支援活動」です。当事者ゆえ見えることも多々あります。いま福島では放射能や復興に対する考え方の違いから、いろんなところでの対立や分断が生まれています。
2016年には保養の資金集めでクラウドファンディングに挑戦しましたが、「保養は福島が危ないから出る行為で風評を煽る」として叩かれることもありました。それでも私たちは実施しました。被ばくについてさまざまな考えがあってもいいが、お互いを認めようと訴えています。福島の親子がつながって、元気に生きていく姿を見せることが「真の復興」につながると考えます。
プロジェクトを立ち上げたきっかけ
2012年に佐渡ヶ島で築100年以上の古民家を借りて「へっついの家」と名付け、通年の保養、体験交流の場として運営してきました。
佐渡にいくようになったきっかけは、2010年に友人の新築の手伝いに行ったことがきっかけで、豊かな自然、歴史があることを知りました。保養の場所に決めたのは放射線量の低いこと、福島からもそう遠くないことでした。
毎月、福島から通って建物を改修しツリーハウスをつくったり、夏休みには多くの子どもたちを受け入れてる中で「へっついの家」は「みんなの大切な場」になっていきました。とりわけ帰還困難区域の出身者から「第二の故郷になっている」との言葉をいただき、いまは福島だけでなく周辺県や東京からも保養にやってきます。
そんな折、大家さんから買い取りの話が出ました。「へっついの家」は建物は古くあちこち傷んでいますが、古民家の風情があり庭も広く(2反)周りは木々に囲まれていて保養にはぴったりの場所でこれからも続けたいと思っています。
しかし、問題は資金と保養を担う人材です。「持続可能な保養事業」にするにはどうしたらいいか‥。そこで考えたのが、「民泊」の許可を取ることです。宿泊費や体験事業を有料化できるよう法的な面をクリアし、関わるスタッフに給料を払えるようにして後継者を育てることが、「100年続けられる保養事業」につながると考えました。
その一歩として「へっついの家」を買い取り、自由に施設を改修したり、多目的な活用が自分たちでできるようにする。その次に「民泊許可」を取得し、「旅館業法」や「旅行業法」に抵触しないような経営体制に持っていこうと考えています。
「健康な子どもの育たない国に未来はない」とチェルノブイリ原発事故を経験したベラルーシでは36年経った今でも国策として保養、リトリートは実施されています。ですが、日本は民間の善意に頼ったままです。
一方、保養を風評加害を煽るとして批判の声もあり難しさもあります。コロナ禍をきっかけに保養は減り、このままでは無くなりかねない状況もあります。しかし、私たちには12年の保養の経験と実績があり、いまだ保養を必要とする人が多くいます。その人たちを背景に「持続可能な保養のモデル事業」を立ち上げることはできる。まずは買取りの一歩を始めようと決意した次第です。
プロジェクトの内容
持続可能な保養事業にするためには、民泊などの許可をとり、有償化できる法的な整備を図る事が基本で、その一歩として支援金で古民家を買い取り、自分たちで自由に改修できる事業体になることが目的です。
|かかる費用の総額:250万円
|目標金額:180万円
|資金使途:
古民家購入費用の一部
|スケジュール:
2024年3月20日:登記申請
これまでの応援者や関わった人たちのお力だけでなく、クラウドファンディングでの挑戦をしようと考えたのは、以下のようなことからで、今回はその基盤づくり、投資だと考えました。
①自分たちの活動内容を精査しアドバイスしてくれる支援団体が必要と思ったこと。
②クラファンを通して新しい支援者や関わりを考える人との出会いが必要。
③将来、民泊化を考えた時により多くの支援者が必要。
プロジェクトの展望・ビジョン
私は2011年の大震災や原発事故の体験から、原発をなくし、子どもたちを被ばくから守ることが使命と感じて活動してきました。私の家族はいまも米沢に避難中で、私は福島と佐渡と米沢を行ったり来たりするノマド(移動民)人生です。
放射能を巡っての対立や分断をいくつも経験し、また、どうやって保養を続けるか苦慮しながらやってきました。なんとか続けられたのは、神さまや見えない存在の後押しがあってのことだと実感しています。いまは泣き言を言わずに、やれることをやって死んでいくのが私の役回りと思っています。この12年の経験で感じたことは、「私たちは、誰とどんな社会で生きてゆきたいのか」であり、「自然と人と、人とひとが共に助け合って生きる社会をつくる」ことです。
自然や暮らし体験を保養に来た子どもたちの原体験にしてもらいたい。言わば「懐かしい未来づくり」を一緒に創りあげて欲しいと願っています。
皆さま、佐渡へっついの家での保養が100年続きますよう、「持続可能な保養事業」、そのための基盤作りの一歩、「へっついの家の買い取り」にご支援下さい。そして、佐渡に福島にきてください。
一緒に「懐かしい未来」をつくりましょう。
- プロジェクト実行責任者:
- 関 久雄(特定非営利活動法人ライフケア代表理事)
- プロジェクト実施完了日:
- 2024年3月20日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
100年続くような保養の拠点をつくります。いただいたご支援金は、へっついの家の購入費用(200万円)の一部に充てます。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
- 「新法民泊」(住宅宿泊事業法)について、2026年3月までに取得予定。(保健所への相談や届出、消防署への届け出、検査に基づいて進めていく予定です。)
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差額については、自己資金や募金でまかなうことを基本とする。
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プロフィール
1951年岩手県生まれ。70年代に学生運動、労働組合を体験するがついていけずヒマラヤ登山に転向。1980年の転落事故を機に有機野菜の八百屋になるもチェルノブイリ原発事故で売れず脱原発、非暴力直接行動に進む。その後、ガンになり二本松に移住するが、2011年原発事故に遭い、原発を止める活動と保養を佐渡ヶ島で展開。2012年、自自宅の土を持って東電と経産省に届ける「灰の行進」を行う。これを機に「福島の今を記録する」ための詩作を始め詩人を自称。他に、福島の今を伝える「スタディツアー」、避難者との交流の歌声サロンを展開。2014年に映画「むすんでひらくへっついの家」、2021年に「かくれキニシタンー声を上げる10年目の福島ー」を制作、監督する。著書に「原発いらない命が大事の詩1~4(自費出版)」、詩と写真の本「なじょすべ」(彩流社)絵本「たましいになったブチ」等。
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リターン
3,000円+システム利用料

