【御礼】2024年度活動報告

「3.11から心の復興|遊戯療法・音楽療法で親子に寄り添い続けたい」にご支援いただいた皆様、お久しぶりです。
仙台テラピ・ド・ジュ研究会の岡田と申します。
2024年4月22日に終了しました私共のクラウドファンディングにたくさんのご支援を頂戴し、誠にありがとうございました。
皆様のご支援を胸に、スタッフ一同2024年度の活動に取り組んで参りました。
ご支援への御礼であったリターンに関してはすでに皆様のお手元にお送りさせていただきましたが、今回はプロジェクト終了報告として、2024年度の活動報告を行わせていただきます。
【2024年度活動報告】
今回のクラウドファンディングで頂戴した皆様からのご支援は、被災地で生活する親子の心のケアや若者の成長を、多角的・継続的にサポートする活動に活用させていただくことを目的としておりました。
①遊戯療法ならびに保護者カウンセリングによる支援活動
2024年度延べ支援人数:359名
②音楽療法による子育て支援活動
2024年度延べ支援人数:20人
③新規継続事業の活動費用
・貧困、ひとり親家庭や発達障害を持つ若者への学習支援
2024年度延べ支援人数:53人
・被災者支援継続のための後進育成/災害後の心理支援を伝える普及啓発活動
地域の大学院生の心理実習、大学院生ボランティアの受け入れを実施しました。
これらの支援で関わっていた子どもたちの中には、進学を控えていた方もいました。
受験に向けて、保護者の方と協力しながら、こころの面と学習面、両方からサポートを行なって、見事志望校に合格できた子どもたちもたくさんおります!
【2024年度収支報告】
皆様からいただいたご支援は、以下のように活用させていただきました。
遊戯療法を行う会場の利用料:20000円
備品購入費:59780円
・ドールハウスやお人形、柔らかいボールや身体を動かせるおもちゃ、粘土、絵を描く道具など
・コピー用紙やインク代など
居場所会場の利用料や運営資金 :100000円
震災支援ボランティア運営費:100000円
・学生ボランティアへの謝金、スタッフ交通費など
支援者の皆様へのリターンの送料など:33500円
クラウドファンディングで頂いた金額の残金は、2025年度以降も同様の活動に使わせていただきます。
【今後について】
2025年3月11日をもって、東日本大震災発生から14年が経過しました。
私たちの元を訪れるご家族の中にも、震災を経験していない子どもたちが増えて参りました。
しかしながら、保護者の方が過去の震災で経験した恐怖、不安を口にすることは少なくありません。そして、保護者の方の語りとパラレルに、別の部屋で行なっている子どもの遊戯療法において震災を彷彿とさせるような表現が行われているということがしばしば起こります。
こういった場面に立ち会うと、まだまだこの支援の灯を途絶えさせることなく、こころの表現や成長に寄り添っていけたらと思います。微力ではありますが私たちの手が届くよう、取り組みを継続させて参ります。
今後も、温かく見守っていただけますと幸いです。





















