
支援総額
目標金額 800,000円
- 支援者
- 77人
- 募集終了日
- 2020年2月28日

「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!

#地域文化
- 総計
- 418人

夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい

#医療・福祉
- 総計
- 175人

『もうひとつの世界一の映画館』を出版して、港座の魅力を伝えたい!

#地域文化
- 現在
- 600,000円
- 支援者
- 58人
- 残り
- 5日

難病アーティストが作る「花押アート」を美術の学術書に残したい

#地域文化
- 現在
- 362,000円
- 支援者
- 14人
- 残り
- 8日

古文書を素人でも読めるようになる運動です

#地域文化
- 現在
- 5,940円
- 支援者
- 1人
- 残り
- 27日

ドッグレスキューハグサポーター『桜を咲かせ隊』募集中!

#動物
- 総計
- 50人

日本ワインの未来を救え!世界基準の「ワイン苗木」原木園を設立へ

#地域文化
- 現在
- 6,994,000円
- 支援者
- 229人
- 残り
- 52日
プロジェクト本文
終了報告を読む
戦争、大空襲、戦後の東京復興を生き延びた父「鈴木一郎」の体験をカタチに。
はじめまして、塚田国恵と申します。私は長野県松本市で、ハンドメイド関係の事業をしている32歳で、小学生の男の子がひとりいます。
私が生まれる前から、両親は飲食店を営んでいたので、物心がつく頃から、働く両親を間近で見ながら育ちました。商売というものを身近で見て、吸収してきた私は、いつしか自然と、両親と同じく自営の道を選びました。
今回のプロジェクトで主役となってもらうのは、82歳になる私の父、鈴木一郎です。父は洋食も和食もこなす、まさに職人気質のガンコな料理人。そして経営者として店を開いてきました。お酒もタバコも大好きで、職場で怒鳴る父に、周りはいつも遠巻き状態でした。私は、父が49歳のときにやっと生まれた子どもだったため、周りには怒っていても、私には甘かったのを覚えています。
それでも、思春期の頃は、頑固でこだわりの強い父のことが嫌いでした。でも、体調が悪く学校に行けず、2年間不登校だった私に「行かなくてもいいんじゃないか」という姿勢で静かに見守ってくれました。今思えばあのとき、無理にでも行かせるのではなく見守ってくれたことを本当にありがたく思っています。思春期の頃、冷たく当たってしまったこと、申し訳なく思っています。
そんな私は、結婚後子どもが生まれてすぐ離婚し、シングルマザーとなり、親にもたくさん心配をかけてきました。今はありがたいことにご縁に恵まれ再婚しました。再婚を考え、新しく家族として頑張っていこう!というとき、私の中にも不安もありましたが、父は心から応援してくれました。長年生きてきて人を見る目が厳しい父が後押ししてくれたことは、心強く、前に進むことができたと思っています。家族が絶体絶命の大ピンチのときは、いつだってどーんと受け取り、導いてくれるのです。
そんな父も今年で82歳。胃の全摘出をはじめ、大病と手術を繰り返し、すっかり痩せてしまい、父の身体がとても心配な毎日です。
そこで今回、父の生きてきた時代と貴重な経験を多くの人に知っていただきたいと思い、電子書籍として後世に伝えることを考えています。
父は晩酌の度に、若かった頃の話をよく語ってくれました。7歳ときに東京大空襲を体験し、危機一髪で生き延びたことや、東京の下町の、貧しくても人情味あふれるハチャメチャな様子、戦後は焼け野原で、ビルひとつなかった新宿、その新宿にビルができ始めた頃の話。空襲で焼け出された死体だらけの隅田川や公園や、隅田川は、昔はそれはキレイで魚がいっぱいいたこと、小学校の担任の先生と一緒に釣りに行った話も話してくれました。
私など想像もできないような現実が、そこにはあったのです。そして、現代の私たちが失いかけている何かが、父の中には生きているのです。
私はこの話を、自分だけのものにしておいてはいけないと感じています。大都会になる前の東京や、そんな中で生きていた人々の姿、彼らが大切にしてきたこと、守ってきたのはなんだったのか、「電子書籍」というカタチにして残し、たくさんの方に読んでほしいのです。
ただの自伝ではなく、父の中に記憶されている東京のありのままの姿を、多くの方へ届けたい。そして、戦争は決して繰り返してはいけないというのはなぜなのか、父と共に語り伝えていけたらと思っています。どうかあたたかいご支援のほど、よろしくお願いいたします。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:After_Bombing_of_Tokyo_on_March_1945_19450310.jpg
(著作権失効されている写真のため、パブリックドメインですが、念のため元データを掲載いたします。)
父の話をカタチにするなら今しかない!「永遠の0」を見て以来、6年間描いてきた夢が、出版社のゆみさんとの出会いで加速しました!
いつから「父の話を本にしたい」と思い始めたのかと記憶をたどると、きっかけは山崎貴監督の映画作品でした。数多くのヒット作を手掛ける山崎貴監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」で有名ですが、両親と共に映画館で観て、気持ちがほっこりと緩んだのを覚えています。
山崎貴監督は同じ長野県松本市出身ということもあり、両親の経営する飲食店にも何度か来てくださいました。私自身はお会いすることは叶いませんでしたが、両親はそれは喜んでいました。
(なお、このプロジェクトの件で山崎貴監督にメッセージをお送りしたところ、映画名・監督のお名前をページへ掲載することについて、快く承諾していただけました。本当にありがとうございます!)
父は前述のとおり、職人気質の江戸っ子(江東区深川の生まれ)で短気なので、日本の映画よりも、洋画の方が展開が早くて好きなようで、邦画は話が長くて嫌だとよく言っています。それが、「ALWAYS 三丁目の夕日」に誘ったときは、拒否せずに、観に行っても良いと言ったのです。むしろ、観たい様子でした。
そして珍しく、家族3人で観に行きました。昔の東京の街並みやセットが、リアルに懐かしかったようで、「ここはこうだった! ああそうだ!」と静かな映画館で興奮気味に耳元に囁いてきた父に、ちょっと困ったのを覚えています。
鑑賞後、父も涙を浮かべていたようでした。父は、このころの東京も、そのもっと昔の東京も見てきたんだなと感じ、この映画のように、父の話も後世に残すことができたら素敵だと思ったのです。
同じく山崎貴監督の「永遠の0」は、零戦の特攻隊のストーリーですが、当時、まだ小さかった息子と共に、ハマってしまいました。私は暴力的で怖いシーンが苦手なので、戦争映画はまず観ないのですが、「永遠の0」は、映像の美しさと、ストーリー展開が自然で、抵抗なく観ることができました。胸を打つシーン感動のシーンが多く、最後には必ず涙する作品ではないでしょうか。
