支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 195人
- 残り
- 74日
応援コメント
プロジェクト本文
2024年1月1日。1年のはじまりに起きた、大地震。
あれから1年、多くの人が、能登を離れる選択をしました。
大きな理由の一つは、生活するための仕事がないからです。
それでも、挫けそうになりながらも、
ここで暮らし続けたい人たち、学校に通いたい子どもたちがいます。
できることなら、ここに戻ってきたいと願う人たちがいます。
これからの能登には「働ける場所」が必要です。
仕事は生活の糧を得る手段であり、また、それ以上に、
人と人を繋げ、誰かの役に立てる喜びや生きがいを生むものでもあります。
各地で未来を描き、復興を担う人たちと、
想いを寄せてくださる皆さまとともに、NOTOTO. ともに。
働ける能登をつくろう!
働ける能登を未来に繋ぐ!プロジェクト始動
ー能登を、多様な人が行き交う場として、蘇らせたい。
私たちは、能登という場所を後世に残すため、新たに「働ける場所」を創出していきたいと思っています。その場所を起点に人と人が繋がり、コミュニティが育まれることで、新たな経済活動が生まれます。
今もなお復旧作業に追われていますが、1年が経つ今、能登の未来のため、復興に向けて少しでも歩み出さなければいけません。明るい未来への可能性が見えれば、地域の人たちにとって心のケアにもつながります。皆さまのお力をぜひお貸しください。
NOTOTO.の体制・メンバー
生きていくために必要な「働ける場所」の役割
能登では今、地震で仕事を失った人の失業状態が長期化することが懸念されています。
店舗の営業再開や建物の解体工事の増加によって、小売業や建設業などでは仕事が増えていますが、その傾向は一部の業種にとどまっています。自分にできる仕事、自分に合う仕事がないという人たちも多く、「働ける場所」の選択肢の充実が求められています*1。
「働ける場所」をつくることは生計の基盤を立て直すのはもちろん、そこで暮らす人たちに生きる希望をもたらすことに繋がります。
これまでの大震災の復興の過程でも、被災された方々が生業を取り戻し、人々との関係を再度築くなかで、「頼りにされている」「みんなで仕事をするのが支えになる」などの声が上がるようになり、過去から現在へとまなざしを向けるようになっていったという変化が記録されています*2。
能登においても、仮設住宅への入居によって知り合いが少なくなった人や、会話の機会が減っている、寂しさや孤独を感じているという人が多くいます。
「働ける場所」を中心とした「集える場所」ができることは、そうした人たちにとって、心の痛みや喪失感を癒すきっかけにもなるはずです。
働ける場所づくり、第一弾は「門前町」
輪島市門前町は、曹洞宗大本山である總持寺の門前に発展した町です。2007年の地震でも大きな被害を受けた地域であり、ようやく復興が実を結びつつあった最中での再びの被災でした。
地震で大きな被害を受けた門前町、總持寺通り商店街
(被災直後の様子。現在は、解体作業も進んで、さら地になっているところもあります。)
大災害に二度、三度と見舞われてきましたが、それでもここには「門前は復興できる」と前を向き、これからの門前を考え続ける人たちがいます。
長くこの地を盛り立ててきた人も、このまちの未来を担う若者も、同じ方向を向いて一緒にやろう!と力を尽くしています。
被災から11ヶ月後、門前町の總持寺通り商店街では仮設商店街がオープンしました。
買い物に来た方は「被災後は人に会う機会が少なくて、気がめいる。にぎやかな商店街が復活してほしい!」と話し、営業を再開できた店主の方は「皆さんに久しぶりに来てもらえ、話ができてうれしい」と喜んでいました。
門前高校の生徒たちは、授業で生産したトマトやピーマンを使った「門高トースト」を販売し、地元の小学生は鼓笛隊の演奏を披露するなど大活躍。
「働ける場所」が地域の人たちの生活を支え、会話のきっかけとなり、商店街を行き交う人たちを笑顔にする様子を目の当たりにしました。
そんな門前の人たちからの声を受け、「多様な人が働ける能登を未来に繋ぐプロジェクト」の第一弾を門前町で立ち上げ、ともに発信していこうと決めました。
集える場所であり、働ける場所。「ランドリーカフェ」を立ち上げます!
