プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

 


鹿児島が誇る伝統工芸の灯火を絶やさないために。後継者育成に力を注ぎます。

 

初めまして、鹿児島市内で大島紬を製造する会社「大島紬秀円ランコントル」を営んでおります、重田茂和と申します。現在では、本場大島紬鹿児島地区伝統工芸士会の会長も任されています。もともと私は、奄美大島で生まれ鹿児島市で育ちましたが、若い頃は東京で舞台役者として夢を追っていました。しかし諸事情により20歳のとき帰郷し、兄とともに稼業の「重田織物」を継ぎました。

 

大島紬は、昭和40年代に黄金時代を迎え、その頃は鹿児島県でも5万人以上の職人がいたそうです。ピークの頃は母親の織賃だけで、息子3人を大学に出すことが出来た!とか、大卒初任給の3倍の収入を得ていた!とか……。まさに大島紬バブルだったのです。

 

ただ、その需要も昭和51年頃をピークに減少し、糸問屋や織元が次々と倒産。今では職人はわずか2500人足らず、後継者もなかなか育ちません。我が重田織物もその波を免れられず、「うちも、俺の代で終わりかな」と思ったこともありました。

 

それでも「大島紬を守りたい」という思いは強く、その良さを次世代に伝え、後継者を育てていくための活動にも精力的に参加しています。例えば、鹿児島県内の小学校に織り機を持ち込んで、実際に触って体験してもらったり、仕事を引退された方の機織機や道具の保管を請け負ったり。

 

また、実際に日常の中で大島紬を「使っていただく」機会も増やしていただけたらと、2011年2月に、製造から販売まで一貫したブランド「秀円」を立ち上げました。

 

重田です

 

新しく立ち上げた大島紬のブランド「秀円」は、デザイン性にこだわっています。

 

今のファッション界は、「一般人には手が届かないような超高級品」か「リーズナブルな低価格品」か、に二分される傾向にあるように思います。本場大島紬は、本来的には、ブランド力やステータスのある「高価な着物」です。ただ、それと合わせて、より「生活に密着できるもの」も作っていけば、自ずと大島紬の可能性が広がるのではと考えました。

 

もちろん、大島紬は、着物だけでなくいろいろな小物も販売されていますが、そのほとんどは昔ながらのデザインで、「昭和のお土産品」というイメージを脱却できていません。やはり、ファッションの観点を持たずして、大島紬の広がりはない。それが、「秀円」立ち上げ時の思いでした。

 

「秀円」のオリジナルストール。
これなら私も身に付けたい!プレゼントしたい!
と思っていただけるようなデザイン、色味にこだわっています。

 

日本そして世界へ、大島紬の魅力を伝えたい。新しい図柄「平成西郷星」を考案・制作します!

 

そこで今回は、大島紬にさらなる一歩を、というコンセプトでプロジェクトを立ち上げました。これまでの大島紬の、落ち着いた渋めのイメージを刷新する、新しい柄の着物の制作に挑みたいと考えています。そしてその柄を携えて、日本中に、さらには世界へ、大島紬の魅力を伝える活動を広げていきます

 

新しい柄の名は、「平成西郷星」。西郷さんは、言わずもがな、維新の英雄のひとりです。実は、鹿児島の奄美大島には、彼ゆかりの大島紬の柄、通称「西郷柄」というものが伝わっています。幾何学模様を組み合わせた柄ですが、今ではあまり生産されていません。

 

私たちは、これを復活させたいと考えました。しかし、せっかく蘇らせるなら、本質は生かしつつも平成の感性も取り入れたものにしたい。そこで、西郷柄を現代人にも馴染むようなデザインにアレンジした、いわば“平成の西郷柄”の制作が決定しました。

 

図柄の監修には、西郷隆盛の曾孫にあたる西郷隆夫さんをお迎えできることとなりました。西郷隆夫さんには、新しい図柄の考案からマネージメントまで、総合プロデュースをお願いしております。

 

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西郷柄についての貴重な資料を読み込む西郷隆夫さん

 

この「平成西郷星」は、まずは7反制作し、初反は今年の10月にパリで開催される、パリ万博150周年の記念展示会に出展予定したいと考えています。10月のパリでの催事展示費用なども、支援金から捻出出来れば幸いでございます。

 

《「西郷柄」とは?》

鹿児島本土で生まれ育った西郷さんが、奄美大島に蟄居を命じられたのは、まだ明治に入る前の安政6年(1859)のことでした。西郷さんは元来優しい性格で、病人や老人に対して自分の扶持米などを分け与え、島民に慕われました。奄美を離れ、明治10年(1877)に西南戦争で斃れたあとも、奄美の島民は西郷さんを思い続けました。
そして、大正時代に入るころ、赤尾木・竜郷など西郷さんと関連のある部落で、次第に「西郷柄」と呼ばれる柄が作られるようになりました。特徴は、多種多彩な柄構成。ただ、現在はあまり制作されていません。

 

《「西郷“星”」とは?》

西郷星(さいごうぼし)とは、明治10年(1877年)頃、西南戦争による世の混乱の中、西郷さんの死を悼む人々の間で流布した都市伝説のような物語です。この頃、火星の大接近があったのですが、当時の庶民はそれが火星であるとは知らず、「急に現われた異様に明るい星の赤い光の中に、陸軍大将の正装をした西郷どんの姿が見えた」という噂が流れ、「西郷星」と呼ばれて大騒ぎになったと伝えられます。

今回の新柄は、この逸話から名前を拝借しました。

 

西郷星プロジェクトについての話し合いは、いつも真剣

 

大島紬で、鹿児島の「次の150年」を盛り上げたい!