この映画は、特攻で亡くなったおじいさんのことを、その孫が人に聞いたり、調べて、明らかにしていくストーリー展開なので、この映画を観てからというもの、私は「自分のルーツ」をよく考えるようになりました。そして、私のおじいさんのルーツだと思われる福島県いわき市を訪れ、ルーツを知ることで、自分の根底にある力強さを知ることができるような気がしたのです。
「父の経験は貴重なものだ。自分のルーツとして、大切にしていきたい」
そう思いながらも日々の生活でいっぱいで、時はどんどん過ぎて行きました。父も大病を患い、前より体調の悪いときも増えてきました。唯一、当時のことを知っている父のお姉さんも亡くなってしまいました。
そんなとき、Facebookをきっかけに、電子書籍を手掛ける「ことのは出版」の杉本ゆみさんと出逢いました。別のことで記事に目をとめたゆみさんが「国恵さんの体験を本にしてみない?」と言ってくださったときに、「私よりもまず、父の本を作りたいんです!」と答え、この挑戦がはじまりました。
父の貴重な体験談を、後世にしっかりと伝えられる電子書籍に。
今回の挑戦では、ご支援をいただいたご支援金をもとに、東京の「ことのは出版」の杉本ゆみさんに経験談の聞き書きをお願いし、体調の都合上、東京に父が行くことができないので、松本市まで杉本さんに来ていただき、インタビューを行っていただきます。
※(参考)ことのは出版紹介ページ:https://peraichi.com/landing_pages/view/ktnh2020
インタビューは2〜3回を予定しており、その交通費や宿泊費もプロジェクトの費用と考えています。インタビュー終了後は、原稿をまとめていただいて、表紙のデザイン、タイトルを決め、アマゾンで出版とします。
タイトルはまだ未定ですが、父の名前が「鈴木一郎」という偽名のような!?本名ですのでその名前をタイトルに入れたいと思っています。子どもの頃から「いっちゃん」と呼ばれている父ですので、タイトルに「いっちゃん」というワードをいれたいと思っております。
内容は、父の実際に体験したエピソードを集め、「本当に!?」「えっ!!」と驚きでどんどん読み進めることができ、若かった父が、人生の道を踏み外しそうになっても、人の人情や愛で自分の進むべき道にたどり着き、ここまで生きてきた、最後はほっこり「人生、どんなことがあっても大丈夫かも!?」と思えるようなイメージで考えています。
大空襲や戦争の話もありますが、いわゆる戦争体験記や戦争をしてはいけない!と訴える本ではありません。子どもたちにとっては波乱万丈な冒険記として、大人にとっては新しさや懐かしさを感じるストーリーとして。読んでくださった人に何か感じ取ってもらえる、プラスになる本にしたいです。
■詳細(予定)
・タイトル:(仮)いっちゃん
・製作物 :A5サイズ電子書籍・書籍
・出版完了予定日:2020年6月30日
・著者:鈴木一郎,鈴木国恵
・発行部数:200冊
・その他 :電子書籍(Amazon)POD出版(Amazon)で継続して発行を行う
アマゾンでの電子書籍出版費用・POD(電子書籍を製本し届けるサービス)の出版費用も、プロジェクトの費用で考えています。
<プロジェクトでご支援いただきたい費用内訳>
*電子書籍出版費用
*POD出版費用
*ライティング費用
*表紙デザイン費用
*杉本ゆみさんの交通費、宿泊費
*インタビューの際の杉本ゆみさん分食費
*200冊製本費用
*今後、寄贈も考えています
「昔はよかった」、「今の方がいい」ではなく、「昔」も「今」も変わらないもの…。
今回の本作りをスタートするにあたり、父の話を聞く機会が多くなりました。本のことを話すと、父は喜んで、記憶を蘇らせて語ってくれます。
しかし、父は話をしながらたまに、「こんな話に興味を持ってくれる人がいるのだろうか」と言うことがあるのです。父のこのセリフを聞いたことが、クラウドファンディングに挑戦するきっかけの1つです。
私や家族だけではなくて、たくさんの方が父の話に興味を持ってくれているよ、後世に残すべき大切な話、経験なんだよ!と父に伝えたいのです。たくさんの方の想いとともに、このプロジェクトを進めたいと思っています。たくさんの応援を受けて、父はまた喜んでエピソードを語ってくれるでしょう。
昔の話や戦争の話を語るとき、「今の人は恵まれてていい」「食べるものがあるだけ幸せだ」そういうセリフを聞いたことありませんか?昔と今は違うのだから、比べても意味がないと思ってしまうので、私は今回の書籍では、そういう本にしたくはないのです。
父の話を、ライター杉本ゆみさんやみんなでインタビューしたとき、父の話を聞いたゆみさんが「愛がある」と言ってくださいました。その父の話の特徴にもあるように、比べるのではなくて、昔の経験談から学び、得られる、そんな本にしたいと思っています。
大空襲でやけどしても生き延び、トラックと正面衝突し大出血しても生き延び、何度も何度も手術しても生き延びた。鉄橋から隅田川へ飛び降りたり、新宿で悪い人たちとケンカをして血を流したり。嘘みたいな本当の人生を歩んできた父。私も娘ながら、その父親の根底に流れる熱いものにもっともっと触れたくなりました。
このプロジェクト自体を知っていただくことで、皆さんのご両親、おじいさん、おばあさん、ご先祖様、皆さんのルーツなど、改めて昔の話を聞いてみたり、見つめ直す機会としていただけたら幸いです。
今回プロジェクトが成功し、書籍が完成したら、父が大空襲を経験した年齢と同じ、小学生くらいの子どもたちにも、この本を読んでいただきたいと思っています。
知り合いの教員されている方に、プロジェクトを話したところ、「社会の授業で使いたい」ともおっしゃってくださいました。社会の授業で、今の時代と昔の時代を学ぶ単元があるそうで、その授業の中で使っていただけたら、子どもたちにとっても良い資料になるのではないか、とご提案をくださいました。
父がしてきた、びっくりするような本当の経験、曲がりくねった人生の道のりを精一杯生きてきた姿、それが今の子どもたちの心に、少しでも残るようなら、どんなに嬉しいことでしょう!今回の挑戦は、そのための第一歩となります。どうか温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。
本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
■酒類販売管理者標識
販売場の名称:山﨑精一商店
所在地:長野県松本市元町1-8-17
酒類販売管理者の氏名:山﨑種壱
酒類販売管理者研修受講年月日:平成30年7月4日
次回研修の受講期限:平成33年7月3日
研修実施団体名:中信小売酒販売組合
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プロフィール
長野県松本市在住。自営業を営みながら小学生の息子を育てています。 日々の息抜きは、カフェでゆっくりコーヒーを飲むこと。 波乱万丈の人生を生きてきた父の経験を本にしたい!とず〜っと前から思っていて ついに動き出しました。プロジェクト頑張ります^^
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リターン
5,000円

