｡.｡･.｡ﾟ訓練中に作った作品をお披露目します｡.｡･.｡ﾟ

３か月間にわたる裁縫訓練も、いよいよ終わりが近づいてきました。

笑いあり、失敗あり、励まし合いながら一緒に過ごした仲間たちとのお別れが、少し寂しく感じられます。

本来なら訓練で使用する生地は教材として支給されるはずでしたが、物価高騰の影響で十分な量を準備することが難しくなってしまいました。それでも「学びを止めたくない！」という気持ちから、参加者それぞれが自費で生地を持ち寄りました。

手に入るのは市場で一番安い、薄くて頼りない生地。けれど、その生地を前にみんな真剣です。

ミシンで縫ってはほどき、また縫い直し——。

その繰り返しの中で、少しずつ確かな技術と自信が育っていきました。
そして出来上がったのは、世界にたった一つ、自分だけの作品。
どんな高価な布よりも、努力と想いが詰まった“宝物”です。

訓練が終わったあと、みなさんは家に帰り、家族のために足踏みミシンを動かす日を楽しみにしています。

「これからは、家族の服を自分の手で作ってあげたい」——そんな温かな夢が、静かに形になりつつあります。

この活動を応援してくださる皆さまのご支援が、ひとりひとりの新しい一歩を支えています。
心より感謝申し上げます。