私の名前はタグリード 羊を守り、ガザの女性の暮らしを守りたい

私の名前はタグリード 羊を守り、ガザの女性の暮らしを守りたい

寄付総額

2,315,000

目標金額 1,300,000円

寄付者
174人
募集終了日
2021年1月28日

    https://readyfor.jp/projects/parcicgaza?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2021年01月04日 10:59

女性たちへのインタビュー①サナー・アル・ラッハムさん

こんにちは。タグリードです。羊を育てる女性たちにインタビューをしてきましたので、数回に分けてご紹介します。

 

まず、第一回目は、ハンユニス県、キザンラシュワーン村のサナー・アル・ラッハムさん(51歳)です。

 

 

私は18歳の時に結婚しました。私には28歳から12歳の9人の子どもがいて、さらに孫が8人います。私は年に3回程度、開発局から1,800ILS(約55,000円)の援助を受けています。私の夫は、以前はハンユニス県の入植地で、ビニールハウスの建設の仕事をしていました。しかし2001年、帰国途中に大きな交通事故に遭い、仕事ができなくなってしまいました。彼は今でも片足を固定しなければならない状態です。

 

私はいつもガザの外を訪れることを夢見ていますが、今までで私がガザを離れたのはたった1回、夫の治療でガザの外の病院に行かなければならなかった時だけです。当時、私は10日間病院に泊まり込みました。全く知らない土地で知り合いもいなくて、しかも小さい子どもを家に残してきたため、本当に辛かったです。

 

2014年、イスラエルからの攻撃があった時、私たちの家の1階の天井は薄く、寝ている間にロケット弾が頭上に落ちてきたように感じました。家族全員が恐怖でおびえていました。幼い子どもたちはみんな私にしがみつき、震えながら叫んでいました。ロケット弾の音を聞くと、みんな私の膝の上に飛び乗ってきたことを覚えています。当時15歳だった娘は、よく押し入れに隠れて大声で叫んでいました。幼い子どもたちは食欲がなくなり、一人でトイレに行くことも怖がるようになりました。窓やベランダから銃弾が入ってくるからです。

 

攻撃が続く夜の間、家族で一部屋に集まり、「一緒に生きるか、一緒に死ぬか」という状況でした。娘は、兄弟や父親から、「爪を噛むのをやめろ」と言われたけれどやめられませんでした。戦争が終わってから、特に娘に、心理的な治療を受けさせてあげたかったと思っています。

 

パルシックのプロジェクトが始まることは、夫から聞きました。生活状況が悪く困っていたので、関連しそうな書類をすべて持って、参加者申請に行きました。新しい収入源にしたいと思っていました。

 

 

そして参加者に選ばれて、嬉しかったです。家族のために何かをすることができる、夫に頼らず自立している、家族に収入をもたらすことができる、と、自分に価値があると感じられるようになり、幸せな気持ちでいっぱいになりました。今までに羊の飼育経験はありましたが、プロジェクトに参加したのは初めてでした。羊の飼育から始めて得たお金は100JOD(約14,000円)で、それを貯金して、新しい羊を飼って育てたいと思ったのですが・・・息子が借金をして結婚したので、その返済のため息子にあげました。でも嬉しかったです。

 

私はこのプロジェクトに参加できて幸せです。羊の世話をしているととても満足感があります。でも、3頭の羊を失ったときはとても悲しい気持ちになりました。そこで私たちは6頭の羊の赤ちゃんを新たに買って育てることにしました。その時は全然ミルクが取れず、本格的なミルクの販売は次のシーズンを待たなければならなかったのですが、他のグループメンバーと支え合って、なんとか続けられました。

 

 

息子たちは私の稼ぎを頼りにしているし、新型コロナウイルス感染拡大で他に誰も働けなかったので、羊の飼料代(エサ代)を賄うのは大変です。子どもたちに食べさせる食糧も買わないといけないけれど、同時に羊に食べさせる飼料(エサ)も考えなければなりません。私たちのグループでは、羊の数を増やしてミルクの生産量を増やしたいと考えていました。しかし新型コロナウイルス感染症の影響(※)でそれは難しくなりました。

 

※新型コロナウイルス感染症により、毎週開かれていた家畜市場が閉鎖、子羊の売買やミルクの販売が以前のようにはできなくなり、飼料や薬の調達も難しくなった。

 

感染拡大によるロックダウンで、私たちは途方に暮れ、もうグループを解散しなければならないかもしれない、という思いが心をよぎりました。しかし弱い時こそ、お互いに助け合って強くなることができます、愛、共感、励ましによって。私たちはグループとして畜産を続けることを決めました。

 

私は、おしゃべりでき、辛いことや楽しいことを共有し、嬉しい時も悲しい時も、お互いに手を取り合いながら支え合っていける、友達のようなメンバーと一緒にプロジェクトができて幸せです。

 

ギフト

5,000


5,000円寄附コース

5,000円寄附コース

・タグリードからのサンクスメール
・寄附金領収書

※寄附金領収書については、2021年4月末以降に送付する予定です。
※寄附領収書に記載される寄附者のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※令和2年(2020年)の寄附の扱いにはなりませんのでご注意ください。

寄付者
83人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

10,000


10,000円寄附コース

10,000円寄附コース

・タグリードからのサンクスメール
・寄附金領収書
・活動報告書

※寄付金領収書については、2021年4月末以降に送付する予定です。
※寄附領収書に記載される寄附者のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※令和2年(2020年)の寄附の扱いにはなりませんのでご注意ください。

寄付者
65人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

30,000


30,000円寄附コース

30,000円寄附コース

・タグリードからのサンクスメール
・寄附金領収書
・活動報告書
・オンライン報告会へのご招待

※寄付金領収書については、2021年4月末以降に送付する予定です。
※寄附領収書に記載される寄附者のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※令和2年(2020年)の寄附の扱いにはなりませんのでご注意ください。
※オンライン報告会は達成後、寄附者の方にURLをお送りします。

寄付者
16人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

50,000


50,000円寄附コース

50,000円寄附コース

・タグリードからのサンクスメール
・寄附金領収書
・活動報告書
・オンライン報告会へのご招待

※寄付金領収書については、2021年4月末以降に送付する予定です。
※寄附領収書に記載される寄附者のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※令和2年(2020年)の寄附の扱いにはなりませんのでご注意ください。
※オンライン報告会は達成後、寄附者の方にURLをお送りします。

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

100,000


100,000円寄附コース

100,000円寄附コース

・タグリードからのサンクスメール
・寄附金領収書
・活動報告書
・オンライン報告会へのご招待
・パルシックホームページへのお名前掲載(希望制)

※寄付金領収書については、2021年4月末以降に送付する予定です。
※寄附領収書に記載される寄附者のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※令和2年(2020年)の寄附の扱いにはなりませんのでご注意ください。
※オンライン報告会は達成後、寄附者の方にURLをお送りします。

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

300,000


300,000円寄附コース

300,000円寄附コース

・タグリードからのサンクスメール
・寄附金領収書
・活動報告書
・オンライン報告会へのご招待
・パルシックホームページへのお名前掲載(希望制)
・現地の女性たちからのビデオメッセージ

※寄付金領収書については、2021年4月末以降に送付する予定です。
※寄附領収書に記載される寄附者のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
※令和2年(2020年)の寄附の扱いにはなりませんのでご注意ください。
※オンライン報告会は達成後、寄附者の方にURLをお送りします。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

記事をシェアして応援する

    https://readyfor.jp/projects/parcicgaza/announcements/155053?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る