支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 269人
- 募集終了日
- 2025年9月18日
LIVE配信レポート|vol.4「翠山大学への期待」
この記事では、6月20日(金)に開催した「翠山大学設立クラウドファンディング開始記念|私たちはシナリオを書き換えられるのか?新たな社会人大学院の開学に向けてー」トークライブの模様を、一部抜粋し複数回に渡ってご紹介します。

内田樹先生(思想家・凱風館 館長)、広井良典先生(京都大学 名誉教授)、前野隆司先生(武蔵野大学 ウェルビーイング学部 学部長)とともに「私たちは、シナリオを書き換えられるのか?」について語り合いました。
モデレーターは翠山大学設立準備会 代表理事の堀田新五郎です。ぜひご覧ください!
■ 翠山大学への期待
内田先生:
このご時世に大学をつくるなんて、正直もう「無謀」って言葉すら通り越してて、なんというか…「偉い」としか言いようがないですよね。本当に、どうなるかなんて誰にも分からない。でも、もしこれがうまくいったら――さっきも誰かがおっしゃってましたけど――これはもう、間違いなく歴史的な大事件になると思います。
せっかく今、こうしてここに集まっているわけですから、僕たち全員、この「歴史的大事件」の証人になりたいと思ってるはずです。ぜひ一緒に、証人になりましょう。
■前野先生
確かに、少子高齢化のこの時代に大学をつくるって、普通に考えたらあり得ない話ですよね。でも、やっぱりそれだけ限界が来てるってことなんです。古いものが退場して、新しいものが出てこないといけない。
大学の中で「スクラップ&ビルド」って言っても、なかなかうまくいかないんですよ。中にいる人が変わらないと、ちょっと良くなった程度で終わってしまう。だから、ゼロからつくるっていうのは本当にすごいことで、ものすごく大きな意味がある。
私も武蔵野大学で「ウェルビーイング学部」を立ち上げましたけど、あれは既に大学という土台があっての話ですから。大学そのものをゼロからつくるというのは、理想にまっすぐ向き合えるってことですよね。だから思いきりやりましょう。心から応援しています。
■広野先生
あの、私も……今お二人の先生がおっしゃったように、私はスマホも持ってないような人間なので(笑)、クラファンって言われても正直あまり実感が湧かないところがあるんです。でもやっぱり、「みんなで大学をつくる」というのは、日本ではこれまであまり例がなくて、ほとんど初めてに近い試みなんじゃないかと思います。
それから、休憩中に流れた若い方たちの映像がとても印象的でした。※
「自分たちが大学をつくる」という意志がしっかりあって、自分たちの言葉で主体的に動いている、というのがすごく伝わってきました。
あと、堀田先生が「撤退」とおっしゃっていましたが、それは単に壊すことじゃなくて、「オルタナティブなものを自分たちでつくる」っていう、そういう実践なんだというのが、とてもよく分かりました。そして、内田先生と前野先生とのやりとりもとても印象的で、この大学の一番の魅力は、「思想」と「実践」をきちんと結びつけているところにあると思います。本当に面白く、魅力的な取り組みだと感じました。
※地域拠点の皆さんから開学によせてメッセージをいただいています。
SNSでも発信していきますのでぜひ大学公式Xを御覧ください。