門前町では、「働ける場所」として「ランドリーカフェ」をつくります。寒さが厳しく、雨も雪も多い地域柄ゆえ、洗濯物が乾かしづらい人たちにとって、コインランドリーは生活に欠かせませんが、地震により地元唯一のコインランドリーも廃業となりました。
おしゃべりができたり、お茶を飲んだりできる場所があれば、地域の人たちの交流の場にもなります。
カフェを営業し、ランドリーを整備・管理する「働ける場所」の機能と、「集える場所」の機能を持つのが「ランドリーカフェ」です。
宮下 杏里さん
一般社団法人NOTOTO. 理事/輪島市櫛比の庄 禅の里交流館 管理部長
あの残酷なお正月から、早や1年が過ぎました。まだまだ安らぐ時間もとれないのが現状です。この1年、避難所運営、復旧ボランティア、復興会議と目まぐるしい毎日を送ってきました。
その中で気づいたことは、「働ける場所」「集える場所」が生活において、いかに大切だったかということです。
今、能登半島地震、奥能登豪雨を受けた能登の人たちには「心のケア」が最も必要です。
門前の中心地にある我々商店街が、「未来への希望の光を見せること」が住民の心のケアになり、生きる糧となると信じ、頑張っていきます。そして、ここで支援していただいたみなさんが門前に来た時に、能登人自慢の「おもてなし」ができるよう復興していきます。
「働ける場所」を各地に広げ、 多様な人が働きやすい能登へ
NOTOTO.について
発災直後は、緊急物資のコーディネートや避難所運営の支援などを行ってきました。現在は、今回のプロジェクト以外にも、能登の生業・地域振興の担い手への伴走支援を中心に、能登の人たちと国内外の人や企業をつなぐ活動をしています。
多様性を生かし合えるまちづくりを
私たちは能登が、住む人だけでなく訪れる人にとっても、多様性を大切にし、お互いをリスペクトし合い、誇りをもって次世代につなげるアクションができる地域になることを目指しています。
今までの能登に戻すのではなく、多様な人たちがもっとお互いを尊重して生きられる能登を未来に繋ぎたい。そう願っています。
「働ける場所」づくりは、生業の創出や経済効果として測れる価値に留まらない、人が「集える場所」づくり、つまり、コミュニティづくりです。
幅広いバックグラウンド、専門性を持つNOTOTO.メンバーそれぞれの強みと弱みを持ち寄って、各地の復興の担い手の皆さま、ご支援くださる皆さまと一緒に、それぞれの地域に合った形の「働ける場所」を一箇所ずつ立ち上げていきます。
そして、素晴らしい歴史や文化を紡いできた能登の良さを活かしつつ、伝統的な価値観によって生きづらい思いをしている、周縁化されてしまっている人たちも、いっしょに「集える場所」を増やし、誰もが暮らしやすい能登の未来へと繋いでいきたいと思います。
皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
<クラウドファンディング概要>
第一目標金額:1000万円
資金使途
・ランドリーカフェの建物となるコンテナハウスの確保、デザイン費
・立ち上げサポートに関わる活動運営費
READYFOR事務局より:
本プロジェクトは被災地で実施する緊急災害支援活動の関連プロジェクトです。被災地、被災者の皆様の状況等が変化する可能性がございます。被災地の情報に関する公的機関の発信、報道等もご確認下さい。
※本クラウドファンディングはALL-IN形式で行われます。目標金額に満たない場合もクラウドファンディングは成立となり、集まった金額に応じて当初プロジェクトに沿った内容にて実行いたします。
※目標金額を超えて集まった場合は別途活動報告などを通じて、使途のご案内をいたします。
※刻々と変わる状況に鑑みて、ページ内記載のプロジェクト内容が変更、遅延する場合もございますが、支援金の返金は行われませんのでご理解のほどお願い致します。一方で、完全に中止となった場合は返金いたします。
参考情報
*1 https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20240908/3020021413.html
*2 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jarcs/28/0/28_77/_pdf
- プロジェクト実行責任者:
- 一般社団法人NOTOTO.