 

今回、資金調達の手段として、あえてクラウドファンディングを選んだのは、ひとえに「大島紬の危機的状況を多くの方に知ってもらいたい」「大島紬の良さを広く味わっていただきたい」という思いに尽きます。

 

折しも、今年はパリ万博薩摩藩出展150周年。そして来年は明治維新150周年、大河ドラマも「西郷どん」です。鹿児島にとっては、近年で最も熱い2年間になるはずです。伝統工芸の分野からも、鹿児島の「次の150年」を盛り上げたい!そのために、みなさまどうかご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

《「平成西郷星」プロジェクト》

■概要

平成西郷星の柄の大島紬を7反制作。

作り手は、本場大島紬鹿児島地区伝統工芸士有志。

■展示予定

「SATSUMA WEEK in Paris 2017」

2017年10月22日〜25日、パリ市内にて

 

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※制作した着物は、先行予約販売する予定です。販売による利益は、一部、大島紬、薩摩焼等の鹿児島県の伝統工芸品の後継者育成事業に寄付します。

 

 

支援者様限定品も!リターンのご紹介

 

気軽に大島紬に触れていただくべく、さまざまなリターンをご用意しました!

 

■【本プロジェクト限定】ミサンガブレスレット

大島紬に使用する高級シルクで編み込みました。西郷さんが好きだったといわれる「浅葱色」を、秀円カラーの青色と緑色で再現しています。

 

 

■大島紬のポーチまたはバレッタ(先着30個ずつ)

秀円でも人気のポーチとバレッタ。色もそれぞれ2種類ございます。お好きなものを1点お選びください。
※ご支援いただいた順にご希望を伺って参ります。先にご希望品がお品切れになってしまった場合はご容赦ください。

 

1.大島紬ポーチ(ブルーストライプ)

2.大島紬ポーチ(ピンクストライプ)

3.大島紬シルクバレッタ(蚊絣〈かがすり〉)

4.大島紬シルクバレッタ(ピンクドット)

 

ポーチ:タテ8㎝ ヨコ14㎝ 奥行5.5㎝

バレッタ:7.5㎝×2.5㎝

 

 

■「平成西郷星」柄一部使用の巾着袋​

このたび制作する柄を使った巾着袋。こちらは↓、以前、榎本孝明さんの主演・監督の映画「半次郎」(モデルは桐野利秋さん)の制作記念で制作した巾着ですが、今回もこのような形の巾着袋を考えています。

※西郷星柄の制作に時間がかかるため、まずは引換券をお送りいたします。実物のお届けには1年ほどお時間いただきます。ご容赦ください。

 

 

■大島紬ストール

秀円の定番品ストール。下記の種類の中から1つお選びください。

※多数のご購入があった場合、送付が2018年3月ごろになる可能性があります。

 

1.黒サツマストール

今や鹿児島県の象徴とも云える「黒」色を染色した絹糸と彩りある絹糸とで、独特な風合いに織上げたストールです。

色:ブルー、グリーン、ピンク、オレンジベージュ

 

 

2.大島紬キイトストール2nd

独特に染め上げ撚り合わせたスラブシルクと極細の生糸をランダムに織り合わせたサマーシルクストールです。紫外線などの日焼け防止や、夏場の冷房対策に役にたちます。

色:スカイブルー、ミントグリーン、アプリコット、オレンジイエロー

 


 

■「平成西郷星」柄一部使用のポーチまたは名刺入れ

 

このたび制作する柄を使ったポーチまたは名刺入れ。

※西郷星柄の制作に時間がかかるため、まずは引換券をお送りいたします。実物のお届けには1年ほどお時間いただきます。ご容赦ください。

 

1.ポーチ:上記のポーチと同じサイズ(タテ8㎝ ヨコ14㎝ 奥行5.5㎝)くらいのものを予定しております。※サイズは少し変更になる可能性もございます。

2.名刺入れ:下記のような形を予定しております。

 

 

■秀円大島紬反物(青灰色地・茶色地・黒色地・紫色地)※各1反限定

 

重田茂和がデザイン、染め、織までこだわって完結させた秀円縞大島紬。下記写真の左上:青灰色地、右上:茶色地、左下:紫色地、右下:黒色地。いずれもバスケットチェック柄です。

 


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