MRI検査等の結果のご報告②（検査結果を受けて）

MRI検査等の結果は、私たちにとって想定していたより厳しいものでした。

 

テンマくんの脳の状態を知ったこともですが、ほかに治療法がなく、また「てんかん」でも、「特発性てんかん」ではなく「構造的てんかん」と診断されたことにより、テンマくんはこれから先も発作が起こること、命を守るために生涯にわたってお薬を飲み続けないといけないことが分かりました。

 

獣医師さんからは、

「この先症状が進行することはないと考えられるので、発作はなくならないが、ここ迄生きられたから、今後も生きられると考えられる」との一方で、

「頭部に負担が掛からないよう気を付けて生活する必要がある」、「コントロールが難しい場合は、後遺症や生命予後不良になる可能性もある」とのお言葉もありました。

 

これまで、ボランティア（A）と預かりボランティア（B)がテンマくんの世話や医療費を全て負担しております。

AもBも、テンマくんを家猫として迎え入れることも検討はしてきましたが、プロジェクトページに記載のとおり、ほかにも元保護猫や保護猫を抱えており、また非常に個人的な事情になりますが、年齢の問題や重い持病を持っていることもあり、まだ２歳と若いテンマくんの猫生に責任が持てません。

 

詳しい検査によってテンマくんの状態や病名がわかり、テンマくんにとってどのような治療が必要とされていくのかが明確になれば、その全てを受け入れてくれる里親さん探しをすることも可能ではないかと思い、テンマくんに”ずっとのお家”を見つけることが最終の目標でしたが、それが果たして可能性のあることなのかを考えると、今は答えが見つかりません。

 

ご報告のとおり、しばらく出ていなかったけいれん発作が７月１日から再発し、今日もまた発作が出ています。

テンマくんにとって何が一番よいことなのか、チームでもう少し検討していきたいと思っております。

 

ただ、今回、悩みながらもクラウドファンディングにて皆さまに支援をお願いし、私たちだけでは受けさせることが難しかったMRI等の検査ができたことは、本当に良かったと思っております。

皆さまにはお礼を述べることしかできませんが、心から感謝しております。

温かいお気持ちに、クラウドファンディングを始めてから感動してばかりです。

 

支援・応援してくださった皆さまから、「テンマくんによい治療が見つかりますように」「治りますように」という、私たちと同じ気持ちでの希望の言葉をたくさんいただきました。

皆さまの中にも、検査結果が想定と違い、戸惑っておられる方や残念に思っておられる方もいるかもしれませんが・・

 

私たちは、詳しい検査ができたことで、

 

「なんでだろう？」「いつまで発作が続くのだろう？」

「これからテンマくんはどうなっていくのだろう？」

 

という漠然としていた疑問が解消され、テンマくんの脳がどうなっているのかも理解することができました。

 

そして、こうなってしまった原因も。

 

生後１ヶ月に満たなかったであろう小さな小さなテンマくんが、カラスにつつかれ、脳に大きなダメージを受けて、本来なら命が尽きていたような状態から、

AとBが諦めずに懸命に関わってきたこと、そしてテンマくん自身が頑張ってくれたことで、今のテンマくんがいるのだということを改めて感じています。

 

今、私たちは、テンマくんがただ愛おしくて仕方ありません。

 

そして、ここまで頑張ってくれたテンマくんですので、これからも頑張ってくれると信じています。

 

テンマくんの命に繋がるお薬をしっかり飲ませ、頭部に負担が掛からないように、目の見えにくいテンマくんが怪我しないように気を付けていたら、きっときっと長く生きてくれると思っています。

 

そのために、私たちが何ができるのか、考えていきます。

 

 

今後につきましては、システム上７月末まではクラウドファンディング募集期間となっておりますので、その後に（８月中）

 

①検査費用（支出）のご報告

②リターン品の発送など

 

を行う予定にしております。ご了承ください。

 

長文となりましたが、読んでいただき、ありがとうございました。

 

　　　　　　　　　　　　　テンマくん応援チーム一同

 

今日のテンマくん。

この後もまたけいれん発作が出ましたが、、、

それ以外のときは、とても穏やかなお顔をしています♪