■堀田
皆さんがおっしゃるように、これは本当にこれまでにあまりなかった試みですよね。人口動態の未来予測って、かなり正確に当たると言われています。
その予測では、明治から昭和までの時間と同じスパンで、増えた分と同じだけの人口がこれから減っていくとされています。これは、かなり大きな痛みを伴うはずです。その痛みをどうソフトランディングさせるかが、これからの日本にとってすごく大事だと思います。
明治から昭和にかけては、戦争や混乱を伴う激動の時代でした。でも今後、人口が激減する時代に、大混乱ではなく“ウェルビーイングな日本”を築けたら、それは本当に世界に誇れることになると思うんです。その鍵になるのが、「ウェルビーイング」や「地方分散」「地域の再生」といった視点です。
今、日本各地ですでに、域学連携の拠点はたくさんありますし、東京のマンモス大学だって、学生を東京に集めているだけではなく、長期休みに地域でのライフシェアや課題解決に取り組むような動きも出ています。それが卒業後の進路につながったりもしている。
私たちが構想する大学では、長期休みだけではなく、そうした学び方が常態なのです。いろんな地域でライフシェアしながら、たくさんのロールモデルと出会い、「自分はどこで、どう生きていくのか」を真剣に考える機会をつくりたいと思っています。そういう多様な学び方や生き方が、これからの日本の高等教育のスタンダードの一つになっていったらいいなと。
構想しているのは小さな大学ですが、最初に海に飛び込む“ファーストペンギン”として、「こんな学び方もあるんだよ」と面白さを示すことで、他の大学も動き出すかもしれません。東京のマンモス大学でも、学生生活4年間のうち1年~1年半は、翠山大学と同じく「地域拠点でライフシェアしながら地域課題に取り組み、講義はオンラインで」というあり方が浸透すれば、日本は大きく変わるはずです。常時、何十万人もの学生が、地域拠点でライフシェアしているわけですから。
こうした高等教育のあり方は、人口が激減する日本がソフトランディングする際の、ヒントになると思っています。
そんな思いで、これからも修行に修行を重ねながら、この“無謀だけど楽しいプロジェクト”を、皆さんと一緒に進めていけたら嬉しいです。本日はありがとうございました。

= = = = =
本記事でご紹介したのは、配信のごく一部です。
全貌はぜひアーカイブ動画で!
翠山大学設立クラウドファンディング開始記念
私たちはシナリオを書き換えられるのか?
新たな社会人大学院の開学に向けてー
▼ ▼
= = = = =
引き続き活動報告ではLIVE配信のレポートをはじめ、プロジェクトの進捗状況などを発信してまいります。応援のほどよろしくお願い申し上げます。
リターン
15,000円+システム利用料

おすすめ|限定ZINE「私たちはシナリオを書き換えられるのか?(タイトル仮)」
参画メンバーによる、ここでしか手に入らないオリジナルZINEです!
多彩なメンバーが「私たちはシナリオを書き換えられるのか?」をテーマに、コラム、エッセイ、写真、イラストなどを寄せて、オリジナルのデザインで制作し、送付いたします。
【寄稿者】内田樹、広井良典、前野隆司、堀田新五郎、渡邊格・麻里子、勅使川原麻衣、水谷知生、作野広和、坂本大祐、岡田勝太、西尾美也、青木真兵、青木海青子、光嶋裕介、阿野晃秀、石島知、林尚之、松岡慧祐、梅田直美、遠又香、安井早紀ほか
※デザイン・仕様等はイメージになります。
【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。
- 申込数
- 90
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年1月
5,000円+システム利用料
シンプルコース|5,000円
【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
15,000円+システム利用料

おすすめ|限定ZINE「私たちはシナリオを書き換えられるのか?(タイトル仮)」
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多彩なメンバーが「私たちはシナリオを書き換えられるのか?」をテーマに、コラム、エッセイ、写真、イラストなどを寄せて、オリジナルのデザインで制作し、送付いたします。
【寄稿者】内田樹、広井良典、前野隆司、堀田新五郎、渡邊格・麻里子、勅使川原麻衣、水谷知生、作野広和、坂本大祐、岡田勝太、西尾美也、青木真兵、青木海青子、光嶋裕介、阿野晃秀、石島知、林尚之、松岡慧祐、梅田直美、遠又香、安井早紀ほか
※デザイン・仕様等はイメージになります。
【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。
- 申込数
- 90
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年1月
5,000円+システム利用料
シンプルコース|5,000円
【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月

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