「あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる」無事出版!
皆さんのご支援により、無事に出版までたどり着きました!
ひとりひとり直接ご挨拶したいところですが、
まずはこの場で感謝を伝えさせてください。
本当にありがとうございました!
とても不安ななか開始したプロジェクトですが、
予想を上回る反響があり、応援のことばもたくさんいただくことができました。
皆さんのお気持ちを受け取ることで、
本をつくる意欲や勇気がさらに増して、この度の出版までたどり着くことができました。
本は「あわいゆくころーー陸前高田、震災後を生きる」とし、
晶文社さんに出版を受けていただけることになりました。
https://www.shobunsha.co.jp/?p=5006
発災から復興までをつないでいた7年の時間を
“あわいの日々”と捉え直して、
当時書いていたツイッター上のテキスト<歩行録>、
一年ずつを振り返ったエッセイ<あとがたり>、
そしてこれまでの時間を“100年後に誰かが語る”そのときを想像して書いた物語
「みぎわの箱庭」「飛来の眼には」で構成しました。
360ページもあるのですが、
本自体も軽くて、不思議とすらすら読めるとの評判をいただいております!
冒頭のカラーページには、絵も複数入れることができました。
2月1日の発売から各地の書店さんにもお取り扱いいただいています。
今まで出会ったことのない方々に、
この本に綴じた言葉や風景たちが受け取られていくと思うと
なんともいえない感慨が湧いてきます。
(こちらは陸前高田の本屋さんの様子。「郷土」のコーナーに!)
皆さまからご支援頂いた資金は、
印刷・流通・営業等の出版にかかる費用、
編集費、デザイン費、返礼品の制作費と輸送費につかわせていただきました。
皆さんのご支援のおかげて、
編集・デザインにおいても妥協することなく、
時間をかけて、繰り返し議論したり試行錯誤したりしながら、
多くの人に手に取ってほしい本を形作ることができました!
とてもとても感謝しております。
リターンの発送に関しまして、
ポストカード、本の送付は完了しておりますが、
ドローイングと冊子は現在制作中です。
今月中めどにお送りできる予定ですので、
いましばらくお待ちいただけますと幸いです。
今後は、やっと形作ることができた
「あわいゆくころーー陸前高田、震災後を生きる」を
誰かに届けるために全国各地へ行脚し、イベントなどを開催できたらと考えています。
最後に、ご支援していただいた皆さんにもうひとつだけお願いなのですが…
この本を読んでいただけた際には、
ぜひ会話やSNSなどを通して、どなたかに感想などを伝えてみていただきたいです。
そうやって、本の中に書かれた言葉やその周辺に浮かんでいた感情などが
ひとつひとつ手渡されていくことで、
なんというか、この本がこの世に存在する意義が出てくる気がするのです。
陸前高田での“旅”はきっと、この後の人生を通してつづけていくという確信を持ちつつ、
でも軽やかに制作を続けていきたいと思っています。
皆さんにもいつかまた、再会できますように。
本の基盤になったツイッターのアカウントはこちら
https://twitter.com/seonatsumi
もちろん更新し続けますので、
近況を気にかけてくださる方はときおりのぞいて見てくださいね。