感謝のメールをお送りします。
・感謝の手紙
- 支援者
- 50人
- 在庫数
- 50
- 発送完了予定月
- 2024年3月
10,000円+システム利用料

詩集「原発いらない命が大事の詩」の送付
・感謝の報告
・関久雄の詩集「原発いらない、命が大事の詩」2冊
- 支援者
- 27人
- 在庫数
- 70
- 発送完了予定月
- 2024年2月
10,000円+システム利用料

へっつい応援コース
・感謝のメール
・ホームページにお名前をご掲載
- 支援者
- 64人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2024年2月
終了しました
30,000円+システム利用料

活動報告と詩集「原発いらない、命が大事の詩」3冊と、絵本「たましいになったブチ」
・活動の報告
・詩集「原発いらない命が大事の詩」
・絵本「たましいになったブチ」
- 支援者
- 12人
- 在庫数
- 38
- 発送完了予定月
- 2024年2月
50,000円+システム利用料

活動報告の送付と関久雄の講演券
・関久雄の講演券(有効期限:発行日から6ケ月内)
※コロナなどの理由で中止になった場合は遅延、協議して別の日に開催いたします。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 8
- 発送完了予定月
- 2024年9月
100,000円+システム利用料

映画「かくれキニシタン」DVDと関久雄の講演券
・活動報告
・映画「かくれキニシタン」のDVD
・関の講演券(有効期限:発行日から6ケ月内)
※コロナなどの理由で中止になった場合は遅延、協議して別の日に開催いたします。
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 2
- 発送完了予定月
- 2024年1月
プロフィール
1951年岩手県生まれ。70年代に学生運動、労働組合を体験するがついていけずヒマラヤ登山に転向。1980年の転落事故を機に有機野菜の八百屋になるもチェルノブイリ原発事故で売れず脱原発、非暴力直接行動に進む。その後、ガンになり二本松に移住するが、2011年原発事故に遭い、原発を止める活動と保養を佐渡ヶ島で展開。2012年、自自宅の土を持って東電と経産省に届ける「灰の行進」を行う。これを機に「福島の今を記録する」ための詩作を始め詩人を自称。他に、福島の今を伝える「スタディツアー」、避難者との交流の歌声サロンを展開。2014年に映画「むすんでひらくへっついの家」、2021年に「かくれキニシタンー声を上げる10年目の福島ー」を制作、監督する。著書に「原発いらない命が大事の詩1~4(自費出版)」、詩と写真の本「なじょすべ」(彩流社)絵本「たましいになったブチ」等。