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年12月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
一般社団法人NOTOTO.が門前町で「ランドリーカフェ」立ち上げに向けて、コンテナハウスの確保・デザイン、現地の復興の担い手や団体へのサポートを行います。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
- 食品衛生責任者の届出、飲食店営業許可の取得をオープン前(10月頃)までに予定しています。
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プロフィール
「能登の人と、文化と、未来とともに。」をテーマに、令和6年能登半島地震を経験した能登地域の創造的復興に、中長期で取り組む団体。2024年1月1日、石川県にて令和6年能登半島地震を経験した共同代表の安江と松中が、翌日1月2日に任意団体「令和6年能登半島地震・民間支援事務局」を立ち上げ、企業や団体からの支援物資の受け入れと現地へのお届けなどを開始。その後、民間支援団体と避難所のマッチングや、著名人や地元シェフと連携した避難所での炊き出し、能登コミュニティの方々からの実情ヒアリングなどを継続的に行う。それらの活動をベースに、中長期的な能登復興を支援するため、4月11日に石川県内で能登復興に取り組む多様なメンバーとともに法人を設立。地域コミュニティの継承・活性化、人・企業・団体とのリレーション創出・構築、子どもたちの学校づく構想、持続的な資金調達の仕組みづくり等を事業とする。
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リターン
3,000円+システム利用料
3,000円コース
・活動報告メールをお送りします
- 申込数
- 58
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- 制限なし
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- 2025年12月
5,000円+システム利用料
5,000円コース
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- 申込数
- 39
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
10,000円+システム利用料
10,000円コース
・活動報告メールをお送りします
- 申込数
- 76
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- 2025年12月
30,000円+システム利用料
30,000円コース
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- 2025年12月
50,000円+システム利用料
50,000円コース
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- 申込数
- 4
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- 2025年12月
100,000円+システム利用料
100,000円コース
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- 5
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- 2025年12月
300,000円+システム利用料
300,000円コース
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- 1
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- 2025年12月
500,000円+システム利用料
500,000円コース
・活動報告メールをお送りします
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- 0
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1,000,000円+システム利用料
1,000,000円コース
・活動報告メールをお送りします
- 申込数
- 0
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
プロフィール
「能登の人と、文化と、未来とともに。」をテーマに、令和6年能登半島地震を経験した能登地域の創造的復興に、中長期で取り組む団体。2024年1月1日、石川県にて令和6年能登半島地震を経験した共同代表の安江と松中が、翌日1月2日に任意団体「令和6年能登半島地震・民間支援事務局」を立ち上げ、企業や団体からの支援物資の受け入れと現地へのお届けなどを開始。その後、民間支援団体と避難所のマッチングや、著名人や地元シェフと連携した避難所での炊き出し、能登コミュニティの方々からの実情ヒアリングなどを継続的に行う。それらの活動をベースに、中長期的な能登復興を支援するため、4月11日に石川県内で能登復興に取り組む多様なメンバーとともに法人を設立。地域コミュニティの継承・活性化、人・企業・団体とのリレーション創出・構築、子どもたちの学校づく構想、持続的な資金調達の仕組みづくり等を事業とする。
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#国際協力
- 現在
- 1,009,000円
- 寄付者
- 140人
- 残り
- 74日
ウクライナ危機|女性や子どもが自ら未来を描くために継続的なご支援を
#国際協力
- 現在
- 2,100,000円
- 寄付者
- 85人
- 残り
- 43日
緊急支援|ロサンゼルス山火事被害へのご支援を
#国際協力
- 現在
- 610,000円
- 寄付者
- 98人
- 残り
- 74日
シェルター退去の危機で窮地!切迫する運営費と保護猫活動にご支援を
#動物
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- 1,756,000円
- 支援者
- 214人
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- 8日
福祉型専攻科を仙台の地に根付かせたい
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- 872,000円
- 支援者
- 86人
- 残り
- 15日
春岳院|天下人の右腕 豊臣秀長の菩提寺を未来へ。本堂修繕にご支援を
#地域文化
- 現在
- 7,938,000円
- 支援者
- 381人
- 残り
- 1日
英霊の「みこころ」とご事蹟を後世へ|靖國神社遊就館改修にご支援を
#地域文化
- 現在
- 40,589,000円
- 支援者
- 1,812人
- 残り
- 14日