お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

このたび、松竹大谷図書館が所蔵する義太夫正本を検索・閲覧するシステムを公開しました。


この検索・閲覧システムは、松竹大谷図書館が所蔵している義太夫正本を検索し、
一部をデジタル画像で閲覧できるようにしたものです。
http://www.dh-jac.net/db1/books/Shochiku-Otani/

 

システムの開発及び公開は、松竹大谷図書館と立命館大学アート・リサーチセンターとの間で結ばれた協定に基づき、アート・リサーチセンターが行っています。

 


検索・閲覧システムのトップ画面

 

 

義太夫正本とは、人形浄瑠璃の戯曲にあたる資料です。1作品まるごとの本文を収録しているところから「丸本」とも言われます。義太夫正本は、その内容の奥深さや宗教観、そこに描かれる人間の普遍的で魅力あふれる姿から、単に人形浄瑠璃の戯曲としてだけでなく、江戸時代の人々の恰好の読物として人気が高い出版物でした。


(左)「新うすゆき物語」(寛保元年[1741]初演) 献上本

(右)「須磨都源平躑躅」(享保15年[1730]初演) 七行本

 

松竹大谷図書館では、江戸時代に出版された約550冊の義太夫正本を所蔵しており、閲覧時に身分証をお預かりしますが、どなたでも閲覧していただけます。この義太夫正本の所蔵を、Web上で検索出来るようにしたものが、今回のシステムです。また、このうち123冊については、翻刻出版のための調査を目的として義太夫節正本刊行会により12年ほど前に撮影された画像をシステムに組み込み、検索結果から正本の画像を閲覧出来るようにしています。

 

これまでは当館でしか閲覧できなかった正本が、ご自宅で、職場で気軽にお読みいただく事が出来ます。まだまだ画像数も少なく、入力項目もわずかですが、松竹大谷図書館の55年以上に渡る歴史の中で、Web上での検索・閲覧という新しい一歩を踏み出す事が出来ました。

 

検索・閲覧システムの画像閲覧画面

 

今回の【第3弾】プロジェクトでは、芝居番付の検索・閲覧システムもいずれ同じように公開することを、目標としております。皆様のご支援で、プロジェクトが成功したあかつきには、五千枚全ての芝居番付を画像化し、Web上でみられるようにしたいと計画しています。そしていずれ目録データも充実させていきたいと思っています。


遠方で、当館の資料をご利用頂けない方にも、ぜひWeb上でご利用頂けるよう、プロジェクト実現のために、ぜひともご協力をお願いいたします!

新着情報一覧へ