旅するリノベ集団"パーリー建築"を日本全国にお届けしたい！

本日は渋谷から京都まで一緒に活動していて、現在は東京でお留守番してくれているマミーゴの紹介します。お手紙形式です。素敵ですね。

拝啓、わたしのパーリー建築様
輝いちゃってますか？
パーリー建築によるクラウドファウンディングの実施、締め切り期限まで残りあと数日のいうラストスパートの中、紹介文の起稿つかまつります。みんなの友達、マミーゴです。まみくん3歳です。
私は昨年度末より4月までの間、東京と京都とパーリー建築と一緒に活動しておりました。いまはその期間にパーリー建築のメンバーで作った一軒家の運営を主に行っております。新潟のパーリーチームからは離れ、東京と関西を行ったり来たりしています。そしてバンドマンです。バンド以外のこともだいたいなんでもやったりと総合演出家みたいな感じです。まぁボチボチやっております。

さて、今回連続で記事をあげていっているのはパーリーチームの自己紹介ということですが、そんなものは私のフェイスブックとかツイッターとかそのあたりをご覧頂ければだいたいの事はわかった気になれますでしょうし、今は新潟の現場からは少し遠ざかっておりますので、今回は私から見たパーリー建築を解説いたしまして、今回行うクラウドファンディングへの皆様のご理解を深めて頂くことで、不器用な彼らの一助となればと、思いを綴らせていただきます。

私も参加してきたパーリー建築ですが、それを理解するのは、またご理解いただくのはとても難しいです。何をやっているのかを人に話した時にあまりピンとわかってもらえないことが多々ありました。

基本的には家のリノベーションを行いつつ絶えずそこでパーリーをします。オーナーからの食べ物と住居の支給さえあれば、全国どこまででもパーリーを起こしに、ナイスプレイスを作り上げに行きます。作るのは家だけではありません。その環境にカルチャーをも作り出します。おそらく一番「？？」となるところが、それは仕事なの？？どうやって採算を取るの？？というところだとおもいます。

答えは、「採算なんてとらない」、です。限りなく0円に近い生活を常に続けていくのです。いらないものが多すぎる世の中で、使われていないものを使って、いかに自分自身で生きるか、自分たちの、場所を作るか、パーリー建築は考えています。

「住居を自分で整備するのは、動物はみんな自分でやっている、人間は自分の住居についてなにも知らない。」と翔太郎くんは語っておりました。
家にまつわることについて、できることは全部自分たちでやります。
そうすることで限りなく自然の中にある生活に還っていきます。
原始的な暮らしと生活に根付いた現代の生き方がそこにはあります。
極端な話ですが、例えば電気もガスもなくなったときに生きる残るのは恐らく彼らですし、より多くの人がそのときに生きられるような場所を作っているのも彼らです。
昨今は日本国内の空き家の増加が社会問題になっています。全国的に人口が減る方向に向かい、使われることなく改修や取り壊しの目処の立たない空き家が日本中にいっぱいあります。パーリー建築はその社会問題の解決の突破口にもなります。

政府の空き家問題への対策として去年の4月に大家の同意があれば借りものの住居でも元の状態に戻さなくても良いという法改正がありました。つまり、貸家でもDIYをして改造できるように、また改造しても戻さなくてもよいことになったのです。
そのような流れの中でリノベーションという言葉も広く浸透していき、全国どこでもそういった活動が見られるようになりました。
私も各地を見て回る中でそういう風に作り上げる家を何箇所か見ることができました。地域の人が地域に根付いた企画を行っています。
この流行の中にあって、パーリー建築が他のリノベーション企画と決定的に違うことがあります。

全国を旅して回っている、ということです。
固定の家を持たないパーリー建築は各地域の企画に外部から即戦力としていつでも参加できますし、全国を旅しているからこそ、今までに出会った他の地域の人間を流動的に巻き込むことのできるシステムでもあるのです。
まだまだ全国を回り続けます。今までも、これからも全国各地を繋いでいきます。たくさんの人がパーリー建築の作ったものを通じて地方を行き来し、交流するようになるでしょう。

しかし、全国を回るにはどうしても必要なものが一つ足りません。そう、車が必要なのです。色々もらったりしてきましたが、車だけはなかなかもらえなかったみたいです。徐々に集めてきた工具やメンバーを次のパーリー現場に運ばなければなりません。いままでは郵送をしてもらってバス移動とかでなんとかしてきましたが、フットワークは軽くはないし、その度にコストもたくさんかかります。
ということで、今回はクラウドファンデイングを活用して、今まで関わってきたみんなから少しづつ支援をいただいて車を買うことにしたのです。
生活とパーリーはありますがまとまったお金だけがありません。
すでに家を作ってお世話になった方々も、これからパーリー建築を地元に呼びたい人も、みなさんであとほんの少しの協力をお願いいたします。
ご支援いただいた方には素敵なプレゼントを用意してるみたいですね。
以上、私マミーゴからの紹介文でした。

おまけ
◯この間翔太郎くんに会った時には最低限で最安の車を買って、あとは内部の装飾にお金かけると言っていました。しかし最近安く調達した車があっという間に壊れたみたいなことがあったので、それなりにいい車買ってほしいです。目標額ぶち抜きましょう。
◯昨日の夜ゆうたろうからいきなり電話かかってきました。
「マミーゴぉ〜〜紹介文書いて〜〜ちなみに、締め切り明日だから〜じゃあね〜〜」
いまは上野の飲み屋で友達とビールを目の前にオアズケして泣く泣く文章を書いています。