外国からの版画はEMS国際スピード郵便で日本に到着しています

海外からの版画作品はどのように日本のギャラリーや美術館に届くのか？という

疑問を一般の方は抱いている事と思います。額縁や箱に入った絵画作品は重く、とてもコストがかかります。

そこで民間レベルの展覧会ではEMS国際スピード郵便がよく使われています。紙の作品はシートの状態で丸められてボイド管のような筒に入ってやって来ます。そして税関での不必要な課税を避けるために常に「ノーコマーシャルバリュー」と筒に書かれているのです。

実は作者にとっては大切な芸術作品が郵便局的には「価値はないものです」というのはいつも不思議に思います。

しかし世界的なコロナの影響で日本でも現在国際線の飛行機は３パーセントしか

稼働していません。いつまで海外との作品のやり取りが出来るのか分からない日々が続きます。