～原発事故被災地のいのちを守る活動に継続的なご支援をお願いします～

 

クラウドファンディング36日目、

残り10日を切りました！

 

皆様、応援ご支援ありがとうございます！

 

ネクストゴールへの挑戦

皆様にネクストゴールでお願いさせて頂いた

120万円ですが

20万円前後は手数料と税金でお支払いする分となります。

サードゴールを目指せる位置に現在来ていると考えていますが

 

少し早めにサードゴールで叶えたいことを

大変勝手なお願いではありますが

お伝えしました。

 

今日は、先日お伝えした蛇口を閉める活動の軸となる

TNR活動についてお話させて頂きます。

 

 

福島県はとても広いです。

https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/iju-tokyo/city-town-vill.html

 

愛護センターはこの地図による各地区でほぼ分かれています。

プラスいわき市・郡山市・福島市は単独の保健所があります。

会津は南会津と一緒

 

相双地区は県の北東の地域を指していて

原発事故の被災市町村にあたる

12市町村中10市町村がこの地区に入っている地域です。

※相双とは相馬・双葉の略

 

概要欄にも書きましたが、

被災して12年目となりほとんどの地域で

「帰還困難区域」と言われる

避難指示が継続されている場所は残りわずかとなりました。

 

避難指示が解除された地域には

住民の帰還も進み、新しい移住者も増え

遠すぎる未来は私にも解りませんが、

町は人口増加を見込んでいます。

ペットを飼育する方も多数見られるようになりました。

 

地図を見て頂きますと、

保護猫シェルター栖は、海側の「富岡町」にあるのですが

その下に楢葉町・広野町

その上に大熊町・双葉町・浪江町・南相馬市と

被災市町村に挟まれた場所です。

 

被災市町村の中でもこの「海側」の地域は

福島第一原発から遠い場所から避難指示が解除されました。

↓参考までに。

広野町は2011年9月に解除

楢葉町は2015年9月に解除

富岡町は2017年4月に帰還困難区域以外を解除

大熊町は複雑ですのでこちらを参考にしてください。

双葉町は今月30日に特定復興再生拠点区域」内での避難指示が解除される。

浪江町は2017年3月帰還困難区域を以外を解除

南相馬市は2016年7月解除

大雑把で申し訳ありませんが、

このような経緯で避難指示が解除されました。

私がこの地域で活動して12年目

2019年にシェルターが富岡町に移り3年目です。

 

この地域での猫の相談に長年あたってきましたが

人がまだ戻れない場所、住んでいない場所で猫たちが生きていたとしても

やはりそれは見えない事なのでなかなか表には現れません。

 

おのずと、避難指示の解除されていない場所での猫の相談というのは

滅多には耳には入らないのですが、

それでもまったくではなくて、

その地域で除染や解体の作業をしている方からご連絡を頂く事もありますし

避難指示が解除されていない場所でも、

動物を飼育している飼い主さんがまれにいますので

そういった場合は

行政や知人からのご紹介で、NPO法人栖に相談の連絡が入ります。

 

でも圧倒的にこの3年間は

避難指示が解除されて数年経つという地域からの相談が多いです。

 

その中でも顕著に

猫が増えて来ていると解る地域が

広野町と南相馬市と感じています。

 

避難指示が一時的に出されていた広野町は

震災の年に多くのペットが置いて行かれた場所と言われています。

それは20キロの警戒区域となった地域ギリギリにある町ですが

西では、田村市都路町

北は、南相馬市原町区も同じですが

震災後猫が増えたと感じている方が多くいらっしゃいます。

 

それでも震災後数年は、

この地域は自主的な避難も含め

人間がいなくなった地域にもなるので

そこまで目に入らなかったのだと思いますが、

帰村・帰町された方が増えてくると

猫の問題は次第に見えてくるのです。

 

現在、個人ボランティアの高沢さんのお手伝いで

広野町のTNRに関わらせて頂いています。

※先日新着で詳しく書かせて頂きました。

 

高沢さんが早く動いてくださっていたお陰で

広野町の猫たちは

ある程度安心して見守っていることが出来ます。

これからも

出来る限りお手伝いをさせて頂きたいです。

 

