お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

本日、公益財団法人松竹大谷図書館ニューズレター7月号を発行いたしました。

http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/newsletter_no220.pdf

上記当館HPより、PDFファイルでご覧いただけます。

 

7月号では、

・新着資料案内

・新規登録資料案内

・資料をご寄贈くださった方々

・突然やってくる地震や災害、その時のために。想像力を―避難訓練に参加

・さわやか信金主催<第12回ビジネスフェア>社会科見学講演とWebTV

・第59回松竹大谷図書館所蔵資料展示「渥美清-没後20年-」展

以上を掲載しております。

バックナンバーはこちらからご覧いただけます。

http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pub/

 

 

さて、久々に松竹大谷図書館の、最近整理した資料を写真でご紹介します。

明治20年代の、各座の定紋が描かれている絵本番付です。

左上から時計回りに、深野座、中村座、明治座、千歳座、春木座です。

新富町にあった新富座は、何度か名称を改称していますが、深野座はその新富座が改称したときの座名です。明治24年11月に新富座から深野座に改称し、明治27年1月まで深野座の名前で興行しました。翌月からはまた新富座に戻っています。中村座は、初代中村勘三郎が創設した芝居小屋で、江戸三座のひとつです。明治17年、浅草西鳥越町に猿若座として移転、その後明治19年に中村座として再建し、明治24年までその名は続きました。明治座は、皆さんもご存じの、今も興行をしている浜町の明治座ですね。千歳座はその明治座の以前の名称です。明治18年から、明治26年に明治座に改称するまで、千歳座の名称で興行していました。文京区本郷春木町にあった春木座は本郷座の以前の名称です。明治35年に本郷座と改称するまで、この座名が使われていました。

 

こちら、明治29年9月26日初日の明治座の絵本番付を開いてみますと、

『鬼一法眼三略巻』『山姥』『籠釣瓶花街酔醒』といった演目と、常磐津、浄瑠璃の太夫名などが書かれています。

次の頁です。『鬼一法眼三略巻』の場面が描かれています。九代目市川團十郎が大蔵卿を演じていますね。

下には、序幕、二幕目、三幕目の配役が記されています。

このように、絵本番付にはあらすじがありません。場面を描いた絵が、あらすじの役割を果たしています。

このような絵本番付は、大正期まで発行されました。現在のプログラムの前身ともいえる資料です。

他にも様々な戦前の絵本番付がありますので、ご覧になりたい方はお気軽にカウンターにお声がけくださいね。

 

 

 

●夏期特別整理休館のお知らせ●

 

本年は、8月16日(火)より29日(月)まで夏期特別整理休館となります。来館される折は、カレンダーで開館日をお確かめの上ご来館下さい。
8月30日(火)より開館いたします。

 

松竹大谷図書館の開館日はこちらよりご確認いただけます。
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/16_calendar.pdf

新着情報一覧へ