書道アーティスト✕テキスタイル造形作家 パリでコラボ展開催へ

 

はじめまして。言霊筆師・書道アーティストの井上瑠紗と、テキスタイルアート・デザイン造形作家の大西房子です。

 

このたびご縁が繋がり、2020年5月4日〜10日に、フランス・パリのマレ地区のギャラリーにてコラボ展を開催する機会をいただくことができました！パリでも有数のアートギャラリーが集まるマレ地区での展示開催は、私たち2人にとって大きなチャンスです。このチャンスを掴み、今後の活動のための大きな一歩となるコラボ展を必ず実現するため、クラウドファンディングに挑戦することにいたしました。

これを読んでくださった皆さまにどうかお力を貸していただきたいです。また、このクラウドファウディングをきっかけにより多くの方にわたし達のことを知って頂き、活動を通してその方に何かを受け取ってもらえる瞬間をお届けしたいです。

 

長くなりますがわたし達の思いを読んで頂けたら嬉しいです。皆さまの温かなご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

書を通して、沢山の方の笑顔と幸せを応援したい

 

井上瑠紗（以下、井上）：書道経験のなかった私が筆文字という世界を知り、2017年から書道アーティストとして活動を開始しました。当初はただただ書くことが楽しく、ひたすらに書いていました。「自分を表現できること」を楽しんでいました。
 
その後どんどん活動の場が広がり、沢山の方とふれあう機会が増え、作品数も増えた今は、「人の心に寄り添う書」を書きたいと思うようになりました。わたしの書が、浄化の存在、癒しの存在、背中を押す存在、エネルギーを運ぶ存在、その時々で受け取った方に寄り添う存在となれたら良いな、と思って活動しています。

 

これまで、10cm角の木をつかったアクセサリー感覚のものやポストカードサイズのものから、キャンバスに押し花と書をつかったインテリア感覚のもの、大きな額作品など、さまざまな作品を書かせていただきました。一筆龍を描くアーティストさんとのコラボレーション作品も展開しています。また、2017年12月から書道パフォーマンスにも挑戦し、2018年にはだんだん書かせていただく機会が増え、神社にて奉納揮毫をさせていただいたり、歌手の方やミュージシャン、社交ダンサーさんとコラボさせていただきました。社交ダンサーさんのコラボでは踊っているダンサーさんの身体に書を書くという貴重な体験をさせていただきました。

今まで書いた中で一番大きな作品は、自分の身長を遥かに超える180cmx540cmの作品で、今後はもっと大きな作品も手掛けてみたいと思っています！

 

 

自分の魂が喜び、人々にも共鳴する作品を、作り続けていきたい

 

大西房子（以下、大西）：私は学校を卒業して以来、20年近く途切れる事なく制作を続けてきました。現在は仕事と両立しているため、学生時代のように制作三昧というわけにはいきませんが、細々と制作を続けています。

 

最近の作品は、布や素材を組み合わせた平面・半立体の作品で、高さ150〜200㎝前後の大きなものになることが多いです。インスピレーションの源は、「螺旋、渦巻き、曼荼羅、円環」で、制作し続けること自体が今世のテーマだと思っています。

 

人生は山あり谷あり、全ては作品の肥やしとなり、制作の幅を拡げてくれる材料だと思っています。これからも一生作品を作り続けていく中で、今後も私の作品は、まだまだ多様な色に染め上がり、さまざまなフォルムに変化していくのだろうと感じています。

 

 

 

 

大西：私はこれまでも世界各国での作品展に参加してきましたが、これまで以上に活発に発信して行こう、と思っていた矢先で今回の２人展のお話をいただきました。とてもラッキーなチャンスだと捉えています。

 

瑠紗さんとは、今回のコラボ展のお話をいただいて、はじめてお会いしました。若くて元気があってエネルギッシュな印象で、清々しさを感じました。若い書家の作品と、私の和（輪）の作品というコラボレーションが、パリでの空間を使ってどんな展示になるか、考えただけでもワクワクしました。

 

 

井上：私はひとりで何かをするより、人とつながりながら何かをすることが好きなので、お話を聞いた瞬間「やったー！」と心の中でガッツポーズをしました。なんだか良いことが起こる予感がして、しばらくは展示会のこと以外考えられませんでした。

