小さく生まれた赤ちゃんのご家族へ、自分を責めず育児を楽しめる環境を

活動報告書

宮崎リトルベビーサークル結（宮崎県）

代表　増田杏那

 

 

１．2022年7月～2023年5月（主な活動）

・2022年10月　令和４年度　母子保健指導者研修会　実例発表

・    　　　　　   対面交流会　（宮崎市　３家族）

・    　　　11月  対面交流会　（宮崎市　7家族）

・    　　　　　　世界早産児デー　フォトブックを医療機関へ寄贈

・    　　　12月　宮崎市パレット文化祭2022　パネル展示

・2023年3月　テレビ放送　MRT「check」

・    　　　4月　「みやざきリトルベビーハンドブック」完成　配布

・    　　　　　　テレビ放送　NHK総合１「てげビビ！」

・    　　　　　　対面交流会　（都城市　12家族）

・    　　　5月　対面交流会　（宮崎市　8家族）

・    　　　　　　新聞掲載　宮崎日日新聞

 

2．親子交流会の報告

１）開催日時　2023年4月23日

２）場所　都城市総合文化ホール

３）内容　対面交流会　みやざきリトルベビーハンドブックお披露目

４）参加者数　12家族

５）参加者の感想

　子供の発育や発達で気になることがありましたが、先輩ママからの助言で少し気持ちが落ち着いてきました。療育や通院時のことなど、さまざまな情報交換もできてとても有意義な時間でした。

　大きく成長した子供の姿を見ていただけるだけでもと子供と一緒に参加させていただきました。いろいろな気持ちが分かる分、少しでもお役に立てたならと思うととても嬉しく思います。とても素敵な時間でした。

６）所見

　みやざきリトルベビーハンドブック作成中ということもあり、なかなか日程調整ができず、約四カ月ぶりの対面交流会でした。初めて交流会に参加される方、お子さんが病院に入院中の方、ハンドブック作成時にメッセージ募集にご協力いただいた方など、過去最多の12家族が集まりました。サークル外から私たちの活動を応援してくださり、駆け付けてくださった親子もいました。現在のサークルメンバーのお子さんは未就学児が多いです。小さく生まれ小学生になった姿を拝見し私自身も励まされました。また、看護学生がボランティアスタッフとして参加してくださり、私達当事者の気持ちに寄り添った看護を目指したいと話してくれました。一人ひとりお話を聞き、改めて対面交流会はとても大事な場であると実感しました、これからも継続していきたいと思っています。

　2023年4月　対面交流会

 

3．世界早産児デー2022の報告

１）開催日時　2022年11月17日

２）寄贈先　宮崎県内のNICUのある医療機関

３）概要　「小さな命の物語」リトルベビーの成長過程をまとめたフォトブックの寄贈

４）医療機関からの感想

　素敵なフォトブックをいただいて、私たち周産期母子医療センターのスタッフは、懐かしいやら、お子さんたちの成長にビックリするやらで、大喜びで見ています。これはリトルベビーの親御さんへだけでなく、医療従事者へも温かい励ましです。心から感謝申し上げます。世界早産児デー、リトルベビーとご家族がお健やかな日を過ごせますように！！

　フォトブックを送っていただきありがとうございました。当院で出生した児も掲載されており、スタッフも大変喜んでおりました。NICUスタッフは、退院後の子供たちの成長を目にする機会がほとんどありませんので、新人や若いスタッフにとっても子供たちの成長を感じる大変貴重なフォトブックでした。どのお子様もかわいらしく表情が豊かで、ご家族に大切に育てられていることを実感しました。子供たちの成長や笑顔は大変癒されますし、みんなを幸せな気持ちにしてくれますね。未来ある子供たちがご家族とともに健やかに過ごしていけるよう、ご家族に寄り添いながら新生児看護をおこなっていきたいと思います。

５）所見

　世界早産児デーでまずやりたかったのが、このフォトブックの寄贈でした。NICUやGCUを出入りされるご家族や医療従事者の皆様に見ていただくことを想定しています。私自身、子供が生まれてすぐは将来どのように成長していくのか想像ができず、思い悩むことが多かったです。そんなリトルベビーのご家族へ小さく生まれ、すくすくと成長している様子をお伝えすることで、少しでも励みになればと思いました。また、NICUやGCUは退院すると二度と足を踏み入れることができません。お世話になった医療従事者の皆様へ子供たちの成長している姿をお見せすることで感謝の気持ちを伝えることができたらといいな思いました。寄贈後、上記のように医療機関からたくさん感想もいただき、この企画を計画してよかったなと思いました。引き続き未来に出会うリトルベビー達のための支援を考えて、活動していきたいと思っています。

　「小さな命の物語　～世界早産児デー2022～」

 

４．みやざきリトルベビーハンドブックについて

・2021年8月　宮崎県庁に要望書を提出

・2021年10月　作成開始

・2023年4月　「みやざきリトルベビーハンドブック」完成

県内のNICUのある医療機関、各市町村の母子保健担当部署で配布開始

「みやざきリトルベビーハンドブック」

 

皆様の支援のおかげで、私たちの活動が成り立っています。いただいた寄付は、毎月の交流会や世界早産児デーの企画で大切に使用させていただきました。本当にありがとうございました。「readyfor」にいただいた応援コメントも一つ一つ拝見しました。私達リトルベビーサークルを応援するコメント、とても嬉しくそして活動をするうえで励みになりました。これからもリトルベビーとご家族へ、「あなたは一人じゃないんだよ」と寄り添い、支えとなるよう活動を続けていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。