プロジェクト終了報告

2017年06月11日

READYFOR プロジェクト終了報告

<ご支援ありがとうございました!!>
 この度は、当会のメータオ・クリニックにおける看護ケア事業へ皆さまからのあたたかいご支援ありがとうございました。皆さまからお預かりした支援金で、メータオ・クリニックへの医療材料の寄付や現地での看護ケア支援活動を実施することができました。

スタッフ一同、心より御礼申し上げます。

 

クリニックの病棟に勤務している看護スタッフと現地派遣員 神谷看護師

 

<事業実施報告>
 今年1月に、当会より看護師の神谷友子を現地へ派遣し、メータオ・クリニックにおける看護ケアのサポートを行いました。

【看護アセスメントシート】患者さんの健康状態や必要な看護ケアを知るためのアセスメントシートを使っての情報収集を一緒に実施しました。

【看護計画】上記アセスメントシートから、どのような看護ケアが必要か一緒に考えました。

 

外科病棟の看護スタッフが患者さんからお話を聞いて情報用紙に記録しています。
次回の看護トレーニングに参加予定のスタッフも隣で見学してます。

 

【看護記録】病棟で実施した看護ケアを記録し、他のスタッフへの引継ぎをどうしたらいいかを一緒に考えました。

 

看護スタッフ全員での話し合いの下、引継ぎノートを作ってみようということになり、現在試験運用中です。

 

【褥瘡ケア】エアマットレスを購入し、皮膚の観察や体位変換など褥瘡に対する看護ケアを一緒に実施しました。

 

褥瘡患者さんの包帯交換を一緒に回ってアドバイスをして改善がみられました。
また体位変換をするよう声替えをして習慣づけるように促しました。

 

【清潔ケア】主に付き添い家族のいない患者さんの体を洗ったり、尿道カテーテルの洗浄の必要性を説明して一緒に実施しました。

 

手洗いは清潔ケアの基本となります。
麻痺の為に自分で手洗いができない患者さんの手や体を丁寧に拭いています。

 

【食事介助】放置されがちだった付き添い家族のいない患者さんへ食事介助を促しました。

 

食事のセッティングをして、しっかり食べられるかベッドサイドで見守りをしています。

 

【移乗、リハビリ】患者さんが自分でできることが増えて、介助者の負担が減るようにベットサイドでのリハビリを促し、安全で負担のない移乗を一緒に行いました。

 

リハビリスタッフと連携して、パンフレットを見ながら歩行訓練の説明をしています。

 

【退院調整】自宅に帰れない患者さんの問題を解決し、自宅へ戻れるように看護ケアスタッフと一緒に働きかけました。

 

入院時は経管栄養でしたが、家族に説明して摂食訓練を経てごはんが口から食べられるようになりました。
この後に気管切開チューブも抜けて無事に退院することができました。

 

【看護ケアスタッフ会議】看護ケアスタッフが主体的に病棟での業務を実施することができるよう、一緒に話し合いを行いました。

 

各病棟から代表を一人ずつ選んで、看護ケアスタッフの話し合いを主体的に進めるようになりました。

 

 今年実施予定の第2期看護トレーニングですが、現在準備を進めており7月より実施予定です。受講するスタッフの参加人数は30名程度。講義3か月、演習3か月。このトレーニングの中でいくつかのトピックについてJAMの現地派遣員が講義や演習の指導を担当する予定です。

 

クリニックの幹部スタッフ、サポートしてくれているタイ人看護師と看護トレーニングについての会議


<購入したもの>

【オートクレーブ】傷の処置やケアに使う道具を滅菌する機械

 

【小児用看護演習モデル】模擬練習のためのモデル

 

【ノートパソコン】資料の作成や会議/講義で使用

【プロジェクター】会議/講義で使用

【清掃道具、衛生器具】病棟の環境整備と衛生的なケアの実施に使用

 

【エアーマットレス】床ずれ防止のためのマットレス
エアーマットレスが使えるようになったことで、長期入院の患者さんも床ずれすることなく、安楽に過ごせるようになりました。

 

【手拭きタオル】一回使いの手拭きタオル
手洗い毎に新しいタオルを使用することで、スタッフや患者さんの手指を衛生的に保つことができるようになりました。(使用後は洗濯、乾燥をさせて再度利用します。)

 

【歩行器】患者さんの歩行訓練用
歩行器の導入によって、できるリハビリの種類が増えました。

 

【文房具】看護ケア記録用

日々の記録に使用しています。

 

【バイク】現地派遣員の移動用
バイクが利用できるようになったことで、様々な業務をこなす現地派遣員の移動が楽になりました。

 

<収支報告>
【収入】
 今回300万円を目標としてみなさまにご支援のお願いをしていましたが、おかげさまで3,964,000円ものご支援を頂きました。ありがとうございます。

 

【支出】

・上記医療材料類購入費用※ 887, 766円 (279,811タイバーツ)

・JAM現地派遣員の渡航費、滞在費用 605, 693円

・事業評価に関わる費用(日本事務局員派遣滞在費用など) 655,052円

・READYFOR関連費用(手数料やリターン発送費用など) 1,014,548円

・その他、雑費や研修に必要な費用  800,671円

 

※医療材料類内訳

・エアマットレス 6台 131,984円 (41,600タイバーツ)

・オートクレーブ 1台 269,679円 (85,000タイバーツ)

・小児モデル 1台 96,767円 (30,500 タイバーツ)

・パソコン 1台 79,317円 (25,000タイバーツ)

・プロジェクター 1台 79,000円 (24,900タイバーツ)

・手拭きタオル 1000枚 11,104円(3,500タイバーツ)

・歩行器 15,911円 (5,015タイバーツ)

・衛生器具 141,819円 (44,700タイバーツ)

・バイク 63,459円 (20,000タイバーツ)
クリニックのニーズに合わせて、当初の予定より一部変更させていただきました。

 

<リターンの発送状況>
 全ての方にサンクスレター、リターン商品を発送させていただきました。(リターン商品の内、シンシア院長からのビデオメッセージ、スタディツアーは現在準備中です。完成次第、ご連絡および発送させていただきます。)

 

<今後について>
 現在、現地で活動しているJAMの現地派遣員は9月まで、8月には後任を派遣予定です。今後の目標として、人材育成支援を継続し看護ケアスタッフの増員と質の向上を図ること、またTOT(Training of Trainers: 指導者研修) の実施などによって現地スタッフが後輩を指導できるようメータオ・クリニックにおける看護ケア支援を引き続きサポートしていきたいと考えています。今回の看護ケア支援に関しては、引き続き新着情報からも報告させていただく予定ですが、当会のホームページ、Facebookからも活動報告や現地からの情報発信を行っていきます。また、当会の活動を継続的にご支援くださる賛助会員の方には、毎月メールにて会報の中で現地での活動の様子などを紹介しています。今回のREADYFORをきっかけに当会のことを知って頂いた方にもぜひ賛助会員として引き続き応援頂けますと幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

【JAMホームページ】 http://japanmaetao.org/

【JAMフェイスブック】 https://www.facebook.com/JapanAssociationforMaeTaoClinic

【賛助会員ついて】

http://japanmaetao.org/%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8/

 

<報告者>

NPO法人 メータオ・クリニック支援の会 現地派遣員 神谷友子(看護師)

2017年6月7日

*写真はすべてご本人の了解を得て掲載しています。