着脱しやすいロンパースで障がい児のお母さんの育児を応援したい

あっという間に秋が過ぎ、冬らしい寒さの毎日ですがみなさまお元気でお過ごしでしょうか？

 

 

 

 

みなさまにご支援していただいた”障がい児用長袖ロンパース”のプロジェクトをスタートして、気づけば１年がすぎました。

 

当初１ヶ月間で目標金額６０万を目指していたところ、スタートしてわずか２週間という短期間で達成することができました。それが昨日１１月１２日で、今からちょうど１年前です。

 

本当にたくさんのみなさまからのご支援、そして涙が出るほど心温まる応援のおかげでロンパースの長袖タイプの開発、商品化が叶い本当に感謝しております。

 

 

おかげさまで障がい児、寝たきりの子供さんのお母さん、ご家族に喜んでいただいております。特に入院中の子供さんに使っていただき、点滴時、検査時、のお着替え時にとてもラクで重宝しているというお声も届いてます★

 

ちなみにこちらは息子の脳波検査時の写真です。

 

脳波検査時はこのように肩にも電極を貼ります。

 

肩が肘あたりまでパカっと開くことで首回りの襟ぐりを引っ張って伸ばすことなく、何よりも電極を貼る作業がスムーズです。

 

点滴の時のお着替えも、この肩が開くだけでオムツ漏れや食事中の食べ物のこぼし、よだれなどで着替えさせたい時に

「あーまたお着替えだ…」となることもありません。

 

たったそれだけのこと！？と思うようなことかもしれませんが、たったこれだけのことで検査のストレス、入院時のストレスが”少し”軽減されます。

 

その少しのストレスを、大きなストレスになる前に対処していくことが、障がい児育児にはとても大事なことだと私は思います。

 

前置きが長くなりましたが、、、

 

実は今年初めに、この長袖ロンパースの”意匠登録願”を特許庁に出していました。

 

こちらでもご報告をしていたように作り始めた最初、一発目のデザインは肩から袖口までが全部開く形にしていました。

 

しかし試したところ、肩から袖先まである面テープを一個一個合わせて貼っていくことがとてもめんどくさく、ストレスフリーどころかとてもストレスだったのです…

 

そこからパターンをお願いしている方にイメージを相談し、試行錯誤していただき、肩から肘までの半分が開閉できるデザインに変更しました。

 

さらにそのデザインを縫う作業は簡単そうに見え、縫製の大ベテランの方が”難しい”というようなものでした。

 

なんどもサンプルをあげては修正し、繰り返し繰り返しでやっと出来上がったものは私のイメージ通りのもので出来上がった時に本当に嬉しくて感動したのを覚えています。

 

みなさまからのご支援で作ることのできた長袖ロンパースは、そうやってたくさんの方の知恵と工夫と努力でできあがったデザインです。

 

意匠権なんか取らず、みんなに真似してもらったらいい。という意見もありましたが、他にないデザインをみんなで作り上げる過程を肌で感じてきた私としてはこれだけの機能性と想いに”意匠権”という権利を取得したい、と思い、願書を提出していました。

 

ですが先月、特許庁から結果が届き見たらなんと登録要件を満たさないので拒絶しますという返事でした！簡単に説明すると、、、すでに似たデザインがありますよ！ということです。

 

そこで審査官が主張するその”類似”のものを確認してみるとそれは、私が最初に作った、肩から袖口までが全開になる肌着でした。

 

あれだけこだわって考え抜いて出来上がったデザインなのに”類似”とは………と、どうしても納得いかなかった私は以前からとてもお世話になっている知財総合支援の方と弁理士さんに相談し”拒絶理由”に対し意見書を作り提出し、その結果を今待っている段階です。

 

長々となってしまいましたが現在の状況をお知らせしたく、更新いたしました★

 

新商品の情報についてはまた改めてお知らせさせていただきます(^_^)

 

その他進捗があり次第更新していきますので、読んでいただけると嬉しいです。

 

今後ともどうぞよろしくお願いいたします(^_^)