オイスカ開発教育専門学校｜ウクライナ学生支援日本語教育プロジェクト

オイスカ開発教育専門学校

寄付総額

3,060,000円

目標金額 2,400,000円

寄付者: 103人

募集終了日: 2022年11月30日

終了報告を読む

https://readyfor.jp/projects/oiscasengaku?sns_share_token=

専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます

2022年11月25日 07:00

【感謝】日本語教育についてのご報告（残り５日）

シェア
ポスト
LINEで送る
noteで書く

３カ月に及んだクラウドファンディングも残り５日です。

今日は日本語教育の状況についてご報告させていただきます。

本校で受け入れた最初の避難学生であるヴィーラさんの授業が開始して４か月、第２陣のマルハリタさん、ユリヤさんは１か月が経ちました。各々の学生が毎日一生懸命に日本語の学習に取り組んでいます。今回は支援者の皆様に彼女たちの学習状況について知っていただく機会になればと思います。

ヴィーラさん

　ヴィーラさんは現在、12月にある日本語能力試験に向けて毎日学習に取り組んでいます。日本語能力試験はN1からN5まで5つのレベルがあり、N1が一番難しいです。彼女が来月受ける試験はN2で、上から2番目の難しさです。ウクライナの大学で日本語、日本文学について学んでいた彼女ですが、7月の来日時点では、正直なところ「N3にギリギリ合格できるくらいかな」という印象でした。特に彼女は、非漢字圏出身であるため漢字が大変苦手で、N5レベルの漢字も読めませんでした。「N2はとにかく漢字が必要で努力すれば必ずできるようになるよ」と励ましながら、週60個ずつ漢字テストを行いました。その結果、今では段々と漢字が読めるようになり、N2の問題も解けるようになってきました。今は毎日の授業に加え、アルバイトから帰ってきた後、学校で自習をしています。もちろん合格できるかどうかはわかりませんが、彼女の努力によって日本語能力が向上しているのは間違いありません。

↑

N2の問題。間違えたところはしっかり直します。

授業中の様子。最近は問題演習の日々です。

↓

マルハリタさん、ユリヤさん

　マルハリタさん、ユリヤさんが来日する前、私は正直不安を感じていました。というのも、私が普段教えている学生は「日本に行きたい、日本語能力試験に合格したい」という気持ちで留学しています。ヴィーラさんの場合も避難学生ではありますが、戦争が始まる前から日本の文化や文学が好きで日本に住むことが夢でした。しかし、この二人は当然「戦争から逃れる」という目的で来日しました。そのため、日本語を学習する意欲がどの程度かもわからず、どのくらいの厳しさで、どのくらいのペースで進めるか、何を目標にさせるかなど、考えなければならないことがたくさんありました。しかし、彼女たちが来日して実際に話し、授業を行うことで、そういった不安は払拭されました。彼女たちは非常に意欲的で、主体的に取り組むからです。ほとんど日本語レベル０の状態からのスタートで、ひらがなとカタカナの勉強からはじめ、今は初級のテキストを使って、「読む、書く、聞く、話す」の4技能を伸ばすように学習しています。来日当初は英語でしかコミュニケーションが取れませんでしたが、最近では勉強した言葉や文法をつかって話すようになりました。当面は日常生活で伝えたいことが最低限伝えられるようにN4レベルを目指し、来年7月にN3レベルになれるように学習を進めていきます。日本語の面白さと美しさを感じてもらいながらコミュニケーションに困らない日本語が身に着くよう指導してまいります。

このように私どもが教育やソーシャル・サポートに集中して取り組めるのも、彼女たちが安心して勉強に専念できるのもひとえにみなさまのご支援やご理解があるからです。この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。

一覧に戻る

ギフト

入力して検索

5,000円＋システム利用料

5,000円ご支援

●寄付金領収書及び本プロジェクトの活動報告ニュース配信
●本学園は、所得税法施行令第217条及び法人税法施行令第77条に掲げる特定公益増進法人です。
●個人様、法人様とも税制上の優遇措置が受けられます。

税制上の優遇措置の詳細については、ページ文末の「税制優遇上の措置について」にてご確認ください。

寄付者: 36人
在庫数: 制限なし
発送完了予定月: 2023年1月

10,000円＋システム利用料