制作秘話 vol.1

 

 

今回の本公演のメインテーマである

「きみのこえ」は、実在する女の子の事を歌ったもの。

 


今回の舞台は、彼女と一緒に
ゆめはっとで歌う瞬間だけを
イメージして創りました。

 

夢さんに脚本を書いてもらう時には
最後の歌のシーンが私の頭の中には
くっきり描かれていました。

 

だけど、想いが強すぎて
メロディに歌詞がなかなか載らなかった。

 

 

昨年末には「きみのこえ」を完成させて
みんなに渡して年を越したかったので
自分で決めたリミットの12月20日辺りを目指してレコーディングするスケジュールを組みました。

 

けれど、歌詞がのらなかった。

 

 

ある日私は、
いま世界中で一番優しい気持ちになれる場所に行き、
眠り、無音の中で
この歌詞を書きました。

 

 

声が聞こえる
君の声が
すこしはにかむ
優しいトーン

 

遠くても
きみの温もりが
ぼくを温める

 

 

 

この歌は、劇上でアレンジを変えて3度登場しました。

 

1度めは、ダンスを楽しむ人々の暮らす「ダンスランド」で。

ゆめはっとの会場にいらっしゃったお客様みんなと

両手を挙げて踊りました。

 

2度めは、ロメオとのコラボレーション「エリアフクシマ」で。

空き缶や、空きペットボトルなどの、廃材を楽器にして

「これはゴミなんかじゃない。想いを込めてリズムを鳴らせば

みんなで一つの音になるんだ」

というように、会場中のみなさんとリズムを刻みました。

そのリズムに合わせて、ロメオダンサーたちが踊ったシーンは

とても素敵なシーンになりました。

 

 

そして、最後に、この歌を

イケメンロッカーの「ヒロト」と

いじめられていた男子「アスマ」が

心の底から歌い、

心の傷ついた「ゆうな」を救うシーン。

 

「ここで歌いな!」と、

胸に拳をあてて、「リナ」は言いました

「きっと、伝わるはずだよ」

リナの言葉は、そのまま、私の言葉でもあります。

 

 

心で歌う。

 

そして、伝わる。

 

 

最後、会場全員で歌った

「きみのこえ」は、

きっと、この歌を届けたかった彼女にも、届いたはず。

 

私は、大きなホールの天井を見ながら

ピアノを弾きました。

 

その時の私の心は、晴れ晴れとしていて、

とても嬉しい気持ちでした。

 

 

 

 

こうして、「きみのこえ」は、

トモプロ史上、
1,2位を争う
love songになりました。