パリ公演開幕しました！！

皆さま、ご支援と応援のメッセージを次々に頂き、ありがとうございます。おかげさまで達成率25％を超え、本当に感謝いたします。引き続き、周囲へお声がけをいただけますと幸いです。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

今日も引き続き制作・奥田が現地の模様をお届けします。

 

昨日、パリ公演が開幕いたしました。ありがたいことに、チケットは売り切れ、満員御礼でした。熱心に広報・宣伝して頂きましたパリ日本文化会館の皆さま、現地で色々とご協力いただいておりますアトリエ・オガ・パリさん、ありがとうございます。

 

昨日の演目は、「ヤコブの井戸」、狂言「伯母ケ酒」、半能「天鼓」でした。

 

満席の熱気の中でまず「ヤコブの井戸」が開幕。パリでは、狂言の小笠原匡さんの息子さんでフランス在住の小笠原弘晃さんに、フランス語で間狂言を演じて頂きました。ニーナさんとはまた雰囲気の違った猫の弘晃さんが舞台上で「ニャ〜ゴ」と鳴くと、クスクスっとお客様から笑い声が。間狂言の間も、じいっと舞台を食い入るように見つめていたウィーンのお客様とはまた違った反応だったのが、印象的でした。

 

 

シーンと静まり返った中で「ヤコブの井戸」が終わると、わっと拍手が沸き起こり、程なく休憩に。

 

 

15分の休憩後は、狂言「伯母ケ酒」が開幕。小笠原匡さんと弘晃さんの親子共演です。甥が面をつけて鬼のふりをし、酒造りを商うケチな伯母（弘晃さん）からお酒をせしめようとする話です。首尾よくお酒にありついた甥がフランス語で「美味しい！」を繰り返すと、客席からまたクスクス笑いが。酔っ払いすぎてうっかり鬼の面を外して寝入ってしまい、伯母にどやしつけられた甥が千鳥足で逃げ出すと、大きな笑いが巻き起こりました。

 

 

程なくして、銕仙会を率いる観世銕之丞氏による半能「天鼓」の開幕です。現在、パリ・オペラ座にて上演中の写真家・杉本博司氏が演出を手掛ける『At the Hawk's Well/鷹の井戸』にご出演中ですが、ご子息・淳夫さんとともに駆けつけてくださいました。銕之丞氏の力強い謡と舞に客席が魅了されて幕となり、ウィーンと同じく観客の大きな拍手に応えてカーテンコール。パリ初日が終了となりました。

 

 

終演後は、劇場ロビーにてレセプションでした。

 

 

銕之丞氏、清水さんの挨拶があって、ご用意いただいたお寿司をつまみながらの歓談となりました。開演が20時、終演が23時過ぎ、レセプションが終わると24時となってしまい、長ーい1日でした。皆さん、お疲れ様でした！