譲渡会をやりながら考えること

土日は、ペットフォレストがある茅ヶ崎市の商業施設で縁日と譲渡会をしました。まだまだとても暑かったので、人通りが果たして多いのかはわかりませんが、いろんな子どもさんが綿あめ体験やお菓子つり、的当てなどに来てくれて、微笑ましい場面がありました。活動資金集めも大切ですが、地域のイベントを盛り上げることも意義があると思います。

 

 

 

譲渡会では、犬を初めて家族に迎えるときのイメージをつかみたい方、今すでに家庭にいる先住犬と新しい犬が仲良くやれるのか考えてみる方など、いろいろな方のご来場がありました。

 

犬は比較的群れで生活するので、他の動物とも関係を深めることができると言われますが、人だって個性でいろいろなタイプがいるわけですから、他の犬とワイワイしたい子や静かに暮らしたい子などいろいろな子がいます。保護している間の様子を見ながら、この子はにぎやかなご家族が合うだろうな、いやこの子は落ち着いたところが合っているな、など思いがあります。

 

元々兄弟姉妹で一緒にレーベンに来て、引き離すのがかわいそうだ、と2匹同時に家族に迎えてくださるお家もありますが、元気が相乗効果を起こしますから、手を焼いてご苦労されていないかなど、気になります。

 

心細い場面でお互いを支え合うことも考えられますが、どうしても一緒でなければならないわけではありません。迎えた時は人間のお子さんがあどけなかった場合でも、数年経つと犬と一緒に、お子さんも成長されたんだな、とすっかり頼れる堂々としたお子さんに驚かされます。

 

卒業した兄弟犬が譲渡会に会いに来てくれることもありますが、緊張しいの子だとなかなか感動の再会、という雰囲気は見えにくく。内心嬉しいと思うんだけどね笑

 

同じお家で一緒に幸せになるのも、別々の場でそれぞれの暮らしをしていくのも、どちらも素敵だと思うので、あまりそこは気にされなくて良いと思います。それよりも、ご家族と深い信頼関係を結べるか、健康で安全な暮らしができるか、の方が大切。

 

兄弟姉妹ではないけど、一緒に暮らしてとても仲良くなる子達のニュースも、心がとても温まります。

私達にしてみれば、送り出した子だけでなく、このご縁で知り合えた先住さんのことも可愛くて仕方がない。里親さまの愛情を一身に受けていた毎日からちょっと違うバランスに変化して、それを受け入れてくれる素直な表情に感動します。

 

にぎやかな環境で楽しい子

 

 

犬種によっては体格を抜かされたり

 

性格の違いが際立ったり

 

他の犬から指導を受けて、ふるまい方を考えたり

 

他の犬の様子を見て、自分の行動が変わってきたり

 

人の夫婦のように、雰囲気に共通点が出てきたり

 

甘え方など自分の気持ちの表現が広がってきたりする犬もいます。

 

レーベンにいるままなら経験できなかった環境を与えてもらい、感謝しています。先住さん達もありがとう。

 

でも、ひとりっ子にはその良さがあり、どちらがより良いという問題ではないので、多頭でしんどい面はうまく距離をとるなどうまい生活の形を工夫しながら、一度しかない犬生を楽しんでね。