お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

明日11月10日から『松竹大谷図書館所蔵 3D浮世絵 歌舞伎組上燈籠の世界』展が始まりますが、今週6日に、松竹大谷図書館から藤澤浮世絵館へ歌舞伎組上燈籠絵15作品の搬出作業が行われました。今回の展覧会では、原画である組上燈籠絵と、その複製を切り出して組上げた立体形を並べて展示するため、すでに複製のためのデータは藤澤浮世絵館へ貸出されていますが、いよいよオリジナルの組上燈籠絵が出発です。

 

藤澤浮世絵館からは2名の学芸員さんが見え、当館スタッフの立会いの下、まずは一枚一枚、丁寧に目視で組上燈籠絵の状態をチェックします。非常に大事に扱われてきており状態も良いとはいえ、作品によってはすでに130年ちかく経っている錦絵ですから、経年による紙の汚れやスレ、色移りがあるのは否めません。

 

 

その現状を細かく記録し、双方で確認するのです。今回の展示や移動によって破損したものではないと証明するためであり、また、万一事故があった場合にはその状況を正しく把握するためです。錦絵1枚につき1枚、総数48枚に及ぶ調書が出来上がりました。返却時には、また同じように、貸出したときと状態が変わっていないか、確認作業が行われます。

 

その作業が終わったものから順次、美術品専門の輸送業者さんが丁寧に梱包し、約2時間の作業の後に藤澤浮世絵館に向けて出発して行きました。会期中、なるべく多くの皆様にご覧いただけるよう祈っています。

 

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