そして、前から栖にも相談が多く寄せられてきた

南相馬市です。

 

今までどうにかしなくてはと思っていても

普通に1時間以上の距離の場所では

私自身、これ以上責任をもって行けるか解らない部分もありましたし

なかなか手が出ませんでした。

 

でも、この地域をそのままにしては

殺処分を減らすなんて夢のまた夢

それぐらい南相馬市は猫の多い町です。

 

 

南相馬市民である

ジョイキャッツ南相馬オヤカタさんとハナモコさん

とお話させて頂いて

NPO法人栖として出来ることを行っていきます。

 

基本は市民が参加する活動にしていきたいです。

地域猫としての理解も深めて頂きたいし。

 

これは猫好きの方にも嫌いな方にも大切な活動です。

それを理解して頂きたいです。

 

南相馬市は、地域猫の助成金が始まったばかり。

 

助成金を使うには色々な決まり事もありますが

この動きを止めずに行っていくためにも

助成金をしっかり使って猫を減らすことなど

見える成果を出す事が大事だと思います。

 

でも、それに当てはまらない案件も

どうしても出てきてしまう現実があります。

 

そこでサードゴールで目指したいことは

相双地区の殺処分を減らすための資金として募らせてください！！

 

 

 

まず、現在ご相談で

南相馬市原町区の作業員宿舎で

殖えてしまった子たちの事を対応しています。

 

子猫が11匹以上

※産んでしまった子がいるため現在正確な数は把握できていません。

 

成猫が7匹以上の現場です。

※外の猫も来るので数は未定です。

 

ここの成猫たちは、

来月まとめて避妊去勢手術を行う予定でいます。

 

ただこれから区長さんたちともお話していくのですが

作業員宿舎で殖えてしまっているので

区の問題として考えてくださるかが問題です。

その町内会で、3名お世話出来る方がいないとならない

などの条件があるうえに

宿舎はいつ閉鎖になり、宿泊者が移動を伝えられるか解らない状態です。

※住所も南相馬市に無い方も多いです。

 

でも、まずは、

次のシーズンが来る前に不妊去勢手術を終わらせないとなりませんし

現在の数をすべて保護もすぐには出来ません。

 

子猫は出来る限り人馴れさせて

早めに里親さんに行けるように頑張りたいので

出来るだけ早い

南相馬市での里親会の開催も考えています。

 

子猫の初期検査費用もかなりの額になります。

 

 

 

●大雑把ではありますが計算してみました。

 

子猫を15匹いると仮定すると

ワクチン・ウィルス検査・便検査・駆虫で1匹

少なく見積もっても7000円程かかります。

合計　105,000円

※いつもお世話になっている

須賀川の動物病院の価格を参考にしています。

 

成猫さんは出来たら一度手術をしてリリースしてから

里親募集が出来るか、そのまま地域猫にすることが出来る場所なのか

などを検討しながらにはなりますが

手術とワクチンのみで

みなしごさんの栃木TNR病院へ搬送する予定で

5000円×10匹として

合計　50,000円

 

お安く見積もっても15万円も掛るのです。

 

 

上手く助成金が使えたら良いですが

まずこの地区は、難しい場所だと思っています。

ですが、一刻も早く手術はしなくてはならないですので

この金額でもやるしかないです。

 

もしこの場所が助成金を使えたなら

別の場所でも必ずこのような場所は出てきますので

そちらで使わせて頂きます。

 

120万円のネクストゴール以上になる金額を

 

どうか南相馬市を中心とした相双地区のTNR費用とさせて頂きたいです。

※先日お伝えした啓蒙啓発費用も含みます。

 

震災で多くの動物たちが傷ついた双葉郡と相馬郡

 

この地を、動物たちにとって明るい未来にしていきたい。

 

私の願いはただそれだけです。

 

 

出来るか解りませんが

残り9日間で

 

120万円プラス30万の

150万円をサードゴールにさせて頂きたいため

一日も早いネクストゴールの達成が出来たら助かります！

 

誠にお願いばかり本当に申し訳ありません！

 

どうかご協力をよろしくお願いいたします<(_ _)>