【禁煙週間の活動】

国立がん研究センターでは世界禁煙デーである5月31日から6月6日まで「国立がん研究センター 禁煙週間」として禁煙に関する啓発を行いました。サポートセンターにも禁煙に関連する資料が展示され、患者さんやご家族の方に禁煙に興味を持っていただく機会になったようです。

 

禁煙週間にはいろいろな資料を展示、提供

 

がんを予防する最も効果的な方法は、たばこを吸わないことです。また、がん患者さんにとっては、たばこががんの再発や治療効果を下げる原因になると考えられていますし、再発転移ではなく新たに発生するがん(二次がん)の原因になることがはっきりと証明されていますので、がん患者さんにとっても禁煙には大きなメリットがあると言えるでしょう。

 

【禁煙したいけど自信がない方へ】

患者さんから、「禁煙の必要性はよくわかるが、たばこがやめられない」と言われることがあります。その理由として次のようなことを挙げる方がおられます。

・意志が弱いから禁煙できない

・何度やってもうまくできないから禁煙もできない

・禁煙したことがあるけど、また吸ってしまったから、もう禁煙は無理だ

このような理由は、禁煙についての根拠のない思い込みにすぎません。禁煙は意志が弱いからできないのではありません。ニコチン依存症という病気ですから薬物療法やカウンセリングを受けることで禁煙しやすくなります。禁煙に何度もチャレンジしたことがある人も悲観的にならないでください。何度も禁煙に失敗した人ほど、禁煙について学習していることになりますから、その学習経験を生かして禁煙に取り組むことができるのです。自信を持っていいのです。

 

禁煙にチャレンジしているときに1本でも吸ってしまうと、「1本吸ったから禁煙に失敗した」ととらえて、禁煙をあきらめる方がおられます。しかしあきらめないでください。1本吸ったぐらいで失敗と決めつけずに、またすぐに禁煙し続けましょう。1本吸ったのは過去のことです。1本吸った過去を水に流す図太さと寛容さを持ち合わせながら、勇気をもって禁煙に取り組み続ける姿勢も大切です。

 

【自分ひとりでは禁煙できない…】

家族や周囲の人の協力も得られると比較的禁煙に取り組みやすくなります。

サポートセンターでは無料で臨床心理士が禁煙についてアドバイスできますので、禁煙がうまくできなくて困っておられる場合は、ぜひご相談ください!

臨床心理士 二宮ひとみ

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