大学生・若手社会人とプロが作り上げる「就活ミュージカル」

今回お話ししたのは、“心あたたまる感動を生み出すこと”をテーマに、プロポーズプランナーなどのサプライズ事業をされている田中良洋さん。通称“いおんさん” です。

田中さんが新卒で入社したのはIT系の会社。しかし、3年半でその会社を辞めたのち、個人事業主として仕事をしています。

もともとずっといるつもりはなかったのですが、その会社に入社しました。それは、やりたいことを実現する力を身につけるため、また学生のときにご縁があったためだそうです。

会社を辞めて、独立して思うことは、「1人でやるのはとても大変」ということでした。辞めて初めて企業に勤めていることのありがたさに気づくことができたようです。

就活の問題について、いおんさんが言っていたことは、“採用の難しさ”。

「自分も事業をやるにあたって、一緒にやってくれる仲間を見つける必要がある。そのとき、自分と相手の目指している方向性が合っているかどうか、一人一人じっくり話して確認する。しかし、それでも一緒に何かをやってみないとわからないことが多い。仲間を採用するには、話して、やってみて、話して、、と繰り返しその人を見ていくことが大切だと思う」
と、自分自身の経験をもとに、実感をこめて話してくれました。

いおんさんにとって、“仕事をする”ことは、「自分なりの価値を生み出すこと」。

企業の会社員として、個人事業主としてさまざまな働き方をしてきた、いおんさんだからこそ、仕事をする上での自分なりの価値を見つけられたのかなと思います。

〈河野 宏基〉