実際、房子さんとお会いし、わたしの予感は間違いないと確信しました。彼女は落ち着ついて地に足のついた女性で、猪突猛進でフワフワした私と真逆なので、お互いを補い合える最高のパートナーだなと思いました。

 

 

井上：これまでにも展示会の出展経験は2度ほどありますが、どちらも主催の方がいて沢山のアーティストさんたちの中で出展させて頂くというものでした。今回のパリは、わたしが初めて主催する側になますので、自分の世界観を楽しみながら思う存分打ち出していきたいと思います！

今回は、自由に思うがままに書く独創的なわたしの書と、パートナーの造形作家の房子さんの得意とする布や平面半立体の造形を組み合わせ、「今までにないフォルムの書」をつくりたいと思っています！これはふたりでなければできないものです！

期間中は、会場で書道パフォーマンスにも挑戦したいです。ワークショップも開催し、筆で書く体験を通してパリの方に日本文化に触れていただきたいです。また、展示会開催とともに、ボランティアとして、展示会近くの施設を回ったり、子供たちを展示会にご招待して書をプレゼントしたり、みなさんの笑顔と幸せに繋がることにもチャレンジしたいと思っています。

この期間中、わたしの可能な時間全てを使い、より多くの方とふれあい、言葉は話せなくても、わたしの書を通して繋がり、国境を超え、民族を超え、絆を深めていきたいです！

 

 

大西：私がこれまで参加してきた作品展は、どれも大人数でのグループ展でした。今回はコラボ展ということで、随分状況が違ってくるだろうと思っています。私たちは、空間意識を感覚的にとても重要視しており、直感的にイメージして空間を構成し、融合していく過程がとても楽しみです。必ず素敵な空間を作り出せると確信しています。

 

また海外での開催ということで、人間共通の"造形"というツールを通じて、言語ではなく、フランスの方々の魂にも共鳴してもらえる作品を発表したいと考えています。現代と日本伝統文化の融合を感じる作品発表ができたらと思います。

 

最近よく使っている麻の素材と白い円環をどうやって構築していくか、膨大に膨れ上がるイメージをあれこれ考えながら、いらないものは削ぎ落としながら、すっきりとまとめあげていきたいと思います。

 

 

 

 

井上：わたし達のプロジェクトに興味を持ち、ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうこざいます。こうして、沢山の方にわたし達の想いを発信できるこの環境に感謝致します。今回、東京オリンピック開催直前という、日本への関心が最高潮の時期に、芸術の都パリで自分の展示会を開催するチャンスが舞い込んできたことは本当にわたしの人生にとっての転機です！

 
また今回のコラボ展をきっかけに、世界での活躍の場を広げ、更に飛躍したいと強く思っています。様々な国を訪れ、その国々の人と仲良くなり、いろんな文化にふれ、国を超え、人の心に寄り添う書が書けるようになりたいです。書道パフォーマンスで世界を回ること、そしてボランティア活動にも力を入れたいと考えています。 今、人の心に寄り添う書道アーティストとして、一番の勝負の時がきていると実感しています。絶対成功させてパリへ向かいたいという気持ち、ただひとつです。

そして、パリの方々とふれあい、心を通わせ、コミュニケーションをとること、自分の書の枠を広げるとともに世界で活躍の場を広げることもそうですが、こうして温かくご支援くださった皆様の想いを胸に皆さまと一緒にパリに行きみんなで"繋がる和"を発信したいと思っています。

 

大西：今回生まれて初めてフランスでコラボ展というチャンスに恵まれました。制作活動を続けている者にとっては、憧れのパリのギャラリーでの展示です。2020年という最大の節目に、私の人生にとっても大きな大きな節目の展示となる事は間違いありません。

 

新しい事に挑むのはわからない事だらけで、緊張します。でもこのはじめの一歩が無事大成功し、今回のプロジェクトに協力して下さったすべての方に、フランスでのエピソードや感動をお伝えしたいと思います。そしてご縁あった人達を大切に、笑顔と元気をプレゼント出来るよう絶対にやりきります。精一杯頑張ります。どうか応援のほど、よろしくおねがいします。

 

 

 

 

 

 

※本プロジェクトは、実行者が2020年05月04日(月)〜2020年05月10日(日)に作品展を開催することを以て実施完了とする。