お気持ちコース
*完成した本1冊(製本されたもの)
*サンクスレター
- 申込数
- 39
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年6月
10,000円

書籍完成応援コース
*完成した本1冊(製本されたもの)
*サンクスレター
*完成した本に「スペシャルサンクス」としましてお名前またはご法人名を記載させていただきます。
※ ニックネームも可能です。
※スペシャルサンクスの掲載は電子書籍ではない、印刷された書籍のみとなる場合があります。
いただいたご支援を、目一杯プロジェクトに使わせていただくコースです。リターンが不要な方向けのコースとして用意させていただきました。
- 申込数
- 14
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年6月
5,000円

お気持ちコース
*完成した本1冊(製本されたもの)
*サンクスレター
- 申込数
- 39
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年6月
10,000円

書籍完成応援コース
*完成した本1冊(製本されたもの)
*サンクスレター
*完成した本に「スペシャルサンクス」としましてお名前またはご法人名を記載させていただきます。
※ ニックネームも可能です。
※スペシャルサンクスの掲載は電子書籍ではない、印刷された書籍のみとなる場合があります。
いただいたご支援を、目一杯プロジェクトに使わせていただくコースです。リターンが不要な方向けのコースとして用意させていただきました。
- 申込数
- 14
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長野県松本市在住。自営業を営みながら小学生の息子を育てています。 日々の息抜きは、カフェでゆっくりコーヒーを飲むこと。 波乱万丈の人生を生きてきた父の経験を本にしたい!とず〜っと前から思っていて ついに動き出しました。プロジェクト頑張ります^^