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皆で支え合う!全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会の開催

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支援総額

555,000

目標金額 1,500,000円

支援者
21人
募集終了日
2019年10月31日

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2019年10月13日 21:20

白井康彦 証言台から物価偽装を糾弾③

◎証言台から物価偽装を糾弾③

   フリーライター・白井康彦

 「厚労省は物価下落率が大幅に膨らむ方式をわざわざ選んだのです」「生活保護世帯の実情と違いすぎます」「怒りを抑えることがなかなかできません」。今年10月10日の午後。名古屋地裁の法廷の証言台で、私はこんな言葉を発していたと思います。このあたりは、感情をたっぷり込めて話そうと決めていました。

 厚労省は2013年1月、「物価下落率連動」を主な理由にして、生活扶助費(生活保護制度の日常生活費)の大幅削減案を決定しました。その際に厚労省が指標にした物価指数が「生活扶助相当CPI」でした。計算方法は、厚労省が勝手に独自の方式に決定。そして、生活扶助相当相当CPIが2008年~2011年の3年間に4.78%も下落したと説明しました。

 前回説明した通り、厚労省の計算にはおおまかに言って2つの問題点があります。一つ目は、2008年~2010年の期間について総務省統計局がいつも使っているラスパイレス式で計算しなかったことです。厚労省は、この期間については、普段まったく使われていない実質的なパーシェ方式で計算したのです。二つ目は、計算対象の各品目の支出額割合を生活保護世帯平均の数字でなく、一般世帯平均の数字にしたことです。

 物価指数の計算では、物価指数変化率への各品目の影響度がきっちり示せます。厚労省計算の生活扶助相当CPI下落率4.78%のうち約3ポイント分は、テレビとパソコンの影響分です。「下落率が4.78%と大きく膨らんだ主要因は、テレビやパソコンの値下がり」という計算結果なのです。この話を生活保護利用者にすると、「自分たちは貧しいのでテレビやパソコンはなかなか買えません。どうしてそんな変なことになるのですか」と尋ねられます。答えは簡単。「そうなるように厚労省が計算方式を選んだのです」。

 生活扶助相当CPIの計算の2008年~2010年の期間が、物価偽装の核心部分です。この期間を厚労省方式(実質的には2010年を比較時点にしたパーシェ式)で計算すると、統計局方式(2005年を基準時点にしたラスパイレス式)で計算した場合に比べ、テレビの影響がおよそ12倍、ノートパソコンの影響がおよそ8倍になります。

日本のCPI統計は、「200X年~2010年」という具合に比較する2時点の後の時点が2010年である場合は、パーシェ式で計算すると、テレビやパソコンの影響が過大評価されて物価下落率が大きく膨らみます。この事実は、物価指数に詳しい人なら以前から知っています。厚労省は、物価指数が膨らむように計算方法を選んだわけです。このあたりになると、原稿を書いている今も怒りがこみ上げてきます。

生活保護世帯は貧しいので、テレビやパソコンはなかなか買えません。しかし、厚労省は生活扶助相当CPIを計算するとき、各品目の支出額割合については生活保護世帯平均の数字ではなく、一般世帯平均の数字を使いました。支出額割合についても、厚労省の計算ではテレビやパソコンの影響が過大評価されたわけです。

私は、厚労省の物価偽装のカラクリを分かりやすくしっかり説明しようと、自分自身でホームぺージを作りました。タイトルは「生活保護費大幅削減のための物価偽装を暴く」です。(http://hinkonkakeiken.com/

その末尾の第12章には特に工夫を凝らしました。物価偽装の裁判闘争の雰囲気をイベント用寸劇という形で表現してみたのです。シナリオは簡単。原告男性の「大澤さん」と原告側弁護士の「さいばんかつよさん」、厚労省官僚の「厚生太郎氏」が話し合います。さいばん弁護士の解説を聞いて、大澤さんがテレビやパソコンの影響が過大評価されるカラクリに気がつき、厚生太郎氏に抗議。最後には、さいばん弁護士と大澤さんが必勝を誓い合います。ラストシーンの画像をここにアップします。原告、弁護士、支援者がどういう気持ちで闘っているかを、とにかく知ってもらいたいのです。「さいばんかつよ、さいばんかつよ、皆で頑張りましょう」。

