■蓮池うるし工芸㈲にて学ぶ　その③■　　

このクラウドファンディングにご賛同頂いている蓮池うるし工芸様の新たな試みのご紹介です。

落語の菊江の仏壇に象徴されるように、仏壇は人1人隠れることのできる大きさ、また地方の本家などには仏間が設けられ、仏壇を中心に家がまわるように存在していました。

現代の暮らしの中では、
その大きさは実用的ではなくなり、処分したいとのご依頼が蓮池うるし工芸様でも増えているそうです。

処分を希望される仏壇の多くは、塗りも細工も素晴らしく、そのままお焚き上げするには惜しくもったいない。

そこで蓮池氏はダウンサイジングする案を思いつき、現在そのご提案をされているそうです。
マンションや新居に合うサイズに作り直す。ご本尊と須弥壇の一部をそのまま再使用し、新しい家に合わせた大きさに変更する。ご先祖様の想いや小さい頃から見慣れた思い出深い箇所など、大切に今に将来に伝える事ができます。

しっかりとした伝統技術で作られたものは、時代を超えても大切にしたい。身近な暮らしの中に、伝統工芸の新たな居場所を見つけた気がします。

もし、仏壇を処分しようかと悩まれておられるなら、蓮池うるし工芸様にご相談されてみてはいかがでしょうか?

本当に伝統工芸は、祈りの空間がとても似合います。

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