進捗状況のご報告とプロジェクト期限延期のご理解のお願い

2020年1月から2月にかけて「福島の今を世界に発信する映画をマレーシア人と共に撮影したい！」をいうプロジェクトを掲げ皆様にご協力いただき達成した日から早5ヶ月が経とうとしています。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

マレーシア人三人は、4月に福島にやってきて心の交流をしながら映画を撮影し、7月には上映をする予定でした。

しかし、その矢先、全世界に広がったCOVID-19の被害。このプロジェクト関係者は、日々のニュースに耳を傾けながら、いつになったら映画を撮影できるのか、どういうスケジュールなら7月の上映に間に合うのかを必死に考えていました。

しかし、事態はなかなか先が読めず、現在も日本とマレーシアの間の渡航は制限がある状態が続いています。

これまで映画撮影の可能性を探ってきましたが、皆様にお約束していた映画の上映期日を目の前にして、残念ながら撮影と上映を延期せざるを得なくなったことをご報告することになりました。

 

しかしながら、映画の製作を諦めたのではありません。

そこで、皆さまにお願いがございます。映画の上映を1年後の2021年7月までお待ちいただけないでしょうか。今後の状況の変化をつぶさにみながら、映画製作の様々な方法を模索していきます。皆さまのご理解をいただければ、こんなに心強いことはありません。

 

現在、映画の製作の土台作りの活動が複数進行しております。

ここに３点ご紹介いたします。

 

①パンフレット作成

2019年に4人のマレーシア人を福島県に来てもらい、心の交流を深めました。その時の様子をパンフレットにまとめました。このパンフレットを機にできるだけ多くの方に私たちの活動を知っていただき、ともだち・カワン・コミュニティと共に映画撮影に関わってくださる人が増えてほしいと願っています。

クラウドファンディングにご協力いただいた方には、サンクスレターと共に７月中に郵送させていただきます。現在印刷中ですのでもうしばらくお待ちください。

 

②×∞（カケルムゲン）座談会の開催

日本国内にいながらにして、様々な活動をしている人たちと繋がってともだちの輪を広げることができないか考え、×∞座談会というイベントをオンラインで開催することにしました。様々な分野で自分の思い描く理想の社会の実現を目指して活動をしている人たちの話を聞いて、参加者の皆さんにご意見やご感想をいただきながら、その理想的な社会について考えるという趣旨のイベントです。

×∞座談会で体験できる、自分の知らない価値観との出会いやそれを理解しようと試みることは、これまでマレーシア人と行ってきた異文化理解と通じるものがあります。

このオンラインイベントは2020年5月から月に一回、これまで計3回開催しました。

4回目はマレーシア人と日本人のコラボレーションによる楽しいイベントを企画しています。ご支援くださった皆様にはこのイベントに是非参加していただきたいと考えておりますので、改めて参加方法をご連絡させていただきます。こちらは8月開催を予定しています。

 

③スタディツアー計画

世界中で起きているこの困難な状況を共に乗り越えるためには、となりの人を知ろうとし、思いやる行動が不可欠です。そのためには、「福島の今」に至るまでの人々の苦悩や努力から学ぶことがたくさんあります。私たちが映画を撮影したいと思った原点、「福島の方の経験から学びたい」という想いがますます意味を増してきた社会状況だともいえます。

そこで、マレーシア人をはじめ、世界中、日本中の方々が、福島県内の様々な場所で地元の方たちと関わりながら学びを深められる機会を得やすくするためにスタディツアーを検討しています。

これは、将来的に映画撮影に来たマレーシア人が、地元の方との触れ合いや学びの機会がより増えるように土台作りをしている段階でもあります。映画で発信する内容が、様々な人の立場や意見も感じとれるようにするために、映画撮影に関わる人たち自身も福島についての想いを深められるようなスタディツアーにしたいと考えています。

 

さて、クラウドファンディングで得たもっとも大きな宝は、皆さまとつながることができたことです。応援してくださっている方がこんなにたくさんいらっしゃるのだという実感に背中を押され、この活動を誠心誠意やり遂げようと想いを強くしました。

 

上記のような活動にご意見やアドバイスがございましたら是非お寄せください。

イベントのご参加も心よりお待ちお申し上げます。

 

皆さまの健康を心よりご祈念申し上げます。

 

 

ともだち・カワン・コミュニティ

代表　中鉢典子

 

↓支援者の皆さまに発送準備中のパンフレットの表紙