(了)

リターン

5,000


【来場者限定】自家焙煎コーヒーで宇都宮健児先生と交流会

【来場者限定】自家焙煎コーヒーで宇都宮健児先生と交流会

コーヒー1杯のご提供と、宇都宮健児先生と存分に直接語り合える機会を提供させていただきます。
・宇都宮健児先生とお話しできる権利
※このコースは11月2日(土)の全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会にご来場いただいた方限定となります。
※お時間は応相談となります。
※ご来場にかかる交通費はご自身でご負担ください。

支援者
2人
在庫数
48
発送完了予定月
2019年11月

5,000


メールでのお礼とパンフレットデータ、活動報告書のご送付

メールでのお礼とパンフレットデータ、活動報告書のご送付

お礼のメールと貧困・生活再建への悩み相談に関するパンフレット、全国クレサラ・生活再建問題対策協議会の活動報告書をお送りいたします。

・お礼のメール
・パンフレットのデータ送付
・報告書のデータ送付

※私たちは生活に問題を抱えて生きづらさを抱えている方の相談に乗ります。希望者には各地の相談会をご案内します。また、地元埼玉では暮らしとこころの相談会を直接ご案内します。

支援者
7人
在庫数
293
発送完了予定月
2019年11月

10,000


クレサラ対協40周年記念誌のご送付

クレサラ対協40周年記念誌のご送付

反貧困・生活再建運動の10年間を網羅してます。この一冊で生活保護から、非正規、依存症、カジノ、立ち退き、奨学金、保証人と今の日本の社会運動を概観できます。さらに、韓国と台湾での国際交流からアジアの金融被害とその対策が学べます。

・お礼のメール
・クレサラ対協40周年記念誌のご送付

支援者
6人
在庫数
293
発送完了予定月
2019年11月

30,000


団体の活動を応援コース<30,000円>

団体の活動を応援コース<30,000円>

お礼のメールと貧困・生活再建への悩み相談に関するパンフレット、全国クレサラ・生活再建問題対策協議会の活動報告書をお送りいたします。

・お礼のメール
・パンフレットのデータ送付
・報告書のデータ送付
・オリジナルTシャツ(お求めの方のみのご送付)
・クレサラ対協40周年記念誌(お求めの方のみのご送付)

※上記と手数料を除いた全額をプロジェクトに使用させていただきます。
※オリジナルTシャツとクレサラ対協40周年記念誌はお求めの方にのみ、ご送付させていただきます。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年11月

50,000


団体の活動を応援コース<50,000円>

団体の活動を応援コース<50,000円>

お礼のメールと貧困・生活再建への悩み相談に関するパンフレット、全国クレサラ・生活再建問題対策協議会の活動報告書をお送りいたします。

・お礼のメール
・パンフレットのデータ送付
・報告書のデータ送付
・オリジナルTシャツ(お求めの方のみのご送付)
・クレサラ対協40周年記念誌(お求めの方のみのご送付)

※上記と手数料を除いた全額をプロジェクトに使用させていただきます。
※オリジナルTシャツとクレサラ対協40周年記念誌はお求めの方にのみ、ご送付させていただきます。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年11月

100,000


団体の活動を応援コース<100,000円>

団体の活動を応援コース<100,000円>

お礼のメールと貧困・生活再建への悩み相談に関するパンフレット、全国クレサラ・生活再建問題対策協議会の活動報告書をお送りいたします。

・お礼のメール
・パンフレットのデータ送付
・報告書のデータ送付
・オリジナルTシャツ(お求めの方のみのご送付)
・クレサラ対協40周年記念誌(お求めの方のみのご送付)

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支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年11月

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