「ねこ本カフェ」に直接関わる話題ではありませんが、気になった記事から。

「膝までの汚物に大量のハエ」猫50匹放置でぬかるみと化した人気市営住宅 「多頭飼育崩壊」の悲劇

多頭飼育崩壊…衝撃的な話題ですが、割とよくある話でもあります。

 

猫を家族に迎えるにあたって、
「不妊去勢手術」
を条件にする保護活動者は多いです。
私ももちろんそうですし、今までも可能な限り手術してから譲渡してきました。

なんでそんなことするの? かわいそう!と思われるかもしれませんが、手術が必要な理由があるんです。

まず、猫は繁殖力がものすごく強いです。
栄養状態が良ければ、猫は一回に5~6匹、年に3~4回の出産が可能です。
しかも生後半年から出産可能、交尾の刺激で排卵するのでほぼ確実に妊娠。
一匹のメス猫が一年で約80匹に増えるという試算もあります。

あっという間に多頭飼育崩壊、最初の数匹なら手術も楽だったのに…と後悔してももう遅い。

茨城県動物指導センター「犬・猫にも家族計画を」裏

環境省「もっと飼いたい?」

環境省「もっと飼いたい?」より
環境省「もっと飼いたい?」より

 

不適切な環境での飼養は虐待にあたり、法律違反になります。
「生まれた子猫は袋にでも詰めて捨てればいい、目が開かないうちはかまねんだ」という人もまだ多い我が茨城県ですが、これも立派な犯罪です。

 

かわいいうちの子の赤ちゃんが見たい!という気持ちもわかりますが、その赤ちゃんの赤ちゃん、そのまた赤ちゃん…みんな幸せにできるでしょうか。

子猫をもらってくれる知り合いもすぐに飽和してしまいます。


野良猫の産んだ子猫だって、勝手に減りはしません。
カラスに食われたり車にひかれたり、飢えて死んだり…直接手を下さないだけで、人が殺しているのと何ら変わりません。
「餌をやらない」「捕獲して処分」などという方法では、野良猫を減らす根本対策にはなりません。(そもそも猫については「捕獲して処分」は犯罪です。)


だから、いま生きている命を大切にし、これ以上不幸な命を増やさないために、繁殖制限が必要なのです。

猫は人間が都合よく飼い慣らした「愛玩動物」であり、野生動物と同一に「自然の摂理」を語ることはできません。


また、発情期は猫にとって大変苦しい期間です。
想像を絶する苦痛であることを、多くの人はご存知ありません。
不妊去勢手術をすることで「発情期じゃないとき」が一生続きます。穏やかな暮らしを送ることができ、生殖器系の病気の予防にもなります。

 

自分の飼い猫に出産させたいなら、代わりに同数の保護猫を迎